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#538 子ども・教材・自分の哲学を尊重する

教師は3つのことを尊重しなければならない。

まずは何と言っても、「子どもたち一人ひとりの尊厳」である。

子ども一人ひとりの存在を人間として尊重し、接していくことが肝心だ。

子どもは教師の道具ではない。

子どもにも人権はある。

教師の思い通りに子どもを動かすのではなく、子どもを尊重し、共に考え、伴走していく姿勢が必要である。

また、「教材のもつ可能性・発展性」を尊重することも大切だ。

いつも「子どものことばかり」考えていては、質の高い授業をつくることはできない。

教材研究に励み、その教材の良さをフル活用できるような授業づくりをしていくことが求められる。

最後に、「教師自身の哲学」を尊重することも大切だ。

いつも、子どもや教材に振り回されていてはいけない。

教師自身の揺るがない哲学をもつことで、その芯に沿った教育を展開していくことができる。

なので、ハウツーに走ることなく、哲学・観をアップデートし続けることが求められる。

このように教師は、「子ども」「教材」「自身の哲学」をそれぞれ尊重する姿勢が必要である。

そしてこの3つを共存させることは、矛盾関係を生むので、相当難しいことである。

どこか1つや2つに偏ることが多い。

しかし、この3つをバランスよく共存できる教師が、「真の教師」ではないだろうか。

子どもも、教材も、自分自身も大切にできる、バランス感覚のある教師になっていきたい。

では。

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