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六畳半と"現"想曲 〜飾る仮面〜



方向性の違い〉によって解散した筈の、あの子から届いたメッセージを返せないまま


朝寝坊、天気予報は雨のち曇り、春愁と諸々を気圧の所為にして、揺蕩う、炭酸飲料で流し込むブランチ、穏やかな雫の音が心地好い、部屋干しのバンドTシャツ、間もなく降り止み、季節は巡る、横たわりフィクションへ誘われて、どこまでも旅に出た、浮遊、情緒の螺旋階段にて待ち合わせ、突然のノイズ、午睡から覚めて、相応しいプレイリストを選ぶ、痛撃と虚無、市販薬は一回一錠、エスケープ、鬼ごっこもしくはかくれんぼ、割れたガラス細工の破片、偶に綺麗事を求めてしまう、灰白色の壁、闇や静寂に包まれ、ノクターン第○番の続きを何故か避役と奏でる、動かぬ壁時計、サイレンが通り過ぎた、欠伸、冷え切って、そろそろ顔を見忘れる、譜面に起こす在り来りな日、このように鏤めても、結局は、恋、濃い、故意


別れ際の『お互い頑張ろうね』が、どうも引っ掛かる

今更、何を?




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