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京都暮らしと庭いじり

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去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。 休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。
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天使

天使

京都暮らしも1年9ヶ月になり、暑さ寒さの厳しさを知り、      日々、命の更新を続けている。
庭には毎日出て、雑草を抜いたり、芝の上で瞑想を楽しんでいる。
庭は、自然界の縮図でもある。

コロナと共存して暮らす日々。
人間以外の生き物は、生き生きと命を輝かせている。
私も自然の一部。
太陽の恵み、雨の恵みをしみじみと感じる朝に、感謝せずにはいられない。

春の日の出来事。
ウグイスの囀りを聴きな

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京都暮らしと庭いじり~吸血鬼~

京都暮らしと庭いじり~吸血鬼~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

10月末、芝の根付き具合を気にしつつ、雑草を抜く。
カタバミやら、ドクダミやら。
先日、シロツメグサの種を蒔いたので、毎日たっぷりお水をあげている。

秋の虫の声も、そろそろフェードアウトしていくだろう。
ちょっと淋しい。

蚊はまだまだ生命力をみなぎらせて、吸血の機会を伺っている。
私は数年

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京都暮らしと庭いじり~少年の日~

京都暮らしと庭いじり~少年の日~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

10月下旬。
東京の品川歴史館で『ミチカケ』公演が終わり、京都に戻って来た。
出演者、スタッフ、お客様と共に、素晴らしい時空を立ち上げることができ、至福の数日間だった。ありがとうございました。
http://www.myojin-yasu.jp/?p=372
そして、留守の間、庭や鉢植えの植物

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京都暮らしと庭いじり~魂の色~

京都暮らしと庭いじり~魂の色~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

先日、芝を張った。
芝と芝の間に入れる土(目土)が届いたので、スコップでまんべんなくふりかける。
これで根付きがよくなるそうな。
今のところ枯れ葉色だけど、来春にはツヤツヤの緑の絨毯になるだろう。
楽しみ~。

残りの空間は、ブロックの小径の反対側。
芝を敷いた面積と同じくらい。
半分はシロツ

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京都暮らしと庭いじり~芝パズル~

京都暮らしと庭いじり~芝パズル~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

10月初旬の週末、大阪の友人が庭仕事のお手伝いに来てくれた。
先月に続き、ありがとうございます。

長方形の庭の真ん中を横断するように、コンクリのブロックが敷かれている。
一旦、すべて取り除いて、その部分を耕す。
重い物を持つ時は、声を出して踏ん張るに限る。
最近の流行っている掛け声は「もが~

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京都暮らしと庭いじり~安全地帯~

京都暮らしと庭いじり~安全地帯~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

先日、庭の土をスコップで耕した。
オドリコソウの地下茎がかなり深いところまで伸びていて
引っ張って抜こうとしたら、途中で切れてしまった。
その部分に水を注いで、土を柔らかくして、続きを掘り起こすことにする。
泥んこ遊び、久しぶり。

汗が地面にポトポト落ちる。
明治維新、農家の次男や三男坊が北

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京都暮らしと庭いじり~愛しい土~

京都暮らしと庭いじり~愛しい土~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

先日、庭の4分の1に砂利を敷き終わったので、残りの部分を掘り起こしていくとする。
10月に入っても日中は夏日のよう。
夕方まで待って、作業開始。

ダンゴムシやミミズ、カナブンの幼虫が出てくる。
あ、セミの幼虫! 土の中に戻す。
セミの幼虫は、羽化する数日前から、外界の様子を伺いにチョコチョコ

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京都暮らしと庭いじり~ケッタイな人~

京都暮らしと庭いじり~ケッタイな人~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

9月末の休日、友人が庭の掘り起こしを手伝ってくれた。
防草シートを剥がし、庭の4分の1に砂利を敷いた。

今日は燃えるゴミの日。
剥がした防草シートをハサミで切って丸めて、ゴミ袋に詰める。
京都はゴミ袋が有料なので、なるべくコンパクトに。

後ろから声をかけられた。お隣さんだ。
まずは挨拶。

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京都暮らしと庭いじり~砂利が鳴る~

京都暮らしと庭いじり~砂利が鳴る~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

9月末、晴れ。
友人が大阪から庭作業の手伝いに来てくれた。ありがとう~!
彼女は数年前、私が東京に住んでいた時、近所のカフェで意気投合して以来の仲。
娘くらい歳が離れているのに、双子みたいに気が合う。

まずは魚市の鱧(はも)寿司で腹ごしらえ。美味し〜い。
http://www.uoichi.

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京都暮らしと庭いじり~砂利と芝~

京都暮らしと庭いじり~砂利と芝~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

9月下旬。来月から消費税が値上がりする。
今月中に砂利を買っておきたい。
庭は長細くて、8畳くらいの広さ。
お隣さんの倉庫と隣接しているので、そこに砂利を敷く予定。
(挨拶しに行ったら気難しそうな人だったので、安全地帯を設置しとく作戦)

自転車で近くのホームセンターへ。途中、ナス畑を見つけて

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京都暮らしと庭いじり~弘法市で鉢植え物色~

京都暮らしと庭いじり~弘法市で鉢植え物色~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。

京都に引っ越して3週間が経った。
近所にスーパーが3軒あるので、どの店がいいか買い物しながら検討中。
野菜好きなので、野菜の安さ、新鮮さが重要。

今日は9月21日。小雨パラパラ。
友人が弘法市に連れて行ってくれた。

毎月21日は東寺、25日は北野天満宮で骨董市があるそうで。

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京都暮らしと庭いじり~近所の花屋~

京都暮らしと庭いじり~近所の花屋~

去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態だった庭が変化してゆく過程を綴っていきます。
 

9月になっても、残暑が厳しすぎる日々。
蝉たちが全身全霊で啼いている。
庭を掘り返すのはまだまだ先になりそう。
庭一面に被さった防草シートが黒いので、熱が篭ってサウナ状態だ。

夕方、ひぐらしの響きにうっとり。
(カナカナと表現されるけど、私にはヒヒヒヒヒヒと聞こえる。)
https:

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京都暮らしと庭いじり〜明恵上人に導かれて〜

京都暮らしと庭いじり〜明恵上人に導かれて〜

去年の晩夏、友人の誘いで、京都に住むことになった。
生まれて半世紀。30余年暮らした東京から、逗子に引越そうと契約書のやりとりをしていた時に、お誘いがあったのだ。
海の近くに住みたかったのだけれど、京都に暮らせるチャンスはそうそうない。

20代の時、50歳になったら明恵上人の台本を書こうと決めていた。
ってことは、京都に住めば、明恵上人のお寺・高山寺にもスイスイ通えるではないか。
これは京都に呼

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