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Bicerinが教えるイタリアの歴史と食文化

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Bicerin広報担当者が皆さんにご紹介するイタリア食文化。 郷土料理やイタリア人の日常に根付いたあるあるまで、色々ご紹介して行きます。
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2022年1月の記事一覧

トリノの郷土料理 ~仔牛のトンナートソース〜

トリノの郷土料理 ~仔牛のトンナートソース〜

【Vitello tonnato !!】
「ヴィテッロ・トンナート」トリノの郷土料理で定番の前菜です。

Vitelloというのはイタリアで仔牛の事。トリノがあるピエモンテ州では伝統的に仔牛肉をよく食べる習慣があります。
前菜として講師を食べるときは伝統的にこのトンナートソースを合わせます。
仔牛で作ったローストビーフをよく冷やして薄くスライスします。そしてこのトンナートソースですが、そう、写真を

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トリノの郷土菓子 〜アマレッティ〜

トリノの郷土菓子 〜アマレッティ〜

トリノの郷土菓子としてイタリア人に親しまれているクッキーに、アマレッティがあります。
アマーロ(苦い)ことが語源になっているクッキーですが、香り豊かなアーモンドプードルとメレンゲを焼き上げたクッキーす。
少しソフトな食感の物と固焼きのものがあり、イタリア人でも好みが分かれるところ!

Bicerinでも定番の「バーチ・ディ・ダーマ」は実はこのアマレッティの一種で、チョコレートクリームを2枚のアマレ

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トリノの郷土料理 ~ブラサート~

トリノの郷土料理 ~ブラサート~

Bicerinで人気のメニューにビーフシチューがあります。
カフェとしてのメニューとして、あえて表記は「ビーフシチュー」にしていますが、実は伝統的なイタリア料理としてお作りしています。

その実はトリノの郷土料理である牛肉の赤ワイン煮込み「Brassato(ブラサート)」なんです。

ぜひBicerinのブラッサート(ビーフシチュー)、お試しくださいね!!

濃厚な風味に魅せられて・・・
~バーチ・ディ・ダーマ【ピスタチオ】~

濃厚な風味に魅せられて・・・ ~バーチ・ディ・ダーマ【ピスタチオ】~

Bicerinで人気の「バーチ・ディ・ダーマ」にバレンタイン期間限定フレーバーとして【ピスタチオ】が登場です。

昨今、トーストなどに塗るピスタチオスプレッドなども大人気で、年々ピスタチオ熱が高まっている傾向にありますが、イタリア人も昔からピスタチオは大好き!!その濃厚なペーストを記事とチョコレートに練りこみ仕上げたこちらの一品は、広報女子の私から見たら夢のお菓子です。
バレンタイン期間の限定商品

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【Bicerin】と【ビチェリン】

【Bicerin】と【ビチェリン】

私が広報を務める「Bicerin」では、店名をとったチョコレートドリンク「ビチェリン」が名物となっています。
そう、店名と看板メニューの名前が同じなのです。
そのため表記としては、店名は横文字で【Bicerin】、ドリンク名はカタカナで【ビチェリン】と使い分けるようにしています。

ちなみにトリノ本店の店舗の正式名称は『Caffé al Bicerin』となっております。

ただし、百貨店などの施

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ピエモンテの特産品 ヘーゼルナッツの高級品種 〜トンダ・ジェンティーレ〜

ピエモンテの特産品 ヘーゼルナッツの高級品種 〜トンダ・ジェンティーレ〜

トリノのあるピエモンテ州はヘーゼルナッツの一大産地。
その中でも1993年にEUが定めるIGP(保護指定表示特産品)に認定されている「トンダ・ジェンティーレ」という品種が、世界的にも最高級と言われており、トリノ郊外にもにもヘーゼルナッツの畑が広がります。

これらのヘーゼルナッツをふんだんに使ったチョコレート、ジャンドウイアはBicerinの主力商品でもあります!

そしてこのヘーゼルナッツの木で

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Bicerinのバーカウンターのスタッフ ~バールマンとバリスタ~

Bicerinのバーカウンターのスタッフ ~バールマンとバリスタ~

Bicerinではバーカウンターに立つスタッフの中には「バールマン」と「バリスタ」がいます。

「バリスタ」は過去の投稿でもよく使っている単語で、皆さんも聞いたことのある方も多いと思います。定義としてはイタリアのコーヒーの専門家として、エスプレッソやカプチーノなどのコーヒーメニューをおいしくお出しする専門職のことです。

かたや「バールマン」はイタリアの立ち飲みカフェである「バール」の専門家。

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Bicerinのインテリア ~シャンデリア~

Bicerinのインテリア ~シャンデリア~

Bicerinのインテリアで特徴的なものとして、シャンデリアがあります。

各店舗ごとに広さに合わせた様々なデザインのシャンデリアの光に包まれて、「ひとときの贅沢」をお楽しみください。

モロッコ風コーヒー

モロッコ風コーヒー

イタリアのバールではたまに「カフェ・マロッキーノ」というオーダーが入ります。
直訳すると「モロッコ風コーヒー」となるのですが、イメージ的には日本で言うカフェ・モカのようなチョコレート風味のコーヒーが出てきます。

コーヒーの国イタリアではコンビニよりバールの方が多いと言われていて(むしろコンビニがほとんどない…)、星の数程あるバールがそれぞれの「カフェ・マロッキーノ」を出しています。

よくあるパ

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トリノの郷土料理 ~ボリートミスト〜

トリノの郷土料理 ~ボリートミスト〜

トリノの伝統的な肉料理に、【Bollito misto】があります。
直訳すると煮物の盛り合わせ!!

そう、豚肉や鶏肉、仔牛や牛タンなどの様々な肉と野菜を優しい塩味のブイヨンで煮込んだお料理で、イタリア風のポトフのようなお料理です。
味わいはとてもさっぱりとした味付けにすることが多く、バジルのペーストをソースにした「サルサヴェルデ」を添えてベルノがクラシックスタイル!!

赤ワインもいいですが、

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