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試し読み:『デザインリーダーシップ』冒頭部分

試し読み:『デザインリーダーシップ』冒頭部分

2018年5月に刊行した書籍『デザインリーダーシップ デザインリーダーはいかにして組織を構築し、成功に導くのか?』(リチャード・ベンフィールド 著、三浦和子 訳)より、冒頭部分をご紹介します。少し古い本ですが、今でも色褪せない内容です。

序文
なぜこの本を書いたのか? 誰のために?どういうわけか、リーダーは「すべての答えを持っているべきだ」と思い込まされている。私たちは企業のリーダーシップをほと

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試し読み:『みんなではじめるデザイン批評』序文

試し読み:『みんなではじめるデザイン批評』序文

2016年に刊行した『みんなではじめるデザイン批評:目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド』より、「序文」をご紹介します。
現在は電子版のみでの販売となりましたが、今もロングセラーとなっている一冊です。

失われた批評スキル「もう少しポップにして」

「これはあまり好きじゃないですね……なぜかははっきりわかりませんけど、これではないような気がします……見ればわかるんですが」

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試し読み:『コンヴィヴィアル・テクノロジー』冒頭部分

試し読み:『コンヴィヴィアル・テクノロジー』冒頭部分

2021年に刊行した『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(緒方壽人 著)より、冒頭部分をご紹介します。

コンヴィヴィアル?思想家イヴァン・イリイチは、著書『コンヴィヴィアリティのための道具(Tools for Conviviality)』において、行き過ぎた産業文明によって人間が自らが生み出した技術や制度といった道具に隷従させられている、つまり、人間は道具を使

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試し読み:『アニメ・ゲームのロゴデザイン』デザイナー・内古閑智之(CHProduction)インタビュー

試し読み:『アニメ・ゲームのロゴデザイン』デザイナー・内古閑智之(CHProduction)インタビュー

2023年2月に刊行し、好評を博した『アニメ・ゲームのロゴデザイン』。アニメ・ゲーム・VTuber・メディアミックス作品など、エンタメ作品のタイトルロゴを約500点掲載した大ボリュームの事例集です。

今回は「文字の本」の紹介の一貫として、本書に収録のデザイナーインタビューの一部を掲載します。ぜひご一読ください。

【ロゴデザインは、作品を思い出す記憶のスイッチになる】デザイナー・内古閑智之(CH

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試し読み:『正しいものを正しくつくる』イントロダクション

試し読み:『正しいものを正しくつくる』イントロダクション

2019年に刊行し、ロングセラーとなっている『正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について』(市谷聡啓 著)より、「イントロダクション」をご紹介します。

イントロダクション:
正しいものを正しく作れているか?
少し昔話から始めよう。

ある時、あるところに、「アジャイル開発」に憧れを抱いていた男がいた。その男にとって、アジャイル開発とは本

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試し読み:『This is Service Design Doing』01章

試し読み:『This is Service Design Doing』01章

2020年2月に刊行した『This is Service Design Doing サービスデザインの実践』(マーク・スティックドーン、アダム・ローレンス、マーカス・ホーメス、ヤコブ・シュナイダー 著/安藤貴子、白川部君江 訳/長谷川敦士 監修)より、「01 なぜサービスデザインなのか?」をご紹介します。

以下ではテキストのみ抜き出したかたちで掲載しますが、実際の書籍はカラー図版やコラム等満載の

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試し読み:『もじグラフィックス』扉の作字/メイキング作品

試し読み:『もじグラフィックス』扉の作字/メイキング作品

2024年3月の新刊『もじグラフィックス』では、クライアントワークではない純粋な視覚表現、自己表現のために制作された作字を一挙掲載しています。

それぞれの作字は特徴ごとに9つの分類を行い、制作意図のキャプションとともにご紹介しているのですが、その扉で使用されている文字も、本書のデザイナーさんたち(デザイナー:北岡誠吾、協力:原田ひかる)によって作字されたものです。

1章 形状(線/面/質感)

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試し読み:『[新版]我々は人間なのか?』冒頭部分

試し読み:『[新版]我々は人間なのか?』冒頭部分

2023年1月に刊行した『[新版]我々は人間なのか? デザインと人間をめぐる考古学的覚書き』(ビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリー 著/牧尾晴喜 訳)の冒頭部分をご紹介します。



はじめに「我々は人間なのか?」という問いは、答えを急ぐものであると同時に古くからあるものだ。もしかすると、日常生活のほんの些細な身ぶりから、テクノロジー、生態系、地質における非常に大きな変化にいたるまで、時代

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試し読み:『多元世界に向けたデザイン』監訳者あとがき

試し読み:『多元世界に向けたデザイン』監訳者あとがき

2024年2月の新刊『多元世界に向けたデザイン ラディカルな相互依存性、自治と自律、そして複数の世界をつくること』より、監訳者(水野大二郎、水内智英、森田敦郎、神崎隼人)の「あとがき」をご紹介します。

原書はこちら。数年前から大きな話題となっていた本です。

わりと薄めのペーパーバックだったので、日本語版が500ページを超える大著になるとは見越せておらず、30万字を超える翻訳原稿を受け取ったとき

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試し読み:『サウンドプロダクション入門 DAWの基礎と実践』 その3

試し読み:『サウンドプロダクション入門 DAWの基礎と実践』 その3

2021年3月に刊行した『サウンドプロダクション入門 DAWの基礎と実践』。1章「基礎編 音を聴く」から、「生演奏と再生音楽」と「音楽とは、周波数の時間分布である」のパートをご紹介します。本書は、著者の横川理彦氏が美学校で行なっている講座「サウンドプロダクションゼミ」をもとにしたDAW入門書。DAWのみならず、音楽全般に興味がある方々に、ぜひご一読いただきたい一冊です。

※試し読みその1(「はじ

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試し読み:『Procreateで風景を描こう』イントロダクション

試し読み:『Procreateで風景を描こう』イントロダクション

2023年12月20日にBNNより刊行される『Procreateで風景を描こう』(3dtotal Publishing編著)より、「本書の使い方」と「イントロダクション」の一部をご紹介します。

本書は、iPad用のペイントソフト「Procreate」を用いて、魅力あふれる風景や雰囲気のある景色を描くための技法書です。ラフなスケッチから完成まで、1つ1つのステップを詳しく解説した10個のチュートリ

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試し読み: 『デザイン、学びのしくみ ニューヨークの美大講師が考える創造力の伸ばし方』 著者まえがき

試し読み: 『デザイン、学びのしくみ ニューヨークの美大講師が考える創造力の伸ばし方』 著者まえがき

2023年7月20日にBNNより刊行される『デザイン、学びのしくみ ニューヨークの美大講師が考える創造力の伸ばし方』(遠藤大輔著)から「著者まえがき」をご紹介します。

ニューヨークの有名美術大学、プラット・インスティテュート(プラット)で著者が実践するデザイン教育の解説書です。デザインの学びには「しくみ」があり、そのしくみを理解することで誰もが創造性やデザインを学べると考える著者のメソッドを公開

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試し読み:『システミックデザインの実践』日本語版序文

試し読み:『システミックデザインの実践』日本語版序文

2023年5月の新刊『システミックデザインの実践 複雑な問題をみんなで解決するためのツールキット』より、監修者の慶應大学 武山政直さんによる序文をご紹介します。

原書は、『This is Service Design Thinking』などの良書を多数刊行しているオランダのBIS Publishersより2022年に刊行された『Design Journeys through Complex Sy

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マーダーミステリーの用語集/試し読み:『TRPGのデザイン』その5

マーダーミステリーの用語集/試し読み:『TRPGのデザイン』その5

2023年5月に刊行した『TRPGのデザイン』から、「マーダーミステリーの用語集」のパートをご紹介します。

「TRPG」「マーダーミステリー」などの単語で検索して、このnoteを見つけた方も、こちらのnoteを読んで、『TRPGのデザイン』にご興味が湧いたという場合は、ぜひお手にとってご覧いただけますと嬉しいです。

また、こちらのnoteはシェア大歓迎です。
『TRPGのデザイン』をお持ちでな

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