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三山 優
2024年5月13日 09:02
おもいやりは相手にわたした瞬間くしゃくしゃって丸められてポイって捨てられたりしてそんなことが毎日だとそれがあたりまえなんだってじゃあもうおもいやりなんて差し出さないでおこうなんてそんなふうにそんなふうにでもなにかが足りないんだ胸のまんなかにあなっぽこがあってそのあなっぽこがいつもあって楽しいことをしてもすきなひとといてもなにをしてもみちたりないんだわた
2024年3月18日 08:12
触れてこわれるのはあなたではなくわたしだったあなたのやさしさにわたしのとがったこころがふれてこわれるのはずっとあなただとおもっていたけれどあなたに触れてこわれるのはわたしのこころだったほんとうのやさしさをしらないでほんとうのうつくしさをしらないでそのりょうほうをもつあなたに触れたくても触れられないのはわたしがこわれてしまうからだったそれでも、わたしはわたしが
2024年2月2日 22:10
あなたが好きあなたのいない世界なんて考えられなくてあなたのそばにいればいるほどあなたとわたしの境界が溶けてわたしの中にあなたが見えなくなって触れられなくなるからあなたとわたしのあいだにちかすぎずとおすぎない適切な距離をつくってあなたの光をその輪郭をわたしに反射させてください手を伸ばせば触れられる距離にあなたの形をあなたはわたしとちがうひとだからわたしは
2024年1月30日 05:24
あなたを想う星夜空を流れて静かに涙したどうして心はあなたに伝わるのどうしてぬくもりはわたしをあたためるのどうして夜空は広いのに同じ星を見ているのあなたが想う星夜の隅で光って優しく笑った2017.12.20
2024年1月24日 21:33
中学生のころ誰と話しても面白くなくて休み時間に十円玉たくさん持って公衆電話からでたらめにかけてたって社会人になって旅先で出会った女の人と日本に帰って食事をしたとき宇宙の話を熱く語ってつまらないって言われたってああわたし、そのときそこにいたらあなたを好きになってた窓から飛ぶことばかり鏡に沈むことばかり考えていたわたしは大人になってもなんにでもなれると
2024年1月19日 20:20
傷つけるつもりもなく傷つけてしまうことがあってもいいのではないか大切なのは誠意や思いやりでその行いに捉われることではない責めるよりも許すこと誠意や思いやりのない人は許す必要はないけれど価値観が違うから生きてきた背景が違うから人は人を傷つけてしまうけれどごめんねと言えるなら一緒に笑えるなら互いに生きる喜びを分かち合えるならわたしたちはこの世界で生きていけるそ
2024年1月13日 16:21
愛してくれる人を探している、ずっとわたしを理解できる人がもしいるならわたしはその人を理解するわたしを愛せる人がもしいるならわたしはその人を愛する理解とは何かと聞かれたら生かすことだと答える道を与えることだと答える愛とは何かと聞かれたら諦めないことだと答える信じ抜くことだと答える理解していると言われても愛していると言われても決して信じないけれどそういうものだと思う巡り合
2023年9月25日 10:06
すきということはしりたいということとおなじなのかなすきなひとやすきなもののことはしりたいとおもうものけれどずっといっしょにいるともうしったようなきがしてすきということはただそばにいることのようなそんなきがするけれどおだやかにしりたいとおもいつづけるきもちそれがたえないことがあいというものなのではないかとおもうだからあいはえいえんにそんざいするのだとおもう2023
2023年9月12日 10:35
目が覚めたら昔の彼がいたわたしは安堵ではなく喪失感を覚え彼はわたしを抱きしめ「おかえり」とささやいたわたしは、この抱擁で感じられないあたたかさがついさっきまであったことを思い出したけれどそのあたたかさが誰によってもたらされたのかどうしても思い出すことができなかったそのあたたかさはわたしがつくりだしたまぼろしなのだとひとりごちて目が覚めわたしはひとりなのだと
2023年9月9日 18:43
あなたのことばあなたの思考の迷路からやっと出てきたそれなのにわたしはそのことばわたしの思考の迷路に当てはめて迷宮入りわたしの思考の迷路の中で出口が見つからずに腐りかけてる悲しみや怒りがあなたのことばを攻撃するあなたの迷路からやっと生まれてきたばかりのきれいで未完成なことばがわたしの黒黒とした感情に殺されてしまうわたしの迷路は悲しいわたしはわたしの迷路を彷徨う
2023年8月21日 22:31
あなたとあそこへ行きたいあなたとあれが食べたいあなたにこれをあげたいたくさん思い出を作っても次から次へと際限なく溢れてくる欲望わたしの目に映るあなたはしあわせ、なの?楽しいねってはしゃぐわたしそうすることであなたと〈楽しい〉を共有したいのに少しずつあなたの〈楽しい〉とはぐれていくわたし、ほんとうにたのしい、の?なんにもしないなんにもしないひとり、部屋でこ
2023年6月9日 02:05
ひまわりが太陽に向かって咲くように愛情に開くこころ忘れたくなかったのは失いたくなかったのは大人になりたくなかったのはあなたと永遠に生きたいからだったけれど忘れてしまった失ってしまった大人になってしまったいつか死ぬということを許してしまった目の前にいるのにあなたをときどき思い出すあなたが変わったんじゃないわたしが歳をとったのあなたをいつでも思うことそれはわたしを忘れ
2023年5月18日 09:06
人が集まると他人と比べ合い自分か相手のどちらかを否定したくなるのだろう長い付き合いをすると互いに嫌なところが見えてうんざりしてしまうのだろう常に他人から否定される恐怖に怯えなんとか自分を守り生きている自由ではなくてがんじがらめの自意識自分軸で考えると他人に完璧を求めるようになるのだろうけれどもともと自分も他人も完璧以上の無限の可能性を持って生まれてきたんだまだ生まれ
2023年3月21日 13:34
いつだって人の善意があって思いやりがあって一生懸命に生きる努力があってそれをいつからだったか諦めてしまうほどの悲しみがあって神様なんかいないと泣きながら眠りにつく人たちの悲しみが信じ合う喜びに変わればこの世界の優しさがどこまでもどこまでも広がっていくそんな気がして人の悪意なんて取るに足りない些細なものでなにも信じられないなら信じられる人を見つけてその場所にいな