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ドキドキしながら英会話スクールに行き始めた

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英会話スクールに通い始めて得たものって!

 イングリッシュスクールに通い始めてから、10ヶ月目に突入した!
駅からの道順もすっかり覚え、教科書もスタッフさんが毎回データ化してくれてかなり快適になった!
肝心な英語の上達度はというと、相変わらず会話の中で英単語が出て来ず
「あー、うー」
とうなってばかりだ!
 つまりそれほど伸びていない!
なんだかんだ週末は予定が入ったり、眠かったり寒かったりで、己の怠惰さと弱さにより目標よりも通う回数が少

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「hello」の一言に思いを込めて

 1か月かけて、「hello」と一言言いに行くことができた。これほどまでに達成感や喜びに満ちた挨拶をしたことが今までにあっただろうか。
 今回で英会話スクールの訪問も2回目となる。
 数週間前に覚えた、駅からスクールまでの地図を頭の中いっぱいに広げ、私は歩き続けた。何個目の角を曲がるか、信号から建物までの歩数は何歩か。心配になるたびに頭に描いた朧な地図を凝視した。周囲からはふらふら、のろのろ歩く私

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ドアに触って

 「英会話スクールに行きたーい」という思いから、電話をかけ、全盲であることを伝え予約を入れてから2週間が経過した。
そしてこの度ようやく受講ガイダンスを受けることができた。私にとって今回の最も大きな収穫は、ビルの6階にある英会話スクールのドアに触れたことだ。
 普通ならカラフルで魅力的な受講ガイダンスのパンフレットやその内容のことで頭がいっぱいになり、どんな道順だったかとかドアはどんな触り心地だっ

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電話に挑んで

どうにか電話をかけ、受講ガイダンスの予約を入れることに成功した。
 仕事を終え家に帰るなり、カバンからスマホを勢いよく取り出した。そして、電話番号を入れ発信ボタンを押した。瞬間私の緊張は最高潮に!1発目の呼び出し音が聞こえてくることを予想し息を吸い込んだ。
 ところが聞こえてきたのは「こちらはNTTドコモです。おかけになった電話は…」という無味乾燥なオペレーターの声だった。私は吸い込んだ息のやり場

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発信ボタンに指を置いて

 もしも誰かが電話を取ったら、日本語すらしゃべれなくなりそうで!未だに体験予約の電話を入れられていない。
 英会話スクールに通い始めたいと思っているのに。
 こんなことが昔もあった。私が小学生の時だ。当時友達と遊ぶ約束を取り付ける手段はもっぱら家電だった。お爺ちゃんが出たらどうしよう、おばちゃんが出たら何て言おうと電話の前に立ちつくし、果林ちゃんに「あーそーぼー!」と一言伝えるため、どれだけの時間

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スクールに突入して

 どうにかスクールに辿り着き、カマキリさんとの3時間に及ぶ濃密な面談の後、私は英会話スクールへの入会手続きを終えた。
 「hello」と一言言いに行くぞという一見低そうでも、私にとっては高かった目標は達成されつつある。
 ドキドキしながら英会話スクールのドアを開くと、コーヒーや紅茶の混ざりあった柔らかな香にふわりと包まれた。
 同時に、各テーブルから必死で英語を話す人々の声が響いた。カフェほどラフ

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