#1835 インプットとアウトプットはトレードオフ~お前は何者だ?~
私はこれまで「インプット」を重視しすぎてきた。
自分の外側に「正解」を求め、他者が導き出した答えを吸収することに終始してきた。
自分の「軸」が明確に定まっていないから、不安感に苛まれて、教育書をむさぼるように読み漁ってきた。
そして、「時代に取り残されないように」「流行についていけるように」というプレッシャーに襲われ、インプットを続けてきたのである。
しかし、インプットばかりをしていれば、当然、「アウトプット」はできなくなる。
インプットとアウトプットは両立しえない。
つまり、両者は「トレードオフ」の関係にある。
インプットに時間を割いていれば、その間はアウトプットを行うことは不可能である。
この構造を度外視し、インプットばかりをしていたらどうなるだろうか?
いつまで経っても「他人の人生」を生きることになるだろう。
「お前は何者だ?」状態である。
他人が書いた教育書や論文を読むことで、「他人の視点」をある程度手に入れることはできるが、それはあくまで「他人様の実践」である。
そんなことを続けていても、確固とした「自己」を形成することはできない。
裏を返せば、アウトプットの継続が「自己」を形成すると言えるだろう。
アウトプットをし続けることで、一つ一つの発信のタネが集まっていき、やがて「総」になる。
それが「自己」の軸になっていくのだ。
自分の意見(アウトプット)の束が「人格」を創るのである。
過去の記事で述べた通りだ。
なので、いつまでもいつまでもインプットをしている場合ではない。
もう「確固たる自己」「人格」を形成するミドルリーダーの時期である。
他人の人生に囚われることから解放され、自分の世界を生きることを大切にする。
そのために、自分だけにしかできないアウトプットを続けるのである。
これまでインプットしてきた時間を、アウトプットをする時間に回すのである。
幸い、私にはこの「note」というブログサービスがある。
この場を借りれば、自分のアウトプットで「他者のため」にもなり、貢献感が維持できる。
アウトプットの価値を自覚し、発信し続けることができる。
もちろん、少々の情報収集は必要だろう。
なので、読書をやめるわけではない。
しかし、そのようなインプットの量を減らしていき、アウトプットの量を増やしていくようにする。
これまで吸収してきた分、自分の中からたくさんの要素をアウトプットしていくのだ。
私はこれから「アウトプット」を重視するようにしていき、自分の「軸」を定めていきたい。
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