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レコード配信 VOL.54▶︎ 1982年特集

レコード配信 VOL.54▶︎ 1982年特集

2022年5月25日YouTubeプレミア公開分
1. 哀愁のオリエント急行 / Logic System
2. FUNKY FLUSHIN' / 山下達郎
3. Girl in me / EPO
4. 月曜日はシックシック / 三井比佐子
5. ハートがピッピツ / 真鍋ちえみ
6. はにかみ天使 / 吉成香
7. 天使と悪魔(ナンパされたい編) / 伊藤さやか
8. 風になって / 伊藤つかさ

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ゲルニカ 『改造への躍動』

ゲルニカ 『改造への躍動』

まずはこのアルバムから着手しよう。
ゲルニカを一発目に持ってきた理由は単純。

『人気があるから』

極私的にその作品を語ると言っても、やっぱり読んでくれる人が居ないとつまらないので。
そういう意味でも、僕自身はアンダーグラウンドな存在にはなれないしなろうとも思えない。
媚びない、とは人間の欲求を逆らう行為であり無理が生じる。
はみ出し物が排除されるこの世の中ではアングラが深呼吸出来るスペースは喫

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YELLOW MAGIC 1981

YELLOW MAGIC 1981

1981
01.08👉細野晴臣「徹子の部屋」
01.15👉YMO『BGM』レコーディング開始(〜2.20まで)
01.21👉ピンクレディー「ラストプリテンダー」
01.21👉ラジ「偽りの瞳」
01.21👉ピンナップス『ピンナップス』
02.01👉シネマ『MOTION PICTURE』
02.01👉ジューシィフルーツ「十中八九N・G」
02.01👉矢野顕子「春咲小紅」
02.21👉

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初めてYMOのRYDEENを買った時のはなし

初めてYMOのRYDEENを買った時のはなし

確か、小学校5年か6年の時に、YMOのライディーンというシングルレコードを買いました。家にあった、親のステレオのレコードプレーヤーの針を落として曲がスピーカーから聞こえてきた時は、電流が走りましたね。

当時中学生だった、いとこの家に夏休みはよく泊まりに行っていたので、音楽に関してはまちがいなくいとこの影響が大きかったと思います。

いとこは、当時、シーナ&ロケッツ、スネークマンショー、YMOやら

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イエロー・マジック・オーケストラ『ソリッド・ステート・サヴァイヴァー』(再録)

 1980年7月14日は、YMO『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』はオリコン1位を獲得した日。79年9月の発売から1年がかりで首位となり、同年度の年間LP順位1位に輝いた。きっかけは79年末の海外ツアーの成功で、記録映像がニュースなどでこぞって紹介され、凱旋公演もチケットが一瞬で完売。その公演を収めたライヴ盤『公的抑圧』で初のオリコン1位を獲得したのを振り出しに、空前のYMOブームが80年代の

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一口エッセイ:好きなYMOの曲

一口エッセイ:好きなYMOの曲

 YMOの高橋幸宏さんが、この世を去りました。自分の印象として「YMOの3人で最も優しそうな人」と認識しており、あまりに尖りまくっていた当時の細野晴臣と坂本龍一の間で、高橋さんは二人の仲を取り持つ役であったらしい。その上で、YMOの代表曲となった『RYDEEN』の作曲が高橋幸宏さんであることが、すごくカッコいいと思う。

 画像は、YMO40周年写真集の中で、特に好きな高橋幸宏さん。ただ座っている

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イエロー・マジック・オーケストラ (YMO)

イエロー・マジック・オーケストラ (YMO)

イエロー・マジック・オーケストラという名前を初めて聞いた時、すごいインパクトのある名前だと思ったのを覚えている。だが、彼らの作り上げる音楽にはその名前に負けないほどのインパクトと魅力がある。今回はイエロー・マジック・オーケストラ(通称 YMO)の音楽性と彼らがもたらした音楽業界への影響について話したいと思う。

YMO 結成前YMOは1978年に細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一で結成された。この3人は

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ハイスクールララバイ / イモ欽トリオ

ハイスクールララバイ / イモ欽トリオ

1981年リリース、イモ欽トリオのデビュー曲にして、大ヒットを記録した名曲「ハイスクールララバイ」です。

Wikipediaの解説によると、テレビのバラエティ番組から派生したタイアップ曲の元祖的な作品とのこと。
「イモ欽トリオ」のネーミングからもわかるとおり、当時、歌謡界で旋風を巻き起こしていた「たのきんトリオ」をパロった企画、名称であることは一目瞭然ですが、楽曲そのものをコミックソングとはせず

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本気じゃなく『浮気なぼくら』。YMO第三期の残照。(再録)

 1983年5月24日は、YMOのアルバム『浮気なぼくら』の発売日。82年の約1年の休眠期間をはさんで、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人が再び結集した復帰第1作である。81年の『BGM』『テクノデリック』の実験的2作を経て、その反動で生まれたまさかのポップ作品。デビュー時から海外進出のため英詞を歌っていたYMOが日本語で歌うアルバムが出すとは、よもや思わなかったというのが当時のファンの心境だろう

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Yellow Magic Orchestra 「Solid State Survivor」 (1979)

Yellow Magic Orchestra 「Solid State Survivor」 (1979)

YMOがブームとなった頃、私は小学生。当時「増殖」を発表した頃で、音楽センスのある友人からLPを借りて聴いたのですが、全くよくわからないと思った記憶があります。それから「BGM」とか「浮気なぼくら」とか聴いたのですが、どうもピンと来なくて…。もともとテクノやニューウェーヴ系は得意でなく…。

それから数十年、はっぴいえんどから続く日本のロックを聴くようになり、特に細野晴臣さんの活動には強い関心を抱

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【特集②】1960年代のYMO?! ゲームがなかった時代の "ゲーム音楽"

【特集②】1960年代のYMO?! ゲームがなかった時代の "ゲーム音楽"

ゲーム音楽とはゲーム音楽とは。。。
はい、いつもの如く、Wiki先生召喚!必殺コピペ!
(私はいつも手抜き投稿です。すみません。)
長々と書かれてますが、シンプルにゲームで流れてくる音楽のことですね。
イメージ、スーパーマリオとか、ドラクエとか。

ゲーム音楽の歴史はい、これもWiki先生から教えてもらいましょう。わかりやすく少し要約・加筆します。

1960年代

1960年はゲームミュージック

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高橋ユキヒロの1980年作『音楽殺人
MURDERED BY THE MUSIC』が配信開始!ハイレゾにも対応!

高橋ユキヒロの1980年作『音楽殺人 MURDERED BY THE MUSIC』が配信開始!ハイレゾにも対応!

高橋ユキヒロ(当時表記)がYMOブーム渦中の1980年にキングレコードよりリリースした2ndソロアルバム『音楽殺人MURDERED BY THE MUSIC』が本日より配信開始となりました!以下のリンクより各プラットフォームにて聴けます。

当時世界のロック界を席巻していたニュー・ウェイヴ・サウンドをベースに、サーフ・ミュージック、2トーン・スカ、モータウン・サウンド等多様な音楽要素を加え、高橋の

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テストパターン『アプレ・ミディ』を私的リマスターをしてまで聴いている編集者の熱狂とリサーチの現在地

テストパターン『アプレ・ミディ』を私的リマスターをしてまで聴いている編集者の熱狂とリサーチの現在地

アルファレコードのカタログでは、そもそも発売すらされなかったリンダ・キャリエールほどではなくとも、かなりレアで高額取引をされている1枚があります。細野晴臣と高橋幸宏がアルファ内に立ち上げたYENレーベルから発売された、テストパターン(TESTPATTERN)『アプレ・ミディ(APRES-MIDI)』 です。

そもそもどんなアルバムなのか?1982年発売なので、今年で40周年。比留間雅夫と市村文夫

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ホソノ通信④/はらいそ~コチンの月~イエロー・マジック・オーケストラ

ホソノ通信④/はらいそ~コチンの月~イエロー・マジック・オーケストラ

スピリチュアルの世界/インド詣で

今年公開され大きな話題となったクエンティン・タランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。舞台は1969年でLAの街角にはヒッピーの女の子が親指を立ててヒッチハイクし、映画スターやミュージシャンの華やかな生活で彩られていた。幸福な時代として描かれていたものの、実際にはその年の8月にマンソンファミリーによるシャロン・テート惨殺事件と、12月のオ

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