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animal.city_photo や 日常と写真という名前で活動してます。ただ私にとって有益な記事を書きます。一応高校2年生です。

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記事一覧

新日本海フェリー旅行記

新日本海フェリー、日本海沿岸各地を結ぶフェリーを夜行中心で運航するいわば日本海のオーシャン・ライナーである。世はお盆休み真っ只中、翌日からの北海道遠征を前に、期…

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1か月前
6

うつレンズ作った話

しばらく前に知り合いから電池の液漏れで現像に出せなそうな写ルンですをもらった。期限切れからは長いこと経っていた。もはや写ルンですのリサイクルは成り立たなそうなの…

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3か月前
17

気分屋

久しぶりに文章を書く気力が湧いてきて、今この文章に手をつけている。この前まであんなに更新していたnoteだったが、突然書く気がなくなっていた。そして私は気づけば写真…

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5か月前
2

記録写真を撮るということ

写真界隈の人々には、「ルールにばかりこだわって芸術を見失った界隈はいつか打倒される」と言って、飛行機や鉄道の記録写真に熱を燃やす人々をバカにするような発言をする…

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7か月前
6

雪が降った

東京で雪が降った。最初は落ち着いてただ楽しんでいた東京だが、徐々に本気で積もってくると交通網も崩壊の兆しを見せた。私の最寄り路線(中央線)は高尾から先で倒木のため…

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7か月前
1

EOS5D

EOS5D 2005年9月発売 Canonとしてハイアマチュア向け初のフルサイズデジタル機。欠点はミラー落ち。 私の父は私が産まれる前にこの機材を定価購入し、ライカRマウントのレ…

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8か月前
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ポケットに一味のススメ

昨年の秋頃から私は約1年ぶりにコンデジを手にした。EXEMODE DC539という600万画素の低画素機種である。通学路の中古カメラ屋から500円で救出した。 スナップシューターは…

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8か月前
4

「撮れる」ことと「よく撮れる」こと

「撮れる」 カメラがあれば写真を撮れる。でも、写真を深める人達はその描写にこだわる。そのためにレンズを買ったりカメラを買い換えたりする。描写を極めたければ単焦点…

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8か月前
2

鑑賞の成長

無気力、新年早々の世の乱れに狼狽し、何も無く、何も出来ずに1日を過ごし、何も思いつかないので少しでも有意義に過ごそうと思ってとりあえず写真でも見ることにした。や…

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9か月前
5

謙遜の坂道に乗って

冬休み、学校の講習も終わり、あとは遠征三昧なんて思って、休み明けのテストなんて忘れて布団に寝転がり、「ああ今日は何時から塾だっけか」とか思いながら世にいう無駄な…

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9か月前
4

空気感と解像感

古の写真集を見たり、有名な写真家のフィルム写真をみていると思うことがある。なんでこんなに解像度が低いのに解像していないはずのものが見えるかのように、表現に含まれ…

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9か月前
2

ライブを終えて

私には1年半ぐらい交流があるカメラ仲間がいる。最初はkissMでひっそりと撮っていたようだが、いつの間にか私たちの勧めで6Dllを購入し、ガチ勢に進化していらっしゃる。そ…

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9か月前
11

俺の、僕の、私の。仕事

今日は学校からの依頼で校内のスナップ撮影、前日に知らされたため準備の暇もなく、とりあえずなんでも撮れるように、キャリーにNikonの2室カメラリュックとHAKUBAの小さい…

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9か月前
3

思考・判断・表現

この言葉はよく学生に嫌われる(かくいう私も嫌いな)言葉なわけだが、学習という言葉の意を突いているのかもしれない。どんな時だってこの3プロセスで理論を覚えることがで…

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9か月前
2

芸術表現における写真とは

レンズ沼にハマった、それは始まりに過ぎなかった。スナップに引き込まれ始めて1年がすぎた頃、北村写真機店のジャンクコーナーで拾ったAi-S Nikkor50mm f/1.8は私の視界に…

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10か月前
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新日本海フェリー旅行記

新日本海フェリー旅行記

新日本海フェリー、日本海沿岸各地を結ぶフェリーを夜行中心で運航するいわば日本海のオーシャン・ライナーである。世はお盆休み真っ只中、翌日からの北海道遠征を前に、期待を膨らませながら過ごすこの素晴らしい船旅を、私は書き綴らずには居られない。

旅立ち

私の両親は新潟と札幌の出身で、もちろん学生の分際の私は親に連れて行かれて帰省をするわけだが、札幌への帰省は最近何故か私が一人で行く風潮にある。ならば、

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うつレンズ作った話

うつレンズ作った話

しばらく前に知り合いから電池の液漏れで現像に出せなそうな写ルンですをもらった。期限切れからは長いこと経っていた。もはや写ルンですのリサイクルは成り立たなそうなのでレンズでも摘出して再利用しようかとか言って気づけば半年経っていた。部活が一段落して、5月になり、作ることにした。

フジ純正ではFUJIFILMの浮かし文字が邪魔でできそうになかったのでエツミのキャップを使用して制作、プラ板で高さを調整し

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気分屋

気分屋

久しぶりに文章を書く気力が湧いてきて、今この文章に手をつけている。この前まであんなに更新していたnoteだったが、突然書く気がなくなっていた。そして私は気づけば写真への思考を一時的に閉ざしていた。理由は環境の変化だろうか。ついに高校2年になって、中学から4年間居た部活も最後の半年になった。そろそろ受験勉強をしなければいけないという重圧と、部活を両立させて、素晴らしい部活を後輩たちに残して、託してい

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記録写真を撮るということ

記録写真を撮るということ

写真界隈の人々には、「ルールにばかりこだわって芸術を見失った界隈はいつか打倒される」と言って、飛行機や鉄道の記録写真に熱を燃やす人々をバカにするような発言をする人もいる。しかしその人々もまた、「芸術」という括りに縛られているに過ぎないのかもしれない。私はスナップ写真を始めるまで、趣味は鉄道一筋で13年ぐらいはやっていたと思う。そして今でもたまに鉄道撮影に行く。最近は風景を絡めるのも好きになったので

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雪が降った

雪が降った

東京で雪が降った。最初は落ち着いてただ楽しんでいた東京だが、徐々に本気で積もってくると交通網も崩壊の兆しを見せた。私の最寄り路線(中央線)は高尾から先で倒木のため運転見合わせ。知り合いの高尾以西民は友人宅に宿泊したようだった。翌日にも影響は続き、今これを執筆している時点で最大18時間の遅れをもって運転している。
今年私は雪を求めて2度遠征していた。しかし暖冬の猛威は凄まじく、あまり良い雪を撮ること

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EOS5D

EOS5D

EOS5D 2005年9月発売
Canonとしてハイアマチュア向け初のフルサイズデジタル機。欠点はミラー落ち。
私の父は私が産まれる前にこの機材を定価購入し、ライカRマウントのレンズをつけては私の幼少期を記録していた。そして、私がカメラにハマり初めた14歳の春、16歳になった5Dは私の専用カメラになった。ファインダーAFライトは一部が切れ、AF補助光は死亡済み、重くてライブビューも使えない、120

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ポケットに一味のススメ

ポケットに一味のススメ

昨年の秋頃から私は約1年ぶりにコンデジを手にした。EXEMODE DC539という600万画素の低画素機種である。通学路の中古カメラ屋から500円で救出した。

スナップシューターは別に大きい必要なんてない。結局撮れればそれは私の見た「感動」そのものに直結した表現になる。そう私は思っている。なんというか、「撮れるor撮れない」は「よく撮れたorよく撮れていない」よりも大事であるべきなのだ。結局写真

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「撮れる」ことと「よく撮れる」こと

「撮れる」ことと「よく撮れる」こと

「撮れる」
カメラがあれば写真を撮れる。でも、写真を深める人達はその描写にこだわる。そのためにレンズを買ったりカメラを買い換えたりする。描写を極めたければ単焦点を買ったり、焦点距離を伸ばすために大砲みたいなレンズを買ったり、逆に空気感を求めて使いにくい癖の強いレンズを買ったりする。
冬休みに台湾と福島に出かけた、この冬休みに意外と活躍したのは中古1000円で買ってきたAF Nikkor28-85m

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鑑賞の成長

鑑賞の成長

無気力、新年早々の世の乱れに狼狽し、何も無く、何も出来ずに1日を過ごし、何も思いつかないので少しでも有意義に過ごそうと思ってとりあえず写真でも見ることにした。やってきたのは東京都写真美術館、去年星野道夫展を見て以来約1年ぶりの来訪である。

今回は「即興 ホンマタカシ」と「プリピクテ Hunan」を鑑賞した。前回の鑑賞の際はまだ構図ぐらいしか語ることが出来なかったので鑑賞の切り口はそこにあったと思

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謙遜の坂道に乗って

謙遜の坂道に乗って

冬休み、学校の講習も終わり、あとは遠征三昧なんて思って、休み明けのテストなんて忘れて布団に寝転がり、「ああ今日は何時から塾だっけか」とか思いながら世にいう無駄な時間を満喫した。
夜になってまた無駄な時間を過ごしたことに後悔する。とりあえずインスタのストーリーでも更新しとこう。
ふと、LINEのとある友人とのトーク画面を見ていた。その人は私がスナップを撮り始めるきっかけになった大切な友人であり、よく

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空気感と解像感

空気感と解像感

古の写真集を見たり、有名な写真家のフィルム写真をみていると思うことがある。なんでこんなに解像度が低いのに解像していないはずのものが見えるかのように、表現に含まれているエッセンスを感じ取れるのだろうかと。

思うに、人間は知らぬ間に視界の中にある自分で見えないものを補正していて、それはもちろん見るものの経験や性質的に個人差を産む、そして見るものにとって都合のいい像として最終的に吸収され、そこから作品

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ライブを終えて

ライブを終えて

私には1年半ぐらい交流があるカメラ仲間がいる。最初はkissMでひっそりと撮っていたようだが、いつの間にか私たちの勧めで6Dllを購入し、ガチ勢に進化していらっしゃる。そんな彼女は今年度また新しい趣味を始めた。いや始めたと言うより自分からやるようになったと言った方が正しいが、エレキギターをやり始めた。元々音楽界には造詣が深く、歌も上手いのでまあ無事音楽にも沼り、洋の魅力に取り憑かれたなどと楽しそう

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俺の、僕の、私の。仕事

俺の、僕の、私の。仕事

今日は学校からの依頼で校内のスナップ撮影、前日に知らされたため準備の暇もなく、とりあえずなんでも撮れるように、キャリーにNikonの2室カメラリュックとHAKUBAの小さい肩掛けを取り付け、機材を構成して学校へ向かった。

今回の装備はフルサイズ固めで効率よく撮れる、写りも好みな我が家の主力たちを210mmまで、そしてデータをその場で現像して欲しいとの事だったので編集用にレッツノート。
具体的には

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思考・判断・表現

思考・判断・表現

この言葉はよく学生に嫌われる(かくいう私も嫌いな)言葉なわけだが、学習という言葉の意を突いているのかもしれない。どんな時だってこの3プロセスで理論を覚えることができると言えよう。と言われても面倒だからやらないというのが人間の性である。実際ここまで文章を書く間にこの先の文章から何を思考し判断して表現しようかと、考えることもなくだらだらと主張だけ述べているわけだ。長ったらしく意味わからないことをほざい

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芸術表現における写真とは

芸術表現における写真とは

レンズ沼にハマった、それは始まりに過ぎなかった。スナップに引き込まれ始めて1年がすぎた頃、北村写真機店のジャンクコーナーで拾ったAi-S Nikkor50mm f/1.8は私の視界に革命を起こした。写真は芸術である、そう気付かされたのだった。写真の表現者はクリエイターではない、アーティストであろう。「芸術表現における写真とは」そんな有限ならざる思考が少しづつ、姿を現してきたのだった。あれから1年半

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