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あやうく一生懸命生きるところだった|ハ・ワン「世間の正解に従わないゆるい生き方」

こんにちは!
就活アドバイザーで読書大好きのYasuです。
今回は、昨日読んだ、ハ・ワンさんの『あやうく一生懸命生きるところだった』という本を紹介します。

インスタでbookbilityという本紹介のアカウントを運営してるのですが、最近、こちらの本の投稿を見ることが多く、気になっていた作品でした。

読んでみると、多くの方がおすすめしているように、
ユーモアに富んだ面白いエッセイだと思いました。

ざっくりとしたあらすじ・著者の紹介と3つの学びを共有しますので、
次読む本に迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください!

Yasuってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
趣味:読書とスポーツ全般
出身大学:MARCHレベル
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
学歴で諦めない、攻めの姿勢の就活を応援します!
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あやうく一生懸命生きるところだった|ハ・ワン「世間の正解に従わないゆるい生き方」

著者、ハ・ワンさんは韓国のイラストレーター兼作家の方です。

40歳の時に会社を辞めて、現在はフリーランスで活動中。
この本のイラストも彼が描いたもので、ゆるい挿絵のタッチがクセになります笑
自作の絵本も1冊制作しましたが、公表はしていないとのこと。
非常に面白い経歴ですよね。

こちらのエッセイ本は韓国で25万部、日本でも10万部突破のベストセラーになりました。

主テーマを簡潔にまとめると、
「肩に力を入れずにゆるく生きていこう」
ということ。

本の中で、彼はこう言っています。
「いい絵を描こうと思うと筆が力んでしまって綺麗に描けない。逆にリラックスして思うがままに描くとスラスラと筆が動くもの。人生も同じ!」

「なるほど!」と共感しました。
周りが決めた王道の生き方を信じずに、マイペースに進んでいくのが大事ですよね。

毎日せかせか働いていて、少し疲れてしまった都会のサラリーパーソンの方々にぜひ読んでもらいたい作品です!

全ては紹介できないですが、本書の主な学びを3つあげてみましたので、
参考になれば嬉しいです。

学び①:執着はやめよう

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皆さんは、ホンデ大学という韓国でNo.1の大学をご存知でしょうか?
みんなが羨む有名大学で、7浪する学生もいらっしゃるとのこと。

筆者自身もホンデ大学に3回受験するも全て不合格。
4回目でようやく入学ができました。

しかし、当時の受験勉強の期間について、
「無駄だった!」と振り返っています。

多くの人が「ホンデ=勝ち組」と決めつけているが本当にそうでしょうか?
他の選択肢が見えていないだけで、本当にやりたいことがその大学にあるのか確かではないのです。

そして、4回目の受験の動機は、「受からないと3回分の努力がもったいない」という執念に過ぎなかったと言います。

投資の損切りを思い切りよく実行する資産家が成功するように、
1つのやり方に執着せず、間違えたらすぐに諦めるのが良いと説いています。

この意見に納得しました!
なんとなく間違っていると思いつつ、努力が無駄になってしまうと恐れて続けていることはありませんか?

学び②:正解を求めるのはやめる

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人生での正解は何なのか分からないものですよね。
しかし、人間は競争をしたがる生き物です。

人生をゲームと捉えて、
「一番お金を稼いだ人が勝ち」
「学力が高い人が勝ち」
「ステータスが高い人が勝ち」

と勝手に競争を始めてしまいます。

筆者は、
「人生は答えのないなぞなぞのようなものなのだから、答えを導き出す過程で楽しめたら勝ち」
と主張しています。

ゴールは人それぞれで、正解がないからこそ、努力の過程で幸せを感じるのが重要です。

多数の総意によって決めたゴール事体に、疑問を持ってみると良いのではないでしょうか?

学び③:人間関係の疲れは1人の時間で癒す

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集団生活をこなすのは、気遣いなど疲れることが多いです。
そんな中、ひとりの時間が欲しいと思うことはありませんか?

本によると、ひとりの時間が欲しいと思うのは、
「現在の人間関係に疲れている証拠」とのこと。

そんな時は、ひとりでお酒を飲んだり、旅行に行ったりして心を癒すべきとアドバイスしています。

ここで一番大事なポイントは、
ひとりの時間を過ごした後は必ず仲間との生活に戻らないといけない
ということです。

本当にひとりぼっちでないからこそ、ひとりの時間を楽しめるのです。

無人島でひとりになりたい人間などいません。

ひとり時間は、帰り道が約束された旅行。
本当は一人ぼっちでないことを確認でき、感謝すべき時間でもあります。

個人的に一番心に響いたアドバイスでした!

まとめ・感想

今回は韓国の作家であるハ・ワンさんの『あやうく一生懸命生きるところだった』という作品を紹介しました。

タイトルでも書きましたが、『世間の正解に従わないゆるい生き方』を実現するためのアドバイスが書かれた本だったかと思います。

韓国では日本と同様に「お金を稼がないといけない」「努力が大事」「学歴至上主義」の価値観が強いようですね。
だからこそ、ワンさんの提唱する「肩の力を抜いた生き方」を知るのが大事になってきます。

韓国の方が書かれた本を読んだのは今回が始めてだったので、文体も含めて新鮮で面白かったです。

あなたは今の仕事や生活で満足していますでしょうか?
たまには王道ルートを外れて、息抜きするのが大事かもしれません。

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