見出し画像

CUTBOSS MAGAZINE 2019年2号(1月14日号)

毎年、元旦の翌日に「初詣」に行く。運任せの占いは全く興味が無いのだが、「おみくじ」だけは、どうしても毎年、引いてしまう。200円の運勢。結果は「」だった。神社本庁の発表だと「大吉」の次に位置するそうだ。きっと、来年の今頃になったら「吉」を引いたことも忘れている。実際、去年の結果を全く覚えていないから。

だったら、「おみくじの結果を記録しておくアプリ」が面白いかもしれない。記録系のアプリは一定の需要が見込める。こうやって思いついたアプリをすぐに開発・リリースできるこの自分の能力は、年始からちょっと誇らしい。ただ、入力が一年に一回こっきりの、超利用頻度の低いアプリになるかもしれないから、あまり気乗りはしない。運気に関わるような日記も書けるようにして、一年に一回、本当にその占い通りの運勢だったかを振り返るのも面白いかもしれない、か。折れ線グラフで吉凶のバイオリズムを表示して、私だけのおみくじ運勢。思い描くとちょっと興味あるけど、何年ものデータがいるのが、早速、億劫だ。おみくじだけでなく、色々な占いの結果を入力してバイオリズムを測るのも良いか。気が向いたらやってみよう。今の自分には必要ない。

初詣の思い出で、いつまでも忘れられないのが、「ひとつ千円の焼きそば」だ。私はこれを、未だに「宝船」と呼んでいる。境内の屋台に、値段の書いていない焼きそば店が出ていた。ふたつ頼み、いくらかと尋ねると、なんと2千円。聞き間違いかと思って、改めて尋ねると、奥からアッチ系の人が登場して、いきなり凄んできた。境内でこんな悪徳な商売していいのかよ……正月早々、レアな体験をしたので、私にとっては値段も相まって、今でも「宝船」だ。

皆さんも、値段の書いていない屋台には気をつけてください。それが境内であっても。

目次
・私の青春も「ネット史」だった
・ZOZO前澤社長の「矜持」は何なのか
・「四年ぶり二回目」の床上浸水……甲子園か!
・「ダンベルのみ」で筋トレを始めたら、あらま驚いた



私の青春も「ネット史」だった

NHK Eテレで、「平成ネット史(仮)」が、1月2日・3日の2日間に渡って放送された。

中学生のとき、私は中学生で、世間の波に乗って「Windows 95」を手に入れた。そしてインターネットだ。定額が登場するまでに、私はお年玉で貯めたお小遣いを全て使い果たしてしまった。それくらい、インターネットの、チャットにハマってしまった。面白かった。そして、同級生たちとは馬が合わなくてクラスで一人浮いていた私は、10歳以上も年上の大人たちとオフ会で遊ぶようになった。営業マン、主婦、コンパニオン、フリーター、弁護士浪人、システムエンジニア。自分だけが10代の学生・高校生だった。不思議な面子で、本当に楽しかった。コンパニオンのお姉さんは刺激的で高校生の私にはエロ過ぎた。今では連絡先も知らない。唯一、今も主婦とは繋がっている。私のお母さん的な位置づけだ。

ホリエモンの「ある一言」を耳にして、番組とは関係ないが、私の中で凄くしっくりと来た事柄があった。プログラミング初心者は、どれだけで勉強しても、プログラマーにはなれない。プログラマーは勉強すれば誰でも成れると思われている。それは大きな間違いだ。技術からでは、何も生み出せない。何を作りたいか、そこから技術を学ぶ。

私は無学でいきなりIT業界へ飛び込んだ。全て独学で、誰にも教わらなかった(教えてくれなかったが正しい)。その日に必要な技術を、その日に勉強して身につけた。始まりの数年は、基礎とか、理論とか、そんなものは私の中には存在しなかった。ぐちゃぐちゃだった。とにかく必要な技術だけを、ひたすらにかき集めた。そしていつしか、それらはひとつに集合して、思い通りにモノが作れるようになった。ふと思いついたモノをちゃちゃっと作ってリリースできるのは誇らしい。あのとき、オフ会で遊んでいたシステムエンジニアは、この仕事を「面白くないし、大変なだけだから、ITエンジニアには成らない方がいい」とバッサリ言い切った。今、私も同じことを言う。仕事から離れたところで日曜アプリ開発しているのが、一番だ。IT業界は、モノ作りの楽しさを根こそぎ奪う。IT業界の黒さは変わらない。あれから20年経っても私に同じことを言わせるのだから。



ZOZO前澤社長の「矜持」は何なのか

ZOZO前澤社長が、年始から「100万円を100人にプレゼントする企画」を発表し、物議を醸した。

前澤氏の言動に対して、ネガティブな感情を持つ人は多いのではないだろうか。私もそういった印象を持ってしまう。ワイドショーでこの件を取り上げたとき、誰だったか忘れたが、以下の発言を耳にした。

「金が余っているのなら、保育所などをいっぱい作って、社会に貢献してほしい」

さらっと放送されたこの発言は、単なる嫌味だったのかもしれないが、この考え自体が私の中には無かったので、驚いた。しかし、こう発言される理由は、何となく理解できた。

金を儲ける経営者として、敬意がある。これは誰しもがそうなんじゃないかと思う。だが、その「性根」を信用できないのではないだろうか。「社会貢献をしなければならない」というのは、強迫観念に近い。社会貢献を目的として、起業し、金を儲け続ける人は、私は稀ではないかと思ってしまう。だから、私は前澤氏に問うてみたい。何を「矜持」に生きているのかを。それはどこまでも「金」なのかどうかを。おそらく、世間は「金」だと思っているんじゃないだろうか。

こんな経験がある。大手メーカーからペット関連アプリの開発を委託された。同時期に、弱小ベンチャー企業も同様のアプリを開発していた。リリースした結果は、弱小ベンチャー企業の圧勝だった。完膚無きまでに負けた。

これには明白な理由があったと思っている。大手メーカーには営業のノウハウもあるし、開発コストもある。だが、「矜持」を一切持っていなかった。サービスがヒットして儲かれば良いという頭しかなかった。どういったことがニーズを捉え、今の世の中の何を解消できるのか、誰も分析していなかったし、考えてもいなかった。自分たちの持っている技術力をじゃんじゃん投入し、デザイン力をひけらかすように発表したに過ぎなかった。これは一体、誰の為のアプリなのか、さっぱり理解できなかった。誰が喜ぶのか。それは勿論、儲かったときに、このメーカーが喜ぶのだ。ベンチャー企業はこの逆だった。ユーザの為に、命を賭して開発していた。ユーザに愛されなければ意味がないことを知っていて、そこにこそ「矜持」があった。だから、結果は圧勝だ。

前澤氏に問うてみたい。世間の印象の通り、本当に金儲けだけで生きてきたのかを。これは嘗てのホリエモンに抱いた思いと同じだ。



「四年ぶり二回目」の床上浸水……甲子園か!

四年前に、隣人の不始末で、床上浸水し、フローリングと壁を全取っ替えする事態となった。二週間ほどホテルで暮らして、私の被害額は140万円だった。

今年、元旦。除夜の鐘をテレビで聴いた。横になって、しばらくして、足元が冷たさを感じる。飛び起きた。まさか…!床上浸水していた。原因は、四年前の隣人を模倣するかのように、洗濯機の水漏れだった。

夜中に、朝方まで、洗濯機を移動し、調べたが、洗濯機に異常がない。脱水してみる。水が溢れてくる。排水口から!どうやら、排水口が詰まったらしい。今のマンションには14年も住んでいる。一度も掃除をしたことがないから、詰まるのも当然なのだろう。45リットルの脱水で、玄関とキッチンと部屋の入口が完全に水没していた。

次の日の初詣で、おみくじは「吉」だって?ホンマかいな……さて、どうやって排水口は解決しよう。30リットルの脱水なら床まで浸水しないので、今はそうやって恐る恐る凌いでいる。

これを勧められたのだが、半信半疑で、まだ購入できていない。



「ダンベルのみ」で筋トレを始めたら、あらま驚いた

昨年末、12月の半ばくらいから筋トレを始めた。学生の頃は水泳を長年やっていたが、今日まで、本当に筋トレ、所謂ウェイトトレーニングというものを行ったことが一度も無かった。ウェイトトレーニングを一切信じていなかった。不要だし、スポーツマンとしてそれに手を出したら負けだという変な意識があった。

キッカケはよく分からない。手持ち無沙汰だっただけかもしれない。気まぐれに、ダンベルだけ購入して、ダンベルでの筋トレ方法を調べ漁った。筋トレの記録をつけるアプリを開発することを同時に思いついた。もしかしたらそれが先だったかもしれない。同僚の女性が筋トレをしていたので、彼女も私も使えるアプリを作るかと、筋トレの詳細を調べた。アプリ開発は、ユーザがファーストだ。だから、ひとつひとつのトレーニングを、私の身体でしっかり実践した。日々トレーニングを行う人の気持ちになる、記録したくなるその気持ち、それがアプリ開発において何よりも大事なことだ。

元旦の朝方、洗濯機の事件が一段落して、風呂に入るときに、ふいに鏡を見て、私は驚いた。胸が持ち上がっている!誰だよ!たれぱんだ、どこいった!この時点では筋トレを調べるために筋トレを始めてから二週間くらいしか経っていなかったが、見たことがない胸の形が出来上がっていた。私は老化ですっかり太っていて、胸は「たれぱんだ」にそっくりだった。だから、見慣れないそれが、ちょっと気持ち悪かった。私の身体ではないないみたいな、福笑い的な気持ち悪さ。え、正月だからか。しかし、そこまで変化が早々に出るなんて、筋トレ、マジに侮れん……!!!

調査の過程で「ダンベル何キロ持てる?」という漫画に出会った。ギャグ・コメディだが、筋トレの解説がマジなので、これも調査資料の貴重なひとつになっている。

というか、筋トレを抜きにしても、普通に面白いわ、この漫画。それに、この漫画を読んでいると、無性に筋トレがしたくなる。こうして皆で筋トレするのも、きっと楽しいだろうね。

食費入力のみ家計簿アプリ「食費簿」、自慰管理アプリ「アイナーノ」、どちらも御陰様で好調です。より良いアプリ開発に役立てます。