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国際女性デーに読んでもらいたい文春新書のご紹介!
清水晶子『フェミニズムってなんですか?』 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613618 女性たちが日以上生活の中で、「あれ?」と疑問に思うこと、 何気ない…
国際女性デーに読んでもらいたい文春新書のご紹介!
清水晶子『フェミニズムってなんですか?』
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613618
女性たちが日以上生活の中で、「あれ?」と疑問に思うこと、
何気ない言葉や行為に抵抗を覚えること。
それはフェミニズムのきっかけになります。
「私が我慢すれば」と抑えこんでいた怒りや不満を、
いつかどこかにぶつけたくなるかもしれません。
でも、誰に、ど
2024年2月の文春新書ラインナップ!
毎月20日発売の文春新書。2月のラインナップ4冊を簡単にご紹介!気になった1冊をぜひお手に取ってみてください。
①小川寛大『池田大作と創価学会』平和の使者か、俗物か? 誰よりも人の心をつかんだ男の魅力に迫る
日本最大の新宗教、創価学会の池田大作名誉会長が2023年11月15日に95歳で死去した。創価学会内で「永遠の師匠」とされる池田は、さまざまな毀誉褒貶に彩られた人物だった。
赤貧の出身だが、
ウクライナ戦争から2年――ロシア・ウクライナ戦争を振り返るための3冊
こんばんは。ウクライナにロシアが侵攻した2022年2月24日、ロシア・ウクライナ戦争の始まりから早くも2年が経とうとしています。一刻も早い終戦を願いながらも、まだ戦争の終わりが見えません。
この間、文春新書編集部ではロシア・ウクライナ戦争をめぐる本も何冊か刊行してきました。この戦争の時代にあって、私たちは何を、どう考えたらいいのでしょうか? 国際ニュースをどう見ればいいのでしょうか? 考えあぐねて
編集工学者・松岡正剛と数学者・津田一郎が語り合う「言語の起源の謎」。『初めて語られた科学と生命と言語の秘密』
「言語の起源」の謎
松岡 世界中の言語はバベルの塔が崩れて以降、各地各様のローカルな言葉が派生してきたわけですが、今日地球上に残っているものでも3000以上の言語があって、数世紀前は1万以上もの言語が林立していたわけです。メインになる言語と「消滅していく言語」との攻防がたえず局地的に繰り返される中で、ではなぜ言語はこんなにもたくさんあるのかということは、あいかわらず謎なんですね。もともとヒトの
なぜ多様性が台湾の“コアな価値観”になりつつあるのか? 台湾はどこへ向かうのか。
いま、台湾をめぐる国際関係史を書く
――今回の本を書かれるまでの経緯をお話しいただけますか?
家永 私がそもそもパンダや国宝に着目した研究を大学院で始めたきっかけ自体が、中国外交を勉強しようとする中で、台湾をめぐる問題が中国外交にとって極めて重要だと気づいたからなんです。その際に、中国政府の対台湾政策を正面からやるのではなくて、内戦で台湾に逃れた中華民国のことに関心を持って、中華民国史の文脈
「新書大賞2024」で識者の方々におススメいただいた文春新書9冊!
毎年2月頃に『中央公論』3月号で発表される新書大賞。今年も昨年に続き文春新書のベスト20入りは残念ながらなかったのですが、「新書大賞2024」、「目利き49人が選ぶ2023年私のおススメ新書」(各人が5冊のおススメを論評ととともに発表)で紹介いただいた文春新書9冊を、評者の方々のコメントとともにご紹介させていただきます! ぜひ読書ガイドとして活用ください。
家永真幸『台湾のアイデンティティ』
最後の〝備え〟は「お別れのセレモニー」〜文春新書『ペットロス いつか来る「その日」のために』より③ 伊藤秀倫〜
「お別れのセレモニー」の重要性
「ペットロスへの備えとして、実は最後の『お別れのセレモニー』を納得できる形でできるかが、すごく大切なんです」と語るのは、前出のグリーフケアアドバイザーの阿部氏だ。
お墓と霊園探しの検索サイト「ライフドット」が直近3年間にペットを亡くした人たちを対象に行ったペットの供養に関する実態調査(2020年)によると、亡くなったペットの遺体の弔い方は、「民間施設での火葬」が
アメリカにおける「ペットロス」最前線〜文春新書『ペットロス いつか来る「その日」のために』より② 伊藤秀倫〜
オレゴンから届いた一通のメール
では、欧米ではどうやってペットロスと向き合っているのだろうか──そんなことを考えているとき、私がネット上に公開している仕事用のメールアドレス宛に一通のメールが届いた。
〈はじめまして。米国オレゴン州ポートランドよりお便り差し上げています〉
差出人はポートランド在住の中田理恵さんで、私が『週刊文春』に書いたペットロスについての記事を読んでの感想をメールで寄せてく
最初の備えは「よきホームドクター」〜文春新書『ペットロス いつか来る「その日」のために』より① 伊藤秀倫〜
グリーフケアを知るホームドクターの重要性
「私はよく獣医の皆さんに、ペットが亡くなった後でも『病院においでください』と言える動物病院であってほしい、とお願いするんです」
そう語るのは「動物医療グリーフケアアドバイザー」として、全国の動物病院の医療関係者を対象にグリーフケアの講習などを行っている阿部美奈子氏だ。獣医師でもある阿部氏は、ペットを亡くした人が最初にその悲しみを打ち明ける第一候補者とし
ペットを亡くした人に何と言葉をかけるべきか〜『ペットロス いつか来る「その日」のために』刊行にあたって〜 伊藤秀倫
ありものの言葉で間に合わせるな
ペットロスの取材をしているというと、たまに「友人や知人がペットロスになったとき、どんな言葉をかければいいのか?」と訊かれることがある。
その答えは、本書における上沼恵美子さんの次の一言に尽きる。
「一番腹が立ったのはね、無神経な慰めの言葉なんです。ベベ(*上沼さんの愛犬)を亡くして1、2週間ぐらいのとき、私が『もうあかん。もうあかんわ』と言っていたら、ある人が『そ
社会を前進させ、自分を前進させるために。コロナ5類への移行で考えるソーシャルジャスティス
久しぶりのこびナビスペシャル
内田舞 皆さん、今日は参加してくださってありがとうございます、私はこびナビ医師の内田舞です。今日はめちゃくちゃ久しぶりのこびナビスペースで、私もテンションが上がってます。もしかしたら、こびナビのスペースを初めて聞く方もいらっしゃるかと思うので、ちょっとだけ説明をさせていただきますと、私たちこびナビは、新型コロナワクチンの正確な科学情報を届ける非営利プロジェクトとし
【世界の百均企業・ダイソー】矢野博丈 創業者(ファウンダー)「将来を怖がる力」 が生んだ〝百均〟サクセスストーリー
潰れる怖さから必死に逃げてきた
広島県東広島市内の工業団地の一角に小ぢんまりとあった大創産業の本社を初めて訪ねたのは25年前、1995(平成7)年の夏のことである。100円ショップなるものが大衆のブームとなり始めたころのことで、本社も、商品がうずたかく積まれている倉庫兼物流センターも、急ごしらえの掘っ立て小屋同然のプレハブ造りであった。安手のパーテーションで仕切られたあちこちの狭いスペースで、