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#1834 pM集団

集団には「P要素」と「M要素」がある。
 
Pとは、目標達成機能のことを言う。
 
Mとは、集団維持機能のことを言う。
 
P要素ばかりを追い求めてしまうと、多様性が尊重されず、目標達成への「足手まとい」になる子どもの居場所がなくなってしまう。
 
逆に、M要素ばかりを重視してしまうと、「ぬるま湯」「コンフォートゾーン」に居続けることになり、集団や個の成長が阻害されてしまう。
 
なので、大切なのは、両者をどちらも重視することである。
 
特に、M要素を重要視することが求められる。
 
学校教育というものは、会社のように「利益・利潤」を追求する組織ではない。
 
そのような組織には、P要素は必要不可欠である。
 
しかし、学校教育では、「多様な子どもたちが共生していくこと」が重要だ。
 
なので、M要素を重視し、集団の関係性を良好にしていくことが求められるのである。
 
そこに、少しのP要素も付随させるようにする。
 
「学級目標の達成に向けて努力する」
「長縄大会でベスト記録を出す」
「スポーツの大会に参加する」などなど。
 
このような少しのP要素と大切なM要素を意識する。
 
これにより、学級は良質な組織集団になっていくのである。

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