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マーケティングデザイン

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日本全国の地域企業に向け、マーケティングデザインで次の時代のブレイクスルーやイノベーションをサポート!!
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企業やブランド「ロゴ」についての考察

企業やブランド「ロゴ」についての考察

今回は、日々何気なく目にしているブランドや企業の「ロゴ」について考察しています。
視覚的だけでなく、デザインの裏に隠された意味も併せて知ることで、たくさんの思い、ブランドストーリー、歴史が詰め込まれていることがわかります。

Amazon
アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス氏は、デザイナーのターナー・ダックワース氏を起用して、ロゴデザインの制作に取りかかりました。何度も改良を重ね、今では誰もが知

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デザインの力で新しい価値を創造し、地域産業の発展に貢献しています

デザインの力で新しい価値を創造し、地域産業の発展に貢献しています

こんにちは。デザインラボ株式会社の代表兼デザイナーの深沢です。現在、渋谷のシェアオフィス「渋谷キャスト」をアトリエとして地域中小企業の衣、食、モビリティー分野のクリエイティブの醸成、そしてイノベーションを生み出す仕組みを支える活動をおこなっています。

長年、地域を支える中小企業は素晴らしい技術や商品力を持っています。しかしながら、近年マーケットの流れが加速し、既存商品やサービスを中長期に渡りヒッ

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最新サスティナビリティー事例

最新サスティナビリティー事例

最新サスティナビリティーでは、製品寿命を伸ばすための戦略、3Dプリンティングのイノベーション、微生物を利用した製造法について取り上げます。

製品の寿命を伸ばす 消費者は「多く買わずに長く使う」という考え方を取り入れるようになり、製品を最後まで大切に使えるようにする修理サービスや、2次流通のプラットフォームの増加など環境が整いつつあります。

Dylonの新キャンペーン"Re-Dye Don’t

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日本におけるD2Cブランド市場について

日本におけるD2Cブランド市場について

D to C(direct to consumer) とは
顧客とオンラインによる密接なコミュニケーションを行い、プロダクトに対するフィードバックを得ることで、商品をアップデートすることができる情報チャネルと直販チャネルを融合させた「顧客共創型」のビジネスモデル。

1つの商品がどのような背景から生まれ、どんな機能を持ち、どんな着回しができるのか消費者の課題解決を通じ、公式サイトでストーリーを語り

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マーケティングデザインに活用されるヒューリスティックス

マーケティングデザインに活用されるヒューリスティックス

マーケティングデザインとは、マーケティングの観点からユーザーが共感できる(売れる)仕組みを体系化としてデザインすることと言い換えられます。このマーケティングデザインで重要な手がかりとなるヒューリスティックス(経験則)を紹介しています。

パレートの法則
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが、集団の報酬や評価の80%が20%に集中するという経験法則です。たとえば、売上の80%が、20%のチャネ

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地域ブランドの創出(2021)

地域ブランドの創出(2021)

【注目される過剰在庫が出にくいビジネス】
 DtoCブランドやカスタムオーダーブランドは従来のブランドマーケットと比較して、市場規模がまだ小さくスケールに向きませんが、今後成長すると考えられている事業モデルで、特徴としては過剰在庫が出にくく、それに伴いディスカウントや廃棄も少なくなるため、時代に適したサスティナブルなビジネスといえます。

【D to C ビジネスモデル成功事例】
 米国で成功した

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ブランドロゴフォルムについての考察

ブランドロゴフォルムについての考察

●ロゴの形が重要な理由
ロゴのシェイプの背後にあるストーリーがブランディングに与える影響力を理解することで、より効果的な方法でターゲットにリーチできるようになります。
有名なブランドロゴは、認識可能なブランドアイデンティティに根ざしており、消費者の心と業界内でのブランドエクイティ(ブランドの資産)を強化し、最終的には揺るぎないブランドロイヤルティにつながります。

適切なブランドロゴは次の4

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マーケティング・ミックス 4P分析

マーケティング・ミックス 4P分析

新しくブランドや事業を立ち上げるということは、ブランドや事業をプランニング(計画・企画)するということになります。ここには最初の「ひらめき」や「直感」を相手に伝えるため「検証」が大切で、この「検証」にはプランニング(計画・企画)といったプロセスが欠かせません。

プランニング(計画・企画)のフレームについては、マーケティング環境分析と市場機会の発見(環境分析)、セグメンテーション(市場細分化)、タ

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新しいアイディアの発想方法

新しいアイディアの発想方法

地域企業におけるB2BからB2Cへといった新規事業では、新しい発想が重要となります。この新しい発想は既に経営者や従業員の方がすでに「タネ」を持っていることが多く、外部から持ち込んだ他で成功している新しい発想自体は、新鮮ではありますが、その風土や商習慣から根付きにくいこともあると思います。

地域企業では限られた経営資源でイノベーションを続けなければなりませんが、目の前に大きな資源が眠っていることに

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コロナ後の生活者心理予測

コロナ後の生活者心理予測

今回は、全国に住む20-50代男女552名を対象に、コロナ後のライフスタイルやビジネスの予測に関するwebアンケート資料を抜粋しながら、生活者の心理変化からマーケットフォーキャストを試みます。

【社会・仕事・居住の変化に対する予測】

まず、テレワークや副業といった働き方の変化については、さらに加速すると予測した人が多く、さらに、これまでの仕事の仕方についてもオンライン商談の主流化、出張回数の減

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D2Cブランドの創造について

D2Cブランドの創造について

 私たちの生活では、様々なブランド製品に囲まれています。ブランドについては以前のブログでも紹介していますが、ここでは「差別化」と「コミュニケーション」の重要性とお伝えしながら、近年注目されているD2Cブランドの特徴について取り上げたいと思います。

【過剰在庫が出にくいビジネスモデル】
 DtoCブランドは、ファン作りであり、ファンとのコミュニケーショがSNSなどでon timeに出来ることも特徴

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2022年A/Wカラー予測(ファッション、ビューティー、インテリア)

2022年A/Wカラー予測(ファッション、ビューティー、インテリア)

【2022年A/Wカラー予測におけるポイント】

現在市場に影響を及ぼしている不確実性は、今後も影響を与えると予想されます。

生活者の「保護」「快適」「健康」「幸福」といったコアバリューに焦点を当てることがカラーを予測する上でも重要になると考えます。

1、修復力のある中間調

セルフケアーが求められ、落ち着きと落ち着きを感じる色は引き続き重要となります。

「ジェイド」に象徴されるカラーは、修

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Future Consumer

Future Consumer

2020年の新型コロナウィルスによる世界的な経済の落ち込みは急激でしたが、2021年から2022年にかけてパンデミックが収束し、コロナ後の世界でも「時代の不確実性」「精神的な過負荷」「ポジティブな未来への憧憬」は潜在的な動機付けとして引き続き影響力があり、さらに「体験」を優先するようになり、マーケットにも大きな変化が求められるることが予測されます。

今回1回目では、コロナで変化し今後も続くと注目

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米国で好調な体験型「デパートメントストアー」

米国で好調な体験型「デパートメントストアー」

米国では「アマゾンエフェクト」と呼ばれる小売業の淘汰が進み、2026年までに7万5000店が整理されるというレポートもあります。2020年、新型コロナの影響もあり、JCペニーやニーマンマーカスなどチャプター11(日本で言うと民事再生法)が適用され、米国の実店舗小売業は瀕死状態です。

そのような逆風の中で注目を集める新しい「デパートメントストアー」があります。D2C(自社WEBサイトからの直販事業

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