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EOS5D

EOS5D 2005年9月発売
Canonとしてハイアマチュア向け初のフルサイズデジタル機。欠点はミラー落ち。
私の父は私が産まれる前にこの機材を定価購入し、ライカRマウントのレンズをつけては私の幼少期を記録していた。そして、私がカメラにハマり初めた14歳の春、16歳になった5Dは私の専用カメラになった。ファインダーAFライトは一部が切れ、AF補助光は死亡済み、重くてライブビューも使えない、1200万画素のフルサイズ一眼レフは当時最高峰のハイアマチュア機材としての面影寂しく、今や中古で2万円以下で取引されていた。いつも機材と写真はそこまで関係ないという話をしている私だが、今日は機材の特徴を語る回である。

お前はズッ友?

いやそこまで言うのもお世辞のようで厳しいかもしれない。しかし、彼の描写は最高峰の輝きを失っていなかった。確かにiso400以上となるとノイズが目立ってくるし、解像度にも限界は見える。ライブビューが使えないもんだからローアングルはノールックで切らなければいけない。さほどバッテリーも持たないし無駄に重いからスナップシューターにしては荷物がかさばる。でも、16年間私を見つめてきて18歳になる5Dはいつでもなんだかんだ私のそばにいる。何故なら、EFマウントはレフ機用にしてはフランジバックが短く、なんだかんだそこら辺のレフ機のレンズをつけても問題が起きない。そう、この微妙な性能はオールドレンズにとって最高の環境なのだ。しかもピクチャースタイルなどは変更し放題ときた。記録メディアがCFなおかげでデータ保管には安心感があるしダブル記録もちゃんとできる。まさに35mmフィルムカメラをそのままデジタルにして周辺環境を近代化したような理想的オールドレンズ母艦である。機能もまあまあ豊富なので初心者にも貸し出せる。そしてなんだかんだ速写性は高い。

堅実な性能と堅牢性

剛性感の塊のようなボディは撮影者に安心感を与え、撮影者の見たものを表現するのに障壁となりづらいと思う。なんだかんだ5DといいD4sといい、そういう安心感を求めて私は長く使う機材を選ぶようにしている。5Dに関しては「あったから使っている」というのも否めないが、とりあえずその辺は納得いっているからずっと使っているんだと思う。なんだかんだそろそろ自分専用で使い始めて2年間が経つ。

写真スタイルの波

しかし今の時代、レフ機をオールドレンズ母艦として使うメリットは少なくなってきた。結局重さは嘘をつかない。そろそろオールドレンズ母艦変更の波が私にも打ち寄せ始めている…
中古相場を監視する私、時計の針はもう頂きに達するようだ。

EOS5D XR RIKENON50mm f/2

(考察思案06)

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