みえないもの

みえないものはたくさんあって

いまきみのかんがえてることだって

あしたの天気だって

沈黙を縫うようにながれてくる流行りの曲だって

過去も

未来も

この視界に入っているもの以外は

みえないものになる

みえないようにしているひともいるし

みようとしているひともいる

それでもひとはじぶんを信じ

　

あるいてく

みえないものが

もうすぐでみえるかもしれないという

かおがみたい

時空のなか

世界はたいへんな時をむかえてる

色々な事情も

ひとりひとり考えなければならないことも

まるで神様が世界中に与えてくれた時間のよう

大きなイベントオリンピックも延期に

このおおしごとを終えたあと

日本にはなにが残るの？

確実に進む少子化だって

いろんなこと

ちゃんとうけとめてほしいよって

時空まで止めて

伝えようとしてる

生きてるあいだに

もうひと山くらい来そうな気がし

映る

ひとのこころが映る

そんなお酒を神様はよろこぶ

祈り

願い

儀式

感謝を込めて

神聖であることは

美しく保つということ

長い年月でつながれてゆく

お酒は生きているから

でも

そればかりじゃなくて

ときにお酒は

海のようにしょっぱい

なみだの成分が入ってるみたいで

それは土地の神様のものなのか

わからないまま

わたしたちは無防備に口にふくむから

取り込み

映る

薔薇

笑いの花

あなたの生まれたその国に　
どんな花が咲きますか

これは沖縄のバンド、ネーネーズの
「黄金の花」という曲の一節です。

★

世界中の人々が
当たり前のように

この言葉を、　

初対面の挨拶として
交わす。

そんな日が来たならば

世界は
どんなに
素晴らしいだろう

★

そして、もし
いつか誰かに
そう聞かれたならば―

日本中に
たくさんの

「笑いの花」を
咲かせてくれた

あなたの