「写真作品集」をつくろうと思うんだが…
というか、昨年秋頃から作り始めてすでに形になりつつある。
と、その前に、果たして何故「写真集」を作ろうと思ったのだろう?
う〜ん、大前提として写真を撮り続けていることがあるよな。
写真を撮る理由は何度も書いているけど、、、
簡単にいえば、自己の内面を識ることと、他者に伝えること。
それで写真を撮ってはnoteにアップしてきた。
アップすることで客観的に自己を観ることができる。
そして、少なからず観て頂いた他者から共感して貰える喜びを知った。
ただ、noteは作品群が川に流されるように流れていく。
濁流である。あっという間に下層へ下層へ流されていく。
ずっと流されて数日で海の藻屑のように大量の投稿に紛れていく。
他者どころか自分さえ追いつけず、そのときどきの自分を忘れていく。
1冊の「写真作品集」にすれば、手元において忘れ去られた感性を思い出すことができるんじゃないか?
決してただの思い出だけでなく、今の感性とあいまって新しい自己として蘇るのではないか?という期待をしている。
古き自己を尋ね、新しき自己を識る
ここ数ヶ月、作品集の作製する過程ですでにその感触はある。
その写真を撮った時の感性や思考が蘇る。
そして、あたらしいインスピレーションが生まれる。
作製にあたり、こうしたプロセスが面白いのかもしれない。
実際にかなり楽しいし、「新しい」につながっている。
さて、作ろうと思ったものの具体的にはどうしたものか?
テーマは決まっていた。
noteでは「@いつもの森」としている、ワタシの好きな森をテーマにする。
これだけで、載せる写真はかなり絞られる。
とはいえ「いつもの森」だけで、この5年だけで4万回ぐらいはシャッターを切っているんじゃないかな?
もっともnoteにupする段階で1000枚くらいには絞っている。
ただ、見直すと新たにチョイスしてもいいかんじの写真もでてくるしなぁ、、、、
A4の本にするとして、1pあたり3枚平均として100pで300枚かぁ、、、
まあ、なりゆきでさらに掲載写真を絞っていけばいいか。
と、思い直して候補をあげる。
心象写真だけを厳しく選べば50枚にもならないかな。
さて、どうしたものか?
せっかくだから、「いつもの森」の魅力を全部、何もかも込めたい、と欲張り始める。
心象はもちろん、季節の風景、里山としての魅力も、そこに住む蝶はもちろん、虫たちも鳥も花も木もキノコも動物も蛇もカエルも菌も氷も死も、、笑、、、このさい全部ぶち込みたくなり、全部ぶち込んでいた。
そうすると、なんか図鑑みたいになっちゃうかな、、、でも、「写真作品」としての作品集にはしたいものである。いかにも図鑑的な写真はやめよう、、、でも、あまり厳選すると載せられなくなっちゃうし、、、、
あと、ただ紹介するだけでなくエッセイも載せちゃおうかなぁ、なんと言っても自称、テキスト芸人だしなぁ、、、、、
考えてばかりではどうしようもない、とりあえず写真を選ぼう。
ん、どういうレイアウトにしてから写真を選んだほうが二度手間にならないんじゃないか?載せる順番どおりに写真を選ぶとあとが楽だよな。
メインは2016年から2021年だな、、、、
年ごとってのもなんだかなぁ、、、、
よし、日付順にしよう。
写真を選んだ時に、ファイル名を日付にして順番に並ぶようにしよう。
2016年4月1日も2020年のその日も永遠の4月1日、、、まるこちゃん方式である。
写真集のながれとして春夏秋冬という流れでいいではないか。
あとは、だいたい日付順として花のページとか蝶のページとか分けてつくればいいか。
心象写真やお気に入りの写真は大きく、1p1枚とかにするとして、、、、
とりあえず、最初はあのシデコブシだよな。大好きな一枚。
春だし、あの写真からスタートしよう。
なんとか撮りためた花のページもつくろう、、、
もちろん蝶のページを外すわけにはいかない。
風景写真、心象写真は大きくしたい。でも横板だと1p2枚かな。
縦位置のお気に入り写真はおもいきって、1p1枚で、、、
もちろん鳥の特集ベージもいれて、できるかぎり写真作品っぽい選択で
こんな感じで日付順を基本として、蝶、鳥、花、虫、蛇、カエル、そして風景などテーマごとにまとめ年間ひとまわりした、全85pだった。
とはいえ、72pのように最近の冬の池の心象写真も自分では気に入っているので追加されていく。今週撮った写真も追加した。
そうこう考えていると、まだサンコウチョウの写真が撮れてないし、コマドリを撮った人もいたみたいだ。オオムラサキもできたら入れたい。ホタルもいたな、とか、あの池に星空ってどんな感じなんだろう。雪の池も、^^;
ちょっとまてよ、この森のシンボルっていったらムササビじゃないか、ムササビが撮れてないぞ、それとオオタカを載せなくていいのか?
いろいろ考えだしたら、おそらくどこまでいっても、完成はしないだろうなぁ。やはりここまでで作ってみるか? それとも2022年ぐらいは粘ってみるか?
一度おちつこう、サンコウチョウだのオオムラサキだの、なんだか考えが図鑑的な感じになってきたな。
あくまでも写真作品集なんだから、全網羅じゃなくていいじゃないか。
しかも大量につくって配布するわけじゃないし・・・・!!
あれ、そこんとこはどうするんだ?
どれだけの数を作るつもりなんだ?
とりあえず、自分にむけた一冊でいいか。
どうせ安っぽい通販の印刷しか予算がないしなぁ。
色校がわりに一冊だけ作ってみるかな?
まさか欲しいって人はいないよなぁ、、、、
いたら、どうしよう?
ちょっとまてよ???
あの森に訪れる人って多いよな。
もしかして森で売れば、それなりに売れるんじゃないかな?
なんなら、いっそ売ってしまおうか?
森に通うのも写真を撮るもの、それなりに費用はかかってるんだし。
この際すこしは回収するか、ってか売上で例のレンズが買えたら表現も広がるし。
それに森の魅力を興味ある人に知ってもらいたい。
ほんと素晴らしい森なのだから、、、
いやいや、もしやこの写真作品集をみて、森にどっと人が訪れたらどうする。森が混雑するにちがいない。それは勘弁して欲しいよな。
ただでさえ、最近森に訪れる人が多いのに。
ちょっとまてよ、この作品集、良すぎて噂になっちゃうんじゃないか?
そんでもって万が一マスコミに取り上げられた日には、、、
やつらマスコミは無責任に煽り立てるに違いないぞ。
一大観光地化して人だらけになったら拙いぞ。まず過ぎる。
バラエティの女子アナが笑顔で言うんだ、この写真集をご覧ください。手頃な森にこんな素晴らしい光景が広がってます、、、ってさ。
軽やかに、朗らかに、何の考えもなく、
これがオマエラのやりかたかぁ!!、これだからマスコミは、、、プンプン。
きっとマスコミにのっかったJTBもHISも里山ツアーを企画するに違いない。
みんな、いつもの森へいきましょう。きっと素敵に違いない、猫も杓子も森へ行こう、ってキャンペーンを張るんだよな。
あいつら儲かれば天下とばかりに無茶するからな。
仁義も情けもあったもんじゃない。
この森ばかりじゃなくて、日本中の里山に人があふれるんだ。
ありとあらゆる里山に、人、人、人、人、初詣に、避暑に、キャンプに、サバイバルに、修行に、マラソンに、おにごっこに、かくれんぼに、、
もう何が目的か分からないほど人があふれて、軍隊アリの行軍の後のように踏み荒らされるんだ。
何も残らない。
ついに富士の青木ヶ原の樹海でさえ荒野になってしまった。
そして今やアマゾンさえ、死滅しようとしている、、
たった一冊の作品集が世にでたばかりに、、、
なんて罪深い作品集なんだ。
このままでは世界が潰れてしまう。
青い星地球がぁあああああ
もちろん重版につぐ重版でオレは金持ちになるだろう。
でもオレは申告書類を書くのが何よりも嫌いで苦手なんだよ。
あの手の書類は、難解すぎてイジメとしか思えない。
あんな非人道な義務に自ら飛び込むなんて狂っているとしか思えない。
しかも、使われ方を知れば知るほど 税金なんて収めたくないし。
もう間違いなく脱税で捕まる。これは間違いない。
オレの意志じゃないんだ。でも税務署の奴らが黙っているとは思えない。
なんてこったい。
こんな作品集をつくるなんて、ほんの出来心だったんだ。
まさかこんなことになるとは思ってもいなかったんだ。
オイラがバカだった。
そもそも、金も名声もいらないかったんだ、、、、
名声どころか、誰もが知る罪人になってしまったではないか!!
あることないことネットで叩かれ、周りには誰もいなくなった。
きっと十字架を背負い「いつもの森」の丘にのぼるのさ、、、
もう荒れ果てて、蝶も飛ばず、鳥も鳴かないいつもの森を
そしてあの池のほとりで十字架に吊るされるにちがいない。
そして絶命するだろう。
ほんの出来心で作ったばかりに、、、、orz
いったい、どんな妄想やねん、ほんでどこまで広がるんだ?、、、笑
心配しなくても売れないから大丈夫。
あくまで自分用です。
でも、欲しいって人がいたら原価で譲るのはいいのかな。
森がつぶされて死ななくていい程度にね。
ま、いつ完成するのか分からないだけどさ、笑
あ、タイトルは「いつもの森」じゃなくて、本当の名前にしようと思う。
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