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エッセイ

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#コラム

「地雷ワード」にキレてしまった夜の追想@傾聴

あの夜、友人たちとの酒宴でワタシはキレました。

かなり酒を飲んでいたことは理由のひとつです。
これは間違いありません。
おそらく酔っていなければキレることも、そのまま席を立ち帰り去ることもなかったと思います。

リアルでは数少ない友人たちで、楽しい空気ではあったのだからシラフならありえない行動です。
今後のことを考えれば、気まずい空気を遺すべきでないことは考える以前の問題です。
後先の考えなくキ

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毒多、マダニに襲われる

ついにやられました。

まあ、週末ごとに森に潜んで藪カキをしていれば必然かもしれない。
藪カキってのは、犬かきみたいなもので、笹やシダや名も知らぬ草や枯れ木の海を手足を使い掻いて泳いでいくわけで、猪カキや鹿カキあるいは熊カキと同様、藪で人カキをするわけである。
蜘蛛の巣が顔面に引っかかったところで、気色悪いだけで大したことはないけど、ときに大したヤツに出会うこともあるんだな。
すっかり忘れていたけ

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オノレの言葉に酔いしれる

君さぁ、自分の言葉に陶酔してるんじゃない?
そう言われて、ボクは鏡を見る。
言われれば、確かにその通りだ。
自分のテキストを何度も読み直してニヤけているボクが映し出される。

傍から見れば気持ち悪いかもしれないな。
ナルシストかよ、と思われているかもしれない。
そうだね、確かに不気味かもね。

でもボクにとっては、生きることそのものだから。

ボクに降りかかる全ての「何故」に言葉で向き合う。
誰か

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noteでコメントするということ

noteにコメントを頂いた。
ワタシが「甦った」「別人のよう」「戻ってきた」、というコメントだった。
ああ、あなたの目には、こういう風に映るんだ、と感じた。
まったく悪意がないことは分かっているし、むしろ好意的な表現として受け取るべきなんだろうと頭では分かったし、実際にそうだと思う。
しかし、感情はまったくそうは受け取れなかった。
これは、全然違う、まったく違う、と感じた。
もちろんその人にそう映

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あの「悪夢」をみたから、あの「過去」と別れます

夢をみた、ブルーな夢……

何故か仕事仲間の佐藤君に誘われてラグビー部に入ったボクは高校2年生。
入部3日目のこと。
その日の2年生部員は軽いフリー練習の日と聞いていた、はず。
ちんたらと顔を出し、後輩にむけ教えられた決まった挨拶を、、、言えなかった。
佐藤君は、ちゃんと覚えなくっちゃと言って「“ザス”だよ」と教えてくれた。
集合がかけられ、監督が本日の練習試合の教訓を話はじめる。
え、今日はフリ

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「ポケモンGO」と「虫モンGO」 @「居るのはつらいよ」東畑開人著

「ポケモンGO」と「虫モンGO」 @「居るのはつらいよ」東畑開人著

 何故?なんで?こんな処に?と、ゾンビのように多くの人が揺れている風景に出会いゾッとしたことがあった。
 ゾンビはニュースにもなり、すぐにそれがポケモンGOというゲームを行っている人々だと知った。
 最初に目にした光景があまりに気色悪くショッキングということもあるが、なんとなくの違和感でワタシは絶対にそれに取り込まれないと警戒した。ただその得も言われぬ違和感の理由はなんなのかは、わからなかった。

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「個性」を煽られる子どもたち@〈ふつうじゃない子〉のTBとして①

「個性」を煽られる子どもたち@〈ふつうじゃない子〉のTBとして①

防虫缶あり、プシュー、、、じゃないや、忙中閑ありということでnoteを巡回していて、フォローさせていただいている大谷八千代さんの【ふつうじゃない子】「この物語の意見を聞かせてください」ってのを目にしてしまった。

大谷さんは、ワタシの写真集を買っていただき、丁寧な感想を頂いたうえに紹介までして頂いき、とても感謝をしている方である。
もちろん相談されれば、精一杯応えたいと思っている。思っている、思っ

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知ったかぶり子育ての格言(2008.2.16記)

保育園時代にネタとして収集した「子育ての格言」を公開することにしました。私たち「大人」は、一体どれだけ「大人」なんだ?というとこから始めなければならない気がしたので……。
「子育ての格言」ですが、「子育て」だけに留まることはない気がしてます。ま、いずれにしてもワタシの偏見と無責任な知識で書きなぐったものには変わりないのですが……。

(2022.6追記)
特に傾聴に当てはまることの追記をしてみまし

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ウェブリブログにて生きる魂の死刑宣告

biglonbeからメールが来た。
ウェブリブログが2023年1月に廃止されるという死亡宣告だった。
noteのまえはウェブリブログを使って表現をしていた。
最近は放置したままだが、かなり長い間そこで生きてきた。
2006年の3月から2018年8月まで、テキスト中心で「エントリー」した記事の数は925件ある。
通算のプレビューが1,224,928で昨日のアクセスも89名、384pvとあった。

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ジェンダーレス保育の保育士に思う@傾聴

昨日かな、朝NHKを観ていたら「“男・女らしさ”以外の選択肢を保育の現場に」というプチ特集をやっていた。ジェンダーレスな保育をすすめる保育士の取り組みを中心に紹介されていた。

保育園でもジェンダーについての固定観念はあり、たとえば園児の持ち物に貼るシールの色が、女の子だったらピンク男の子は青とか、シールの図柄が女の子は花で男の子は車みたいな思い込みをもっと自由にしたい、というわけ。
それで、色合

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成長は螺旋階段を登るように遠回りしつつ少しづつ

成長は螺旋階段を登るように遠回りしつつ少しづつ

 どうしても狭い世界の人間関係に囚われてしまう。
 もう終活をはじめようと思うこんな年になっても繰り返す。
 理不尽なことを平気で言ったり行う老人が多い。が、所詮この世に媚びることを疑わずに生きてきた老人の正しさなど理不尽でしかありえない、と分かっていても、付きまとわれるとやはり苛ついてしまうのだ。
 その老人にとっては正義なんだろう。勝手にやっていればいいさ、と分かっているのに、巻き込まれたらそ

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ワタシの考える「いい写真」@TBとして

 撮った写真作品で語るべき「写真撮り」が「写真」そのもののことについて語るのはどうかと思うのだけど、ボクの場合は「写真撮り」であると同時に「テキスト芸人」であり、さらには「思索する人」(全部自称、笑)であるのでなんでもありなのです。

 でも、やはり写真について語ることはせずに写真に語らせたいとは思っています。なのにここのとこずっと、「いい写真について」のアレやコレやが脳内を浮遊して考えてしまうの

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「写真作品集」をつくろうと思うんだが…

「写真作品集」をつくろうと思うんだが…

というか、昨年秋頃から作り始めてすでに形になりつつある。
と、その前に、果たして何故「写真集」を作ろうと思ったのだろう?
う〜ん、大前提として写真を撮り続けていることがあるよな。

写真を撮る理由は何度も書いているけど、、、
簡単にいえば、自己の内面を識ることと、他者に伝えること。
それで写真を撮ってはnoteにアップしてきた。
アップすることで客観的に自己を観ることができる。
そして、少なからず

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身体の声を聴ける感性をもつ

越年の傾聴をしようと予定していた。
ところがいざ行ってみると体が重く関節が怠い。
体温を計ると37.0だった。
普段35.5なので、平熱よりは若干高い。
別に頑張ればできるだろう、とも思った。
それでも夜通しできるのだろうか?
そも無理をしてやることだろうか?
いやここのドタキャンは迷惑をかける?
どの迷惑が最悪なのだろう?
以前としてコロナ禍でもある。
コロナのための倦怠感と微熱だったら。
いや

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