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どこでも道場

稽古は道場で行うものだけではありません。

学ぼうとすれば、今いる場所が道場と
なります。

私は建設現場で働いておりましたが、
そこでも姿勢は意識しておりました。

資材を持つとき、
どんな姿勢なら最も楽に持ち上げられるか、

高い所から降りるときでも、どういう足の
つき方なら膝に負担を掛けずにできるか等、やり方を探しながら作業しておりました。

私は持ち上げるとき、降りるとき、歩くとき
等も仙骨を意識し、骨盤を立てるように心掛けていました。

仙骨は背骨の最下部に位置し、
体重を支えるためにできているのか、
仙骨で支えられた際は、膝や腰に殆ど
負担が掛かりませんでした。

足場や物を避けながら資材を運んでおり
持ちにくいものや重いものもあるので、
足をついたとき、体重が乗ったまま捻って
しまい、半月板を傷めるような動作になって
しまうこともありました。

未熟な故にそうなってしまいましたが、
今後は熟練してより体への負担を
減らしていきたいと思っています。

まだ若いから、力があるからと
無茶を重ねていると体もガタガタになって
しまいます。

体は消耗品ですので、
すり減ったり、怪我した所は元通りには
なりません。修復機能はありますが、傷を繋げる接着剤のような部分と元々ある体の組織
は材質が違うので、見た目にも色の違いで現れますが、強度も落ちるのです。

人生100年時代、体は大事にしたいです。

話が少し逸れましたが、
結果的に合気道を意識した練習が
体を守ることにもなっていました。

どのタイミングで
どの体の部位を意識すれば最も楽に、
体に負担をかけずにできるかを工夫しながら
作業をしていましたが、これは合気道にも通じると考えています。

建設現場と動作は違いますが、意識する
タイミングや部位は同じだからです。

体の使い方だけでなく、
洞察力や自制心を鍛えることも
合気道や護身術には有用で、普段の生活
でも鍛えられる場面は多いのではないでしょうか。

仕事や生活動作を一つこなす際にも、
心掛けていることが多い程、
得るものが多い人生になるでしょう。

以上です。
閲覧ありがとうございます。


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