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NEEDY GIRL OVERDOSEのいろんな話(ネタバレ無し)

・NEEDY GIRL OVERDOSE  1月に発売ししたニディガが、めでたい事にたくさんの方から愛される作品となりました。2週間で20万本、嬉しいね!  諸々の数字が大きくなるに連れ、やることも増えてきまして、発売前より忙しくなるという嬉しい悲鳴を上げている状況です。仕事があるのは良いことですね。これからも、超てんちゃんとあめちゃんのために頑張ろうと思います。いや、もう「超てんさん」だな……。  というわけで、ネタバレ無しで、製作にまつわるお話とか、ちょっとした裏話を書

    • 街全体が善とドラマを成すメルボルン

       世界一住みやすい街に住んでいるのだから、やはり住みやすさを意識するのだろうか。それとも、街のすべてが住みやすさへ収束するのだろうか。なんにせよメルボルンの街はとんでもなく優しい。  散歩をしているだけで話しかけられる。  日本なら詐欺や勧誘を疑ってしまうほど。  街の子どもが「あの店のレモネード飲んだ?美味しいよ!」と僕は声をかける。ゲームやドラマのキャラのようなわざとらしさに驚くも、やはり言葉に他意はなく、一人で歩いている僕へ日常会話を行っただけ。  友人に対して、「あ

      • オーストラリア 世界一住みやすい街メルボルンを歩く

         昨日オーストラリアは非常に快適と書きましたが、それもそのはず。なぜなら自分がいま滞在しているメルボルンは「世界一住みやすい街1位」に選ばれているのです。  世界規模ですよ。いま僕が立っているこの場所が、世界的に見て最も住みやすいんです。  世界一住みやすい街にそびえる、世界一住みやすい駅前。  見てわかる通り景観がとても良く、なにより路が広い。マジで広い。ここまでの都市に対して渋滞が一度もなく、歩道も広くて「混む」という概念とまったく無縁。  子供たちが跳ねまわり、大人た

        • マレーシア旅 総じて

           マレーシアからオーストラリアへ移動したので、マレーについて感じたことをまとめてみよう!  なにより特筆すべき点は、やはり「東南アジアの呑気さ」でしょう。  人は気温が暖かければ暖かいほどゆるく暮らす。沖縄人(うちなーんちゅ)の僕が言うのだから間違いない。行けばわかる。暑いとできることが限られ、良くも悪くも景観は緑に染まる。適当に街の写真を撮ってもこの通り。  そうなると細かいことなんてどうでもよくなるのだ。  しかし、立地上、マレーシアはインドネシアから来た人間も多く、そ

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          極彩色の暴力!ヒンドゥー聖地『バトゥ洞窟』

           昨日は、厳粛とも言える色遣いのイスラム建築の話をしたので、今日は秩序とは真逆の混沌としたヒンドゥーの観光スポットへ。この温度差を体験し、多民族・多文化・多宗教が入り混じる調和こそ、マレーシアの魅力そのものではないかと分かってくる。  マレーシアが誇るヒンドゥー教聖地『バトゥ洞窟』。バカすぎ!  もはや言葉は要らないほどにカラフル。色の暴力。こちらは2018年にすべてを塗り替えて色塗れにした寺院。なぜそんなことをしたのか? そうすることでネットで話題になって観光客もたくさん

          極彩色の暴力!ヒンドゥー聖地『バトゥ洞窟』

          イスラムの上品な色遣い ピンクモスク

           宗教にとって美と巨大さは大切なもので、視覚による美麗さと迫力は、無宗教の者へも有無を言わさぬ説得力を感じさせる。  マレーシアで見たピンクモスクことプトラ・マスクの色はものすごい。  ここまで「色」に囲まれると、人は神秘性を見出してしまう。まったくまってイスラムへの信仰心なくとも。  このような景色を生み出す力がある時点で、敬虔な人間たちの美意識に畏れと感動を抱く。神や仏の前に人間が生き、彼らは神や仏の尊さを伝えるために生きている。  その力強さや、ある種の暖かさに、ず

          イスラムの上品な色遣い ピンクモスク

          マレーシアで見つけた小さなワンダー

           朝から晩まで一人マレーシア散歩。東南アジア用のタクシーアプリを入れるために電話番号が必要だったため、急に飛行機へ乗った僕はアプリ導入できずに歩きのみに。それもいいさ。6時間くらい歩いた気がする。足がヤバいぜ。  沖縄(観光地)生まれの僕の心情として、「その場所を知るために観光地だけを回っても意味はない」と考えており、でたらめに歩いた。そこで見つけた「巨大なのに全然人の居ないデパート」こそ、この旅で現状一番良かった体験。  田舎(日本では地方のデパート)特有の土地の広さとま

          マレーシアで見つけた小さなワンダー

          突然知らない国へ行ってみよう

           突然、マレーシアへ来た。特に理由も目的もないけれども、それこそ旅の醍醐味かもしれないね。  ゲームのプロデューサーたちが取材でマレーシアやオーストラリアへ行くと言っていたので、ただただついてきた。彼らはもちろん取材であれこれ飛び回るけれども、僕は仕事に同行しないので一人で歩き回ることとなる。いちばん良い状態ですね。感謝!  といっても早朝から空港、7時間の飛行機ですっかりくたくたなので一日目はゆったり。待望の独り散歩はこれからする。  なので荷物はカバン一つ。洋服類とかも

          突然知らない国へ行ってみよう

          どちらが死に近いか

           肉体的な死でなく、精神的な死であるなら僕の方が地獄と紙一重な筈。僕は2年後にはアニメを放送していなければならず、それは自分にとって誇れるものであるべきだ。そこに失敗すると僕の魂は間違いなく折れる。腐る。  そのため多くの責務に追われるなか、苦しみがスマホ越しに漏れて弱音を吐露することもある。その際、知らない人から「苦しさを呟いて人に見てもらえるんだろ。俺はどうしたらいい?」と引用で言及された。気持ちはわかる。本人も僕を攻撃したいわけでなく、率直な感覚が溢れでたように見えた。

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          コミュニケーションのミスと大人語

           多くのことを間違えてしまった。  結局はコミュニケーション量であることを甘くみたというか、身体がどうしてもついてこなかった。無理にでも打ち合わせ……いや、打ち合わせだと重々しいので、何らかのイベントや展示を探し、仕事相手をそれに誘うべきであった。  テキスト上や通話のみでの不満を自分を知っていたはずなのに、週一での打ち合わせで顔を合わせるからと、それだけでは「仕事で会っている」感覚に嫌気が差す。というか週一ですら集まれてないし。  すべてがコミュニケーション量のなか、相手の

          コミュニケーションのミスと大人語

          再生ドラコ、やれるか?

           ドラコ。  ぷよぷよだったら上位を争う人気者であるものの、ウルトラマンのドラコはなんだかパッとしない。そんなにダサいとも思わないが、別に好きだとも言われない。そんなやつである。  いっぱい怪獣が出てくる回のやられ役。  子供たちからすれば「ドラコを一瞬で倒したレッドキングかっこいい!」でしかなく、この変な羽根の生えたトカゲ型のありがちな怪獣の印象は薄い。あと瞳が弱々しくて頼りない。  別に僕としても同様の意見でしかなく、もちろん嫌いではないが……くらいに思っていた。やる気

          再生ドラコ、やれるか?

          「ルイーズ・ブルジョワ展」地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

           森美術館へ行きました。  ルイーズ・ブルジョワ展。  副題は「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」。六本木の中心に構えるあの大きなタランチュラを作った方です。  I HAVE BEEN TO HELL AND BACK.  AND LET ME TELL YOU,  IT WAS  WONDERFUL.  あの素敵でカッコよくて逞しく優しい蜘蛛は、いかにしてできあがったのか。  彼女の創作は、つねに痛みを伴う。  初期の作品は主に性と家族をテー

          「ルイーズ・ブルジョワ展」地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

          また一つ健常になった自分と明確な敵

           歯の強制が進み、ついに正しい歯列に対して邪魔なだけの、正しくない歯を抜きました。あまりに無意味な場所に生えていた歯が取れた隙間を、意味のある歯たちが埋めていきます。  麻酔のおかげで全く痛くないぜ。  昔、親知らずを抜いた時は妙に時間がかかって一時間くらい汗だくになりながら抜いてもらった。麻酔が切れてからめちゃくちゃ痛くてびっくりした。今回は10分程度。それくらい無意味極まりない位置にいたコイツが愛おしい。  場所を図説。下の歯です。  歯の真後ろに歯が生えている。言う

          また一つ健常になった自分と明確な敵

          ガラージュ 芸術 対話

           90年代の奇ゲー『ガラージュ』が、お手頃価格でSteamやSwitchで遊べるので、ぼちぼち奇妙な世界を堪能している。  触ってみると、電波でも名作でもなく「奇ゲー」と呼ばれる理由がよくわかる。この触感はたしかに奇書の感覚。  ガラージュの内容はともかく(というか不気味ながら妙な安心感のある世界を歩くゲームとしか言いようがない)、プレイしていて面白かったシーンを誰も見てないYouTubeにアップしたところ、情熱的なコメントがついてビックリしたぜ。  熱いぜ。  YouT

          ガラージュ 芸術 対話

          PSP狩り

           昨日ヤンキーとオタクの話をしたうえで、僕ははっきりと「どっちもどっち」と言い切れるエピソードを持っている。沖縄育ちならではの。  前回は精神科医・斎藤環著『世界が土曜の夜の夢なら』を通し、ヤンキーは夢・愛・絆など曖昧な表現を用いて暴力的・犯罪的な現実を隠す。逆にオタクは現実のリアルをドロドロ描いてそれを本質とありがたがる。といった違いに触れました。一見、「この作品は本質を描いている!」と現代社会へメスを入れるオタク側の方がネット上では有利で、ポエミーに家族愛や友情を掲げるマ

          『世界が土曜の夜の夢なら』ヤンキーとオタクの違い

           とても良い本を読んだ。  精神科医・斎藤環『世界が土曜の夜の夢なら』。ヤンキーと精神分析!  なんと詩的で素敵なタイトル! ここで「なんか書名がいいな……」と感じてしまう部分こそヤンキー性でもあり、ポエミーに惹かれてしまう読者の感性を突いた巧みな仕掛けである。  僕の学生時代は、オタクとヤンキーのない混ぜだった。特に男子しかいない工業高校では。みんな等しく頭が悪く、その発散先がリアル・スポーツかネット・カルチャーかの違いだけで、彼らに本質的な違いなぞ存在しないことを知っ

          『世界が土曜の夜の夢なら』ヤンキーとオタクの違い