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こころとからだのはなし

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#心理学

パニック発作を和らげよう〜②動けなくなる(硬直する)人

パニック発作を和らげよう〜②動けなくなる(硬直する)人

パニック発作を和らげる為に、身体の仕組みを理解しておこうというシリーズを、不定期で更新しております。
パニック時に、身体の震えや息切れ等の反応が起きるのは、脳が生き抜く為に一生懸命働いている証拠だ、と前回の記事『パニック発作を和らげよう〜①養生と防衛本能の自覚』に書きました。

今回は、強い恐怖や不安を感じる「絶体絶命の一大事」に直面した際に、動けなくなる(硬直する)人についてのお話です。

危険

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「コミュ力がない」
この一言こそが、自身に他者を拒否させて上手く回らないようにしている犯人。
その方が脳が楽だから自己暗示を掛けますが、そのネガティブな思い込みはいずれ呪いに変わり、自身を傷付けます。
自分らしく手段・方法を変えること。
他者と関係すること自体を諦めないこと。

光と影

光と影

人は自分自身が光であることを求めます。
「いつも輝かしい自分で居たい。」
「誰かに誇れる自分でありたい。」
「苦手なことは隠したい。」
「上手くやり過ごしたい。」
自ら(みずから)の失敗を許さず、成功ばかりを望み、その完璧なビジョンを描く自分を称賛したがります。
自分の意志で、弱く脆い自身の姿を拒否します。
けれども、光があれば必ず影があります。
影は光がなければ存在しませんが、光もまた、影や闇に

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死にたいという言葉の奥では、生きることを強く願っているし、不調にばかり目を向ける意識の裏には、健康でありたいという強い願いがある。何かに耐えている時、人は、耐えている自分を信じようとしている。不可知な自分という謎と対峙することを迫られるその瞬間、人は自分を愛そうとしている。

上質なシンクロニシティを起こす為に必要なこと①

上質なシンクロニシティを起こす為に必要なこと①

「類は友を呼ぶ」という言葉がある。
「気の合う者や似た者同士は自然と集まるものである」という意味だが、この事象は、心理学的観点でも立証されている。

人は誰しも、自分に相応しい世界(相手、環境)としか出会えない。
愚痴っぽい人は愚痴っぽい人と、肯定的でいつもハッピーな人は明るく輝かしい人と出会う。
人間関係が上手く行っていないと頻繁に嘆く人が、避けても避けてもモヤモヤするタイプの人と出会ってしまう

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『止まない雨はない』に苦しくなる人達が癒やされる為に

『止まない雨はない』に苦しくなる人達が癒やされる為に

『止まない雨はない』と言う慰めの言葉。
この言葉を発した側は、悩める友人を追い込もうとは微塵にも思っていない。
「不安に思わなくても大丈夫」
「だから今はゆっくり休んで」
純粋に、相手が克服し乗り越える力があることを信じている。
若しくは、経験からかただ漠然とかは分からないが、人生とはそういう風に出来ているのだと思っている。しかし、受け止めた側は、「いつ止むかなんてどうでもいい!今がつらいのに!止

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