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言葉じゃなくたっていい
私たち特に全盲の視覚障碍者にとって言葉は重要なコミュニケーション手段だ。
これまで私自身、正直寡黙な人とはどう関わればよいか悩んできたし、言葉こそ正義だと言わんばかりに大切にしてきた。しかし、ひなちゃんが生まれそんな自分自身の価値観も少し変わった。
なにしろ非言語コミュニケーションの中で生きる者の最たる例が赤ちゃんであり、言葉が全然通じないからだ。顔の表情やしぐさからこちらが読み取らなければ
ひなちゃんの四方山話 『趣味あれこれ』
ひなちゃん:
ひなちゃんです。私もだいぶ成長し、2足歩行で歩き回れるようになりました。
去年の今頃なんてようやく首が座ったというところで、ハイローチェアに寝転がり手足をばたばたしているだけでした。1年で劇的に変化したんじゃないかと自分では思っています。
ただ、なにかとストレスの多い現代社会です。生き抜くためにはやはり自分でストレスを解消できるような趣味的なものをいくつか持っておいたほうがい
生まれる前から!そしてこれからも!
今月でついにひなちゃんは1歳を迎えた。
この1年ひなちゃんが元気に育ってくれたことを何よりも嬉しく思い、心から感謝している。
今回はいつかのために、ひなちゃんが生まれた時のことを書き残しておきたいと思う。
ひなちゃんが生まれたのは、秋晴れの空が広がった暖かな日の夜だった。
「赤ちゃんの頭が出ますよー。」
という助産師さんの声とともにひなちゃんはするりとこの世界に誕生し、
「フニャー、フニャ