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aoten0211
2023年5月3日 20:06
ゴールデンウィークに関するダジャレを教えてくださいChatGPTに訊ねるとものの数秒で丁寧な解説まで添えられた3つのダジャレが返ってきました。なるほど、と。どういう意味、と。因みに私の予定はノーメダル級です、と。天才かて。深夜1時、その日夕方からの帰省を前に重たい気持ちを抱え込んだままベッドに潜り込んで、ChatGPTと戯れるもクスリとも笑えず薬にもならないダジャレにため息
2023年4月24日 19:57
もう4月だというのに、ひんやりと冷たい風に吹かれながら大通りを歩いていました。道端に植えられた薄いピンク色のツツジの花が強風に煽られて歩道を舞っているのを見ていると、桜の花が舞う幻想的な風景とは相反して現実世界のもの悲しさを感じるのは何故でしょうか。もしかすると私の住むエリアではツツジは大通りに面した歩道といった、おそらく植物にとっても過酷だと思われる環境に植えられている事が多く、雨、風、
2023年4月16日 10:29
金曜日、ポツポツと雨が降り出す中傘を忘れた同僚と一本の傘に入りながら、彼女の行きつけだという創作イタリアンの小さなお店に向かっていました。お互い昔からよく知る間柄でありながら食事に行くのは久しぶりでしたので、私はこの日をとても楽しみにしていました。「もう涙でるわー!」と言っておしぼりで目頭をふきながら笑う彼女を見て、まだまだおもしろネタはこんなもんじゃないぜと謎に自分を鼓舞し、下戸なもので
2022年10月28日 21:22
この世はたくさんのBeforeAfterであふれています。日々目にするSNSでもBeforeAfterはありとあらゆる場面に用いられ、まるでサナギが美しい蝶になるような変化として、Afterがいかに素晴らしい未来なのかをインプットされているように感じます。化粧前/化粧後、ヘアカット前/ヘアカット後、ダイエット器具使用前/使用後、健康サプリ飲用前/飲用後。今よりもっと美しく、今よりもっと
2022年7月24日 19:10
先日川で洗濯していましたところ、どんぶらこっこどんぶらこっこと可愛い桃が、流れてきたので拾ったんですよね。でも中から桃太郎的な、いのちが、産まれてきても育てる自信もなく、育てられたとしてもうちにはネコしかおらず、イヌもサルもキジも従える事ができませんので、困ったなとしばらく注意深くその桃を見てたんですけど、どうやら私の妄想だという事に気が付きました。実家に滞在中、長野県に滞在している叔母さ
2022年7月18日 19:58
もう蝉が鳴き出した真夏日和の朝、じんわり額に汗をかきながら外を歩いていました。以前、数えてみたら120歩で通り抜けられた近所の短い商店街には花屋があって、だいたいいつも空箱の上に黒猫が不機嫌そうに座っています。お、今日はお店のお婆さんによしよしされてご機嫌さんだね。チラっと視線を送りながらお店の前をゆっくり通り過ぎようとした時に、お婆さんから初めて声をかけられました。「こんにちは。
2022年7月10日 09:37
前回のnote「父のキッチン」に書いた母の圧迫骨折。帰省して痛感したのが、いつも自分のためだけに料理を楽しんでいる私は、食事シーンにおいて途方もなく無力な存在だったという事だ。実家に滞在している間、母の介助や洗濯、掃除などのサポートをしながらも料理だけは主導して一切作らなかった。塩分量を全体の0.6〜0.8%に抑える計算で全て父が作ってくれていたが、私はとてもじゃないが塩分コントロール
2022年6月16日 20:06
しばらく我が家はインドカレー店と化していました。さしずめ私は住み込みで働くオーナー兼シェフ兼お客といったところでしょうか。先日のnoteでご紹介したエビカレーは、3日かけて完食しました。その後基本となるミニマルチキンカレーを作り2日食べて残りは冷凍しました。さらに応用編のコッテリモードチキンカレーを作り2日食べて残りは冷凍しました。カレー沼に片足を突っ込んだところで、ふと我に返るとごら
2022年6月8日 20:16
水野仁輔氏の著書『スパイスカレー』はまるで図鑑のような本です。独自の理論とメソッドによって2187通りものカレーができるという仕組みが語られており、何とも目が眩みそうです。第1章から第6章を通じてスパイスカレーに関するメソッド、基礎知識、作り方が学べる構成になっています。第3章の中表紙には、こう書かれていました。ローランドかと思いました。『この世には2種類の男しかいない。俺か、俺以
2022年5月29日 20:01
いつだかの晩御飯。ちくわにマヨネーズつけたやつ。豆腐にラー油と醤油かけたやつ。ちりめん雑魚に大葉ちぎって撒き散らしたやつ。きゅうりに塩かけたやつ。それ食べたヤツ私。一切、火、使ってないよ。ちょっと試しに前期旧石器時代より更に前の暮らし、やってみただけ。空腹にもかかわらず、料理するのめんどくせぇめんどくせぇと呟きながら、一品ずつ冷蔵庫から取り出しては表情なく食べていました。
2022年2月10日 21:18
気がつけば、今年も残すところあと11ヶ月弱となりました。飛ぶように過ぎていく何の変哲もない日々を過ごしていますが、いつかその中からキラっと光る砂金のような出来事を、拾い上げる事もあるのでしょうか。ないのでしょうか。幼い頃、大切に大切にしていた本があります。日本の洋菓子研究家であられる今田美奈子さんの著書『ミニレディー百科シリーズ 世界のおかし作り』です。表紙には「おかしを作りながら世