眼鏡先生

・現在、公立小学校の教員 ・妻と長女、二女の四人家族 ・好きなもの:カレーライス、野球…

眼鏡先生

・現在、公立小学校の教員 ・妻と長女、二女の四人家族 ・好きなもの:カレーライス、野球 ・専門分野:英語教育

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#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

この記事を書こうと思うきっかけとなったのは、以下の記事である。 これらの記事でも述べた通り、現在「オーセンティックな学習」か「自己学習」か『学び合い』のどれを志向していけばよいのか迷走しているからである。 特に、「個別最適な学び」の系譜である「自己学習」と、「協働的な学び」の系譜である「オーセンティックな学習」のどちらを重視すればよいのか迷っている。 「自己学習」の重要性も、「オーセンティックな学習」の重要性もどちらも理解している。 だからこそ、自分の思考が「振り子」

    • #1848 真面目にやっている子どもが一番えらい

      教室の中で一番えらいのは、「真面目にやっている子どもたち」である。 これが本質である。 この「真面目にやっている子どもたち」が悪になったり、損をしたりする教室にしてはいけない。 この層こそが「正義」であり、教室の秩序を保ってくれているのだ。 よって、教室の空気をかき乱すような「やんちゃくん」に振り回されてはいけない。 そのような「やんちゃくん」だけが注目される教室にしてはいけない。 「やんちゃくん」のせいで、授業が成立しなかったり、お楽しみ会がめちゃくちゃになった

      • #1847 特別支援教育の知見を標準装備する~十人十色の学習~

        近年の学校教育は、従来までの「画一的な一斉授業」を打破するために、様々な教育手法が打ち出されている。 『学び合い』、けテぶれ、自己調整学習、自由進度学習、協同学習などなど・・・。 しかし、教室の管理者である担任教師が、上記のような「画一的な一斉授業」に代替する新しい教育手法を1つ規定することは、結果的に「画一的な教育手法」を子供たちに強制する構図となる。 つまり、従来までの構図となんら変わりないのである。 これでは、教師が1つに規定したその教育手法に「合わない子供」を

        • #1846 ワーキングメモリに配慮した指導・支援

          今回は、河村暁氏の『教室の中のワーキングメモリ』からの学びを整理する。 ・ワーキングメモリの種類 ➀言語領域(言葉) ②視空間領域(イメージ) ・ワーキングメモリの機能 ➀保持 ②処理+保持 ・ワーキングメモリ(≒短期記憶)は、長期記憶に関係する。 ・実行機能 ➀抑制 ②シフティング ③更新 ・ワーキングメモリを生かした支援アプローチ (1)短所補償  ①最適化(減らす) ②代替化(ツール活用) (2)長所活用 ・領域ゼネラルな支援 (1)長期記憶の活用  ①経験

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        #1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

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        記事

          #1845 行動分析学による子育て

          今回は、奥田健次氏の『世界に1つだけの子育ての教科書』からの学びを整理する。 ・自分の力で環境を変えられないことが続くと、学習性無力感になる。 ・「ストレス」自体が悪なのではなく、それが対処不可能な状況の繰り返しが悪である。 ・暴力、暴言に対しては、その場しのぎの解決(従属・取引)をしない。子どもの言った言葉にいちいちつき合わない。 ・暴力、暴言に対しては、「タイムアウト法(隔離)」をする。  ※「脅し」ではなく、「やりたければどうぞマインド」で。 ・学習を促進する

          #1845 行動分析学による子育て

          #1844 知的生産のためのノート術はじめます

          この夏休みより、知的生産のための1冊ノート術を始めようと思う。 参考書籍は、奥野宣之氏の『情報は1冊のノートにまとめなさい』である。 以下に、1冊ノート術のポイントを整理する。 ・ノート術のルール ➀一元化:分類しない ②時系列:日付を入れる ③索引化:目次、フラッグ、小口塗り ・よくメモすることは記号化する ➀読書→R ②ネタ→ネ ③アイデア→ア など ・「主観(自分の思い)」と「客観(事実や他者の意見)」を分けて書く。 ・タイトルをつける。 ・加筆できるよう

          #1844 知的生産のためのノート術はじめます

          #1843 叱る依存

          今回は、村中直人氏の著書『「叱れば人は育つ」は幻想』からの学びを整理する。 ・人はネガティブ感情に陥ったとき、脳の奥底の偏桃体における「防御システム」が活性化し、闘争・逃走反応を示す。※動物的な反射  →脳の前頭前野の活動が押し下げられ、思考停止に陥る。何も学ばない。  →同じことを繰り返す。 ・叱る:叱られる人のネガティブ感情による反応を利用することで、相手を思い通りにコントロールしようとする行為 ・人は「自分の苦しみを和らげてくれるもの」に依存する。  →脳内のドー

          #1843 叱る依存

          #1842 感情ではなく利益に注目する

          日本の学校教育は、「感情」「気持ち」を重視しがちである。 ケンカやトラブルが起きると、 「相手の気持ちを考えよう」 「もっと優しい言葉で言おう」 などと指導する。 しかし、そのような「感情」「気持ち」というのは曖昧なものである。 大人だってその実体を正確に捉えることはできない。 そして、それを適切にコントロールすることはもっとできない。 それなのに、日本の教師は平気で 「相手の気持ち・・・」 「もっと優しく・・・」 と口にする。 そんな指導をしても無意味なのである

          #1842 感情ではなく利益に注目する

          #1841 ここに45分間座って、これをし続けなさい

          「ここに45分間座って、これをし続けなさい。」 私たち教師は、これを毎日子どもたちに強いている。 自分が昔、受けてきた教育も、まさにそんなものだった。 なので、何の違和感も抱かずに、上記のような苦行を子どもたちに強制できる。 自分で学びを欲し、研修会や講座に参加する構図とは違う。 それならば、1時間や2時間だって、学んでいられる。 しかし、子どもたちは自分で学びを欲していない。 なぜ学校に通わなければいけないのか、なぜ勉強しなければならないのか分かっていない。

          #1841 ここに45分間座って、これをし続けなさい

          #1840 ワークライフバランスor理想の教育

          私は過去に以下のような記事を書いた。 これらの記事でも述べているように、私たち教師に「終わり」「ゴール」は存在しない。 どんなに学んでも、どんなに経験を積んでも、「満たされない」日々が続くのである。 さらに、私たち「日本人」は真面目な種族である。 ましてや「教師」という生き物は、「日本人」という括りの中でもさらに突出して「真面目」な種族である。 そんな「日本人」であり「教師」である私たちは、真面目にコツコツと精進し続け、理想の授業・理想の学級経営を追い求めるのである

          #1840 ワークライフバランスor理想の教育

          #1839 脳は倉庫ではなく工場である

          外山滋比古氏の『思考の整理学』は名著中の名著である。 今の学校教育は、自力で飛ぶことができる「飛行機人間」ではなく、自力で飛ぶことができない「グライダー人間」を大量生産していると看破している。 子どもたちには「教科書」が与えられ、その内容に沿って、教師の力により強制的に勉強をさせられる。 そんな受け身の勉強ばかりをしていたら、「グライダー人間」になってしまうのも無理はないだろう。 学校教育がこのような「グライダー人間を量産する」構図になっているのは、「脳は倉庫である」

          #1839 脳は倉庫ではなく工場である

          #1838 反抗する子ども、不貞腐れる子ども、怒りやすい子ども

          最近の子どもはなぜキレるのか? いや「最近」ではないだろう。 そもそも「子ども」という生き物は、なぜすぐキレるのか? それは「感情のコントロール」を司る大脳がまだ成長過程にあるからだ。 それが成長とともに発達することで、だんだんとコントロールができるようになっていく。 なので、子どもを短期的に「すぐに変えよう」としないことがポイントだ。 長期的な視点で子どもを見ていくことが必要なのである。 そして、反抗する子ども、不貞腐れる子ども、怒りやすい子どもにしてはいけな

          #1838 反抗する子ども、不貞腐れる子ども、怒りやすい子ども

          #1837 有意識有能から無意識有能へ

          今回の記事は、以下の過去記事に関連している。 これらの記事で述べた通り、人間の学びは ①無意識無能:できないことを意識していない状態 ②有意識無能:できないことを意識している状態 ③有意識有能:意識しないとできない、意識すればできる状態 ④無意識有能:意識せずにできる状態 の4ステップを経ていく。 今回は、③→④の部分に焦点を当てていく。 学校教育における毎回の授業では、➀→②→③の流れで終わることが多い。 その際は、ここ最近の記事でも述べている通り、「オーセンティッ

          #1837 有意識有能から無意識有能へ

          #1836 オーセンティックな評価

          今回は、石井英真教授の「オーセンティックな評価」について記事をまとめていく。 オーセンティックな評価の台頭 まず、「オーセンティックな評価」はどのように生まれてきたのか? 1980年代半ば、アメリカでは、「標準テスト」「客観テスト」が導入されることになる。 ここで2つの批判がなされる。 まず、批判の一つ目が、「自分たちが教室で行っている学びの成果を、教室の“外側”でつくられた客観テストで測られるのは納得がいかない」というものだ。 そして、批判の二つ目は、「教室の中

          #1836 オーセンティックな評価

          #1835 インプットとアウトプットはトレードオフ~お前は何者だ?~

          私はこれまで「インプット」を重視しすぎてきた。 自分の外側に「正解」を求め、他者が導き出した答えを吸収することに終始してきた。 自分の「軸」が明確に定まっていないから、不安感に苛まれて、教育書をむさぼるように読み漁ってきた。 そして、「時代に取り残されないように」「流行についていけるように」というプレッシャーに襲われ、インプットを続けてきたのである。 しかし、インプットばかりをしていれば、当然、「アウトプット」はできなくなる。 インプットとアウトプットは両立しえない

          #1835 インプットとアウトプットはトレードオフ~お前は何者だ?~

          #1834 pM集団

          集団には「P要素」と「M要素」がある。 Pとは、目標達成機能のことを言う。 Mとは、集団維持機能のことを言う。 P要素ばかりを追い求めてしまうと、多様性が尊重されず、目標達成への「足手まとい」になる子どもの居場所がなくなってしまう。 逆に、M要素ばかりを重視してしまうと、「ぬるま湯」「コンフォートゾーン」に居続けることになり、集団や個の成長が阻害されてしまう。 なので、大切なのは、両者をどちらも重視することである。 特に、M要素を重要視することが求めら

          #1834 pM集団