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#1838 反抗する子ども、不貞腐れる子ども、怒りやすい子ども

最近の子どもはなぜキレるのか?

いや「最近」ではないだろう。

そもそも「子ども」という生き物は、なぜすぐキレるのか?

それは「感情のコントロール」を司る大脳がまだ成長過程にあるからだ。

それが成長とともに発達することで、だんだんとコントロールができるようになっていく。

なので、子どもを短期的に「すぐに変えよう」としないことがポイントだ。

長期的な視点で子どもを見ていくことが必要なのである。

そして、反抗する子ども、不貞腐れる子ども、怒りやすい子どもにしてはいけない対応がある。

それは
・一方的に叱ること
・頭ごなしに叱ること
・叱って言い負かすこと
・正論をぶつけること
・長時間、叱り続けること
・教師(大人)の枠に無理やり当てはめようとすること
などである。

これは一見正しいように思える。

なぜなら、教師や大人からすれば「私は正しい」「私は間違っていない」と思えるからだ。

しかし、子どもの側からすると、正論をぶつけられ「分かっている」と思っても「不満」が残ってしまうのだ。

そして、教師や大人に言い負かされることで、「負けた」という構図となり、ストレスだけが残ることになる。

これでは、なにも「学習」したことにはならない。

行動は改善されず、同じことをただ繰り返すだけとなるだろう。

これが繰り返されれば、教師(大人)を嫌ってしまうようになる。

関係性がどんどん悪化することになるのだ。

そこで求めらめることは、「子どもと対話をすること」「子どもの話を聞くこと」となる。

まずはお互いに心を落ち着かせることが必要だ。

教師(大人)側が心を冷静に保つ。

そして、子どもが落ち着くのを待つ。

その後に、
「どうしたの?」
「どうしたいの?」
「どうすればいい?」
と話をふるのである。

子ども側の思いに耳を傾けるのである。

こうして、互いが冷静な態度で対話をすることで、解決策を話し合っていけばよいのだ。

その他にも、上記のような子どもに対応するときのポイントがある。

・他人事メソッド:関係のありそうな他人の教訓を伝え、最後に「キミには関係ないけどね…」と付け加える。

・支援カードや合言葉の活用:怒りそうになったとき、怒ってしまったときに対応できる目印となるようなカードを提示したり、クールダウンするような合言葉を言ったりする。

・不適切行動は無視し、適切な行動に注目する:不適切行動に過度に反応して叱りつけるのではなく、適切な行動を見せたときに、すかさずほめるようにする。

このようなポイントを踏まえて、反抗する子ども、不貞腐れる子ども、怒りやすい子どもに対応するようにしていきたい。

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