ひなちゃんの四方山話 (保育園に行き始めた件について)

 ひなちゃん:
 ひなちゃんです。ゴールデンウィーク?あれ、ほんまに早く終わりますよね!気づいたら私の許可もなく過ぎていましたから。連休使い果たしたってだけで落ち込むのに、来月なんて祝日0日っていうじゃないですか。私は1歳児ということもあり、カレンダーの読み方とかまだ分からないので、ちらっとママに聞いてびっくりしました。絶望的な気分です。
 って誰ですか?
「赤ちゃんに平日も休日も関係ないだろ(笑)」
とか言った人!正直に手を挙げてください。ひなちゃん怒りませんから。
残念ながら平日や休日は、私にも関係のある話になりましたよ。なにしろ私、平日は保育園に行き始めましたから。それも週五日通ってるので、週休二日まで減らされました。園には9時から4時の間で行っています。時間についてはかなり融通が利くようです。0歳児クラスや2歳児クラスに入った子は基本時間の9時から5時で来てる場合が多いようですが、朝早めの8時からとか、逆に夜遅めの6時以降までいるとか、いろんなパターンがあります。
 乳幼児期からフレックス性が適応されている点からしても待遇は良いほうだと思います。特に私なんて他の子より1時間早く上がらせてもらっていますから、ありがたいです。
 じゃあ登園してからなにやってんのって話ですが、まず、靴とか靴下とか脱いだら朝礼があります。いわゆる朝の会ですね。そこでは点呼があり、歌唱の時間も設定されているのでとりあえずまだ言葉にはできませんがそれとなく歌っています。「激しく変化しうるこの社会を生き抜くため、季節感やトレンドを意識できるようになる」という目的があるのかどうかは分かりませんが、上からの指示で定期的に歌が代わります。
 例えば春には童謡の「ちょうちょう」と、「ぶんぶんぶん」を歌いました。連休前には「鯉のぼり」も追加されました。
 朝の会の後も割りと忙しくしています。 午前中、特に天気のいい日には外回りに行きます。出向く先は、河川敷や公園が多いです。私は散歩感覚でけっこう楽しめています。まあ、しいていえば、規定上帽子を被らなければならないといいうのが、つらいところです。私、頭に何か載せられるとすぐに払いのけたくなる性分なもので、長時間の帽子着用はきついです。といっても、無理に帽子をかぶせられ続けることはありません。実際、帽子着用はあくまで努力義務といったところでしょう。
 外回りに行かなくても、やっぱりある程度の成果物は求められてきますよね。最近だと、羽のような形の画用紙にピンクの絵の具を手に付けて、こう「ぺたぺたー」って塗りたくって、蝶々を作りました。他にも鱗をたくさん張り付けて、鯉のぼりのデコレーションもしました。
 まあこうやっていろいろ取り組んでいますがやっぱり季節ものはいいですね。四季折々の行事や時々の旬を楽しめるというのも日本の良さだなと、少なくとも1回ずつどの季節も体験してきた私は思います。
 午前のワークが終わると、早めの昼食時間になります。内では給食を出してもらっています。弁当を持参するとか、コンビニまでお昼ご飯を調達しに行くとかしなくていいので助かっています。毎日メニューも違いますし、美味しいんです。空揚げやかきたま汁なんかが出た日には、私かなりお代わりしちゃっています。
 昼食後にはお昼寝タイムがあります。しかも3時間です。スペインのシエスタよりも長いですから、どこまでもホワイトな環境です。
  お昼寝後には、ご丁寧におやつタイムもあり、それからはのんびりお迎えを待ちます。楽しい物です。まあ、成果物の常態や、ご飯の食べ具合、昼寝時間は記録として残され後で親に報告が行くようになっているので、あまり変なことはできないですよ。いわゆる連絡帳とかいうシステムですね。
 なんだかんだ、通い始めて1ヶ月が過ぎました。よく知りませんが、書類上は
年契約っぽいのでとりあえずこの1年、行ってみようと思っている今日この頃です。

 母:
 とうとうひなちゃんも保育園デビューしましたね。最初は、ちゃんと園での活動に慣れられるだろうか?可愛がってもらえるだろうか?お昼寝ができるだろうか?と数限りなく不安に思っていましたがひなちゃんは三日程度で慣れ、にこにこしながら通園するようになりましたね。子どもの適応力の高さに毎度のことながら感心しております。私としても休日と平日が復活し、朝も通園に合わせて早く起きるようになり生活にもめりはりが出てきました。
 お昼には給食を出してもらえるので、私も少し楽になりました。食べることが大好きなひなちゃんです。きっと、私があまり作らないキノコ料理といった、新メニューにも出会え楽しんでいることと思います。
 午前中はひなちゃんも園の先生やお友達とお出かけしていることが多いので、ばったり出会わないよう、私は心なしかこそこそお出かけするようになりました。以前うっかりお散歩中のひなちゃんと、スーパーに行く途中に出会ってしまい
「ままー、ままー、ままー!」
と大泣きされましたので、それ以来注意しております。
 ひなちゃんは保育園に行くようになり、しゃべれる言葉も一気に増えました。突然
「ちょうちょ」
と言うようになったり、お菓子の空き箱を持ってきて
「あけて、あけて」
と伝えられるようになったりと、知らないうちに成長しているなと感じることが増えました。
 そうそう、ひなちゃんが工作の時間で画用紙に色を塗って作った作品1号の蝶々は、本棚の壁面にテープで張り付けて飾ってみることにしました。ひなちゃんの努力の成果をばあばやじいじにも見てもらえるといいですね。
 ひなちゃんはこれからどんどん私たちの知らない新しい世界へと冒険に出ます。保育園はその第1歩です。初めて出会う人や物にに、不安よりも楽しみを、新しい朝が来ることに悲しみよりも喜びを感じ、過ごしていってもらえたら、それ以上に幸せなことはありません。勿論新しい物に疲れたら、慣れ親しんだ場所や人の中でのんびりと休憩することもとても大切です。
 一先ずこの1年、平日は保育園でアクティブに、休日は今まで通り私たちとのんびり過ごしましょう。

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