にゃるら
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NEEDY GIRL OVERDOSEのいろんな話(ネタバレ無し)
・NEEDY GIRL OVERDOSE 1月に発売ししたニディガが、めでたい事にたくさんの方から愛される作品となりました。2週間で20万本、嬉しいね!
諸々の数字が大きくなるに連れ、やることも増えてきまして、発売前より忙しくなるという嬉しい悲鳴を上げている状況です。仕事があるのは良いことですね。これからも、超てんちゃんとあめちゃんのために頑張ろうと思います。いや、もう「超てんさん」だな……。
いまだインターネットへ真剣
別に日本だけにこだわる必要無いなと海外のSNSや掲示板を眺めることが増えた。
僕は日本人なので、日本のオタクの動向をうっすらとしか追わなくなったことで感覚的には「インターネットに飽きた」と認識していた。そもそもスマホを開く時間は著しく減ったし。
で。せっかくなので各国のSNSの運営方針を調べているうちに、現Twitterがいいね欄を非公開にしたことの合理性がわかってきた。
当然、巨大なSN
ネット上のキャラ付け
リアルだと自分の容姿・返答速度に引っ張られるが、SNSだと好きな容姿(アイコン)・口調で好きなように投稿できるわけで、これはつまりキャラ付けです。
SNSを初め、のんびりとサーフィンしているうちに、人は憧れの存在ができる。SNS上、最近ならDiscord上で、好きなアカウントまたは有名人が発生し、このように振る舞う、そのファンのように振る舞うことを覚える。
ネット初心者のころは、このキャラ付
なぜ僕が海外Vtuberの翻訳に強い興味があるか 言葉の感性のお話
翻訳に興味ありまくりなので、自分が考えていることを書いていこう。すべて独学かつ偏見なので好き勝手に書くが、ここは僕の日記帳であって何より自由なのだから、あなたたちは勝手に読むからには前提を納得せねばならない。
上記の文章は、わざと翻訳の硬さを理解してもらいたくて堅苦しい言い回しにした。機械翻訳で何が起きるか。まずは「リスク回避」が行われている。乱暴な言葉をそのままお出しすると齟齬が生まれるので
にゃるらが最近読んだ本 5選×2 2024年 3月4月
↑前回の。
ここ数ヶ月の多忙で遅れに遅れたうえで2ヶ月分まとめました。5,6月分の更新も急ぐぜ。
■3月分
・生き延びるためのラカン 精神医学へ興味のある、特にいわゆるオタク系の方々への優しい解説本を書き続けてきた斎藤環先生の哲学入門書。表紙は荒木飛呂彦ですね。
斎藤環先生は、つねに「優しく」、人が生きるための手引きができるよう複雑な問題を語ってきた。今回の本も非常に複雑なラカンの概念を
『わんだふるぷりきゅあ!』第21話 まゆとユキのスクールライフ
『わんだふるぷりきゅあ!』第21話 、この回は卑怯だ。
女の子同士の距離感の近いプリキュアの中でも、「飼い主を守るため擬人化した一途な美少女と引っ込み思案な飼い主の美少女」という関係性は特段ヤバい。ここまでヤバいぜ……と画面に張り付いてしまったのは、もはや擬似夫婦レベルであったまほプリ以来である。
中身は猫なのだから、教室でいくらでも顔を近づけていい。授業中に飼い主へ甘えに来たって当然。猫
スピリチュアルが人を救う瞬間
宗教について調べれば調べるほど、人は科学的根拠のない大きな何かを信じ、それで精神や生活が救われるのであればそれでいいのだと分かってくる。
無宗教の日本人が、なんとなくで仏教や神道的な行為をありがたがるのは特に顕著だ。
スピリチュアルな話題は久々であった。ジムのトレーナーが急に「お祓いってどう思いますか?」と訊いてきた。ネット慣れしてスピリチュアル・オカルトへ慎重になったオタクからはなかなか出
ザラブ星人 The Love
中野ブロードウェイで人間サイズのザラブ星人スーツを見かけ、食い入るように見惚れてしまった。ザラブ星人の一目で分かる怪しげなデザインが素晴らしい。
人間サイズの光の巨人たちはわりと見慣れてしまったけれども、こうして怪獣が展示されているとすごく嬉しい。それにザラブ星人は本編でも人間サイズで登場するわけで、そうなるとリアリティを感じてより見惚れてしまう。「いま目の前の異星人が実際に動いたら、話しか
おっさん、新人賞を読む
ライトノベル新人賞応募作の書籍化にあたって推薦文(帯に載るやつ)を書くため、その作品を夜通し読んでいました。
帯の推薦コメントの仕事はちょくちょくあるものの、あまり受けずにきたのですが、今回は話を持ってきた編集さんとは長い付き合いでして、それでも声を掛けてきたということは「にゃるらくん、こういうの好きでしょ?」の意図が含まれる。
その時点で、まあ僕好みのデビュー作があるんだろうな、でも面白く
クロージング映像 Vaporwaveの源流を探して
以前、Vaporwaveの派生に、レトロなショッピングモールの中に居るような音楽をテーマにした『モールソフト』なるものがあると日記に書きましたね。そこからガチャガチャ音を弄って生まれた『モールマッドネス』なる物騒なジャンルまでできたよ、と。
他にも、僕が好きなvaporwaveにはローカルな天気予報の空気感をそのまま音楽としたものがある。
そもそも沖縄(ローカルな地域)に住んでいたのだから
超獣デザイン アリブンタ
怪獣ソフビ集めに歯止めが効かなくなってきたので、とりあえず本屋で見つけたウルトラ怪獣の立体物図鑑で我慢している。
エクスプラスは、初期のウルトラ怪獣たちをできるかぎり忠実に再現してコンプリートしようとしてくれているメーカーですね。デフォルメや大胆なカラーが特徴のソフビの本流とはまた違うものの、ウルトラ怪獣の造形を見ているだけで幸せなので最近はぼおっと眺めています。
さて、僕は超獣が大好きだ
神が仕組んだ収集家(コレクター)
僕の武器は、目と知識だ。
自身の美的感覚から、両の目で見たもののどこが優れた点であるかを、脳内に蓄積したデータベースを参照して絶対的な評価を持って喋る。僕が特殊な状況下で30年オタクとして生きて得た、収集家としての数少ない自信ある能力。
最近、僕はこうなるように天に仕組まれたのではないかと妄想することがあります。思い返すと生まれた時に3つの環境が偶然揃いすぎている。いや、この3つには相関があ