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双極性障害2型の28歳。 自分なりの生き方をnoteにメモしています。

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双極性障害2型の28歳。 自分なりの生き方をnoteにメモしています。

記事一覧

継続とは苦を減らす作業

1年前。 私は金も無いのに夜な夜なほっつき歩き、家には寝に帰るだけという生活を送っていた。 障害と向き合うのも人生と向き合うのも面倒で、早く死にたいという感情をぼ…

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3週間前
7

飼い猫が死んだ

2か月ほど前に猫が死んだ。 17歳、大往生だった。 猫が家にやってきたのは私が小学生の時。 姉は連れ来るや否や、子猫だったそいつを私の腹の上に載せた。 小さな黒い毛玉…

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2か月前
15

無駄こそ人生のエッセンス

今年の2月あたりに、己の内側がそっくり入れ替わったような感覚がした。 以前までの私は部屋の片づけができず、家事もできず、浪費家で、いわば無駄の集合体のような人間…

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3か月前
18

双極性障害2型における軽躁の過ごし方、対策について考える。

6月、梅雨目前。 1年ぶりに扇風機を出した。 気温の上昇とともに、軽躁が顔をのぞかせている。 双極性障害になって10年が経とうとしている。 うつがベーシックな状態に近…

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3か月前
33

完璧主義と希死念慮

上記の記事に触発されたので、自分の希死念慮について書いてみる。 双極性障害2型と診断を受けて、10年ほどになる。 毎日の記録をこまめにつけているわけではないし、鬱で…

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4か月前
36

chocoZAPのスターターキット簡単レビュー

4月4日、chocoZAP入会 入会後即chocoZAPでトレーニングできるということで入ってみた。 運動着を着ていなかったので、試しにカラオケへ入ってみることに。 機種はJOYSOUND…

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5か月前
13

目標を立てたところで無理は無理なのだ。

ここ一週間、希死念慮に襲われている。 家事をこなしていても、一人飲みに行かなくなっても。 良いことをしているだけなのに、希死念慮は襲ってくる。 これが双極性障害の…

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5か月前
10

ニート精神障害者28歳女、料理はじめました。

母は料理が好きだった。 日常における食事はもちろん、ぬか漬けを家で仕込んでみたり、イチゴジャムを作ってみたり。 大みそかにはお重を買って、たくさんの料理を作ってい…

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6か月前
22

母が使い、父が使う台所、そして

#今日の振り返り 実家の台所を整理した。 最近家事をするようになって、ふと気になったからだ。 台所事情が分からなければ、献立を考えることもできない。 私は、いわゆる…

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6か月前
19

精神障害持ちほぼ引きこもりニートが家事を始めるまでの過程について

――私、御年28。まだ、家事は知らない。 幼いころ、母と姉と暮らしていた。 いわゆる母子家庭で、母は女手一つで私と姉を育ててくれた。 しばらくすると姉は一人暮らしを…

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6か月前
21

ニートほぼ引きこもり精神障害者でも人生の目標を立てたっていい。

ここ数週間でさまざまな変化があったことは前回のnoteで書いた。 このnoteを見ている人の中で、明確に目標を持っている人はどれだけいるのだろう。 日々仕事やプライベー…

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6か月前
48

ニート精神障害者が持つべき人生の目標だとか

ここ数週間でかなり環境を変えたことにより、躁転しているのか、それとも調子がいいだけなのかさっぱり分からなくなってしまった。 今までは躁が終わると鬱状態になり、精…

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6か月前
88

ポンコツ配信者の生存戦略

久々にゲーム配信をすることにした。 久々、というのも、私は数年前にゲーム配信をしていた事がある。 当時は好きなゲームを頼りない機材を用いて配信し、時折視聴者から …

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7か月前
17

『部外者』である私

2024年、元旦。 祖母の家から帰宅し、酒を飲んで横になっていた。 しばし微睡んでいると、地震が起きた。 天井を眺めて収まるのを待っていたが、次第に揺れは大きくなって…

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8か月前
16

母の遺言、達成。

生前、母に「FPを受けなさい」と言われた。 当時私は就労ができず(今もだが)、家で猫とウネウネするしかやることがなかったので、その意見を受け容れ、資格勉強を始めた…

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1年前
24

SNSと距離を取ろう!~Twitter編~

物心ついたときから、私は母のPCで遊んでいた。 母のPCは、現代のPCと違ってモニターが大きく、ゲームでもしようものならすぐフリーズするようなスペックのポンコツPCだっ…

bon
1年前
14
継続とは苦を減らす作業

継続とは苦を減らす作業

1年前。
私は金も無いのに夜な夜なほっつき歩き、家には寝に帰るだけという生活を送っていた。
障害と向き合うのも人生と向き合うのも面倒で、早く死にたいという感情をぼやけさせるために酒を飲んでいた。
今思えば、死ぬための理由づくりをしていたのかもしれない。
誰かにバカにされても「そりゃそうですよね」と言う顔をして、必死に笑顔を作っていた。
「自分はダメだから」と人の顔色ばかりうかがい、善意も悪意も無碍

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飼い猫が死んだ

飼い猫が死んだ

2か月ほど前に猫が死んだ。
17歳、大往生だった。

猫が家にやってきたのは私が小学生の時。
姉は連れ来るや否や、子猫だったそいつを私の腹の上に載せた。
小さな黒い毛玉が爪をキュッと出し、寝転がる私に捕まると、静かにおしっこを始めた。
安心感だったのかは分からないが、とにかく猫と私の出会いはそんな感じで始まったのだ。

名はもずく。オス。おおらか。
お利口な猫で、変な場所で爪とぎをしたり、物を倒す

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無駄こそ人生のエッセンス

無駄こそ人生のエッセンス

今年の2月あたりに、己の内側がそっくり入れ替わったような感覚がした。
以前までの私は部屋の片づけができず、家事もできず、浪費家で、いわば無駄の集合体のような人間だった。
現在は生活習慣を是正し、常に部屋をきれいにし、たどたどしくも家事をこなし、衝動買いを堪えられる、以前よりも善い人間となった。
周囲から「無職の癖に」と攻撃されることも減ったように思う。
自分自身現状について、無駄を排することが善で

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双極性障害2型における軽躁の過ごし方、対策について考える。

双極性障害2型における軽躁の過ごし方、対策について考える。

6月、梅雨目前。
1年ぶりに扇風機を出した。
気温の上昇とともに、軽躁が顔をのぞかせている。

双極性障害になって10年が経とうとしている。
うつがベーシックな状態に近い私にとって、軽躁は厄介なものだ。
一方で、軽躁はうつ状態の時にできなかったことができたりするので、数年前までは好き放題やっていたのも事実。
しかし、感情の波は言うことを聞かず、サーファー気取りの私を放り出してどこかへ行ってしまうし

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完璧主義と希死念慮

完璧主義と希死念慮

上記の記事に触発されたので、自分の希死念慮について書いてみる。

双極性障害2型と診断を受けて、10年ほどになる。
毎日の記録をこまめにつけているわけではないし、鬱でこの期間の記憶は明瞭に思い出せない。
ただ、ずっと暗くて、周囲の人々よりずっと下の、深い深い穴のようなところにずっといたような気がする。

精神障害になって、希死念慮という言葉を知った。
私の中の希死念慮は、「自分はこの世にいてはなら

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chocoZAPのスターターキット簡単レビュー

chocoZAPのスターターキット簡単レビュー

4月4日、chocoZAP入会
入会後即chocoZAPでトレーニングできるということで入ってみた。
運動着を着ていなかったので、試しにカラオケへ入ってみることに。
機種はJOYSOUND。「この曲が無い!」ということは無かった。
1日最長1時間程度しか利用することができないものの、新曲の練習などには十分使える。
ただ、カラオケ好きな人にとっては1時間は短いので「カラオケ屋でフリータイムしたいなあ

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目標を立てたところで無理は無理なのだ。

目標を立てたところで無理は無理なのだ。

ここ一週間、希死念慮に襲われている。
家事をこなしていても、一人飲みに行かなくなっても。
良いことをしているだけなのに、希死念慮は襲ってくる。
これが双極性障害の正体なのだなと、いたく痛感した。

根底に何があるのだろうと探ってみると、どうやら「お金を稼げていない、生産性が無い自分」に対して希死念慮はチクチクと刺しているようだった。
しかし、インターネットで希死念慮の対処法を検索しても「とりあえず

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ニート精神障害者28歳女、料理はじめました。

ニート精神障害者28歳女、料理はじめました。

母は料理が好きだった。
日常における食事はもちろん、ぬか漬けを家で仕込んでみたり、イチゴジャムを作ってみたり。
大みそかにはお重を買って、たくさんの料理を作っていたのを思い出す。
そんな中、ふと私が料理を作ろうとすると、母は下ごしらえを全部やって、何なら煮込む段取りまでしてくれていた。

もういい大人なのだし、振り切って練習をすればよかったのだが、「やってくれるからいいや、私は料理が得意じゃないか

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母が使い、父が使う台所、そして

母が使い、父が使う台所、そして

#今日の振り返り

実家の台所を整理した。
最近家事をするようになって、ふと気になったからだ。
台所事情が分からなければ、献立を考えることもできない。
私は、いわゆる『他人の台所』に足を踏み入れたのだ。

他人の台所を整理していると、様々な気づきがあった。
私は2年前に母を亡くしているのだが、まだ母の片鱗が台所に残っていたのだ。
とはいっても、母は整理整頓や掃除ができない人だったから、謎のストック

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精神障害持ちほぼ引きこもりニートが家事を始めるまでの過程について

精神障害持ちほぼ引きこもりニートが家事を始めるまでの過程について

――私、御年28。まだ、家事は知らない。

幼いころ、母と姉と暮らしていた。
いわゆる母子家庭で、母は女手一つで私と姉を育ててくれた。
しばらくすると姉は一人暮らしを始め、私と母の二人暮らしに。
精神障害を患い、状態が安定していない私が一人暮らしできるわけもなく、ずっと実家に入り浸っていた。
いわゆる、子供部屋おばさんである。

そして2年前、母が亡くなった。
くも膜下出血であっけなく逝ってしまい

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ニートほぼ引きこもり精神障害者でも人生の目標を立てたっていい。

ニートほぼ引きこもり精神障害者でも人生の目標を立てたっていい。

ここ数週間でさまざまな変化があったことは前回のnoteで書いた。

このnoteを見ている人の中で、明確に目標を持っている人はどれだけいるのだろう。
日々仕事やプライベートに忙殺され、とりあえず一日一日を生き延びるだけで精一杯の人もいるに違いない。
また、目標の持ち方について検索してみると、「仕事」や「ライフプラン」といういかにも目標があったらよさそうな単語がヒットしまくる。
これまでの私のように

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ニート精神障害者が持つべき人生の目標だとか

ニート精神障害者が持つべき人生の目標だとか

ここ数週間でかなり環境を変えたことにより、躁転しているのか、それとも調子がいいだけなのかさっぱり分からなくなってしまった。
今までは躁が終わると鬱状態になり、精力的な活動ができず、希死念慮を寝てやり過ごす日々だった。
しんどくはあるがパターン化されていたことにより、「ああ、今はこういう時期なのだな」と諦めることができていた。

しかし、『ニート』『精神障害者』という基盤は変わっていないので、何が変

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ポンコツ配信者の生存戦略

ポンコツ配信者の生存戦略

久々にゲーム配信をすることにした。

久々、というのも、私は数年前にゲーム配信をしていた事がある。
当時は好きなゲームを頼りない機材を用いて配信し、時折視聴者から
「画面止まっていますよ」
と言われ、発狂するだけの不毛な配信であった。
もちろん視聴者も少なく、1~2人程しか見ていなかったのではないかと思う。
その後は、配信をすること自体つまらなくなって辞めてしまった。

そんな苦い思い出があるゲー

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『部外者』である私

『部外者』である私

2024年、元旦。
祖母の家から帰宅し、酒を飲んで横になっていた。
しばし微睡んでいると、地震が起きた。
天井を眺めて収まるのを待っていたが、次第に揺れは大きくなっていった。
父の部屋に行き、慌ててテレビをつける。
アナウンサーの切迫した声から、とんでもない事が起きていると理解した。
岐阜も何度か揺れ、またスマホからサイレンが鳴るのではないかと気が気でなかった。

2024年、1月2日。
少し気持

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母の遺言、達成。

母の遺言、達成。

生前、母に「FPを受けなさい」と言われた。
当時私は就労ができず(今もだが)、家で猫とウネウネするしかやることがなかったので、その意見を受け容れ、資格勉強を始めた。
FP3級合格を伝える前に母は急死したが、これは遺言だと思い、私はFP2級まで取得しようと決意を固めたのであった。

正直、簡単に取得できるものでは無かった。

上記の通り、私は精神的に具合が悪いと、文章を読むことがかなり厳しくなってし

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SNSと距離を取ろう!~Twitter編~

SNSと距離を取ろう!~Twitter編~

物心ついたときから、私は母のPCで遊んでいた。
母のPCは、現代のPCと違ってモニターが大きく、ゲームでもしようものならすぐフリーズするようなスペックのポンコツPCだった。
それでも保育園の頃から私はインターネットに魅了され、現在もなおインターネットにどっぷりと浸かる日々を過ごしている。
SNSがそこまで普及していなかった頃は、母が見ている2chを後ろから覗いてみたり、ハンゲームのチャット機能を活

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