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#わたしの旅行記
世界一小さな芸術祭2023レポート③〜石谷力「審判」〜
中野はゴン田中の住む街だ。ゴンと打ち合わせをする際は中野が多く、よく中野駅を利用する。
折角だからゴンも誘って石谷力さんの公開クリエーションを見に行く。「何をやるんですかね」とゴンは目を輝かせながら聞くが私には勿論わかるはずがない。
タイトルをみると、自分を追い込むたった一つの方法「審判」冒頭10分とある。「審判」の冒頭10分とはどういうことなのだろう。考えても寺越のやることはわからないので指定の
世界一小さな芸術祭2023レポート②〜佐藤紘子×橘佳世「∞」〜
佐藤紘子×橘佳世「∞」公開クリエーションにて
寺越に公開クリエーションの場所を聞いて経堂駅を降りた時にふと思った。そういえば私から能動的に動くのは始めてかもしれない。最近の私はどうかしてるのかもな。
経堂駅を降りたのはもう随分前だろう。こんな駅だったのかとゆっくり辺りを見ていると駅の横のほぼ隣あわせの商業ビルに立派な大階段があり、そこに彼らはいた。二人の女性は参加者の佐藤紘子さんと橘佳世さんだろ
世界一小さな芸術祭2023レポート①〜寺越インタビュー〜
寺越から上のようなLINEがいきなり届いた。
相変わらずわけがわからない。
2022年と23年と私は仕事が慌ただしかった。この時期は仕事も一段落して久しぶりに寺越の話しを聞いてみたくなり会うことになった(こういう風に考えてしまう私はどうかしているのだろうか)
しかしまた芸術祭をやるとは何を考えているのだ。折角だからとインタビュアーのゴン田中(通称ゴン)に連絡してみると「いきます!」と力強い返信が
「大島のボレロ」レポート
また寺越から連絡があり伊豆大島行きのフェリーにのっていた。断ろうと思っていたが仕事のパフォーマンスが上がらず何かを期待して、そして何より伊豆大島という場所に興味を覚えて気づいたら行き方を調べていた。私は何をやっているのだ。
急遽日程が空いたインタビュアーのゴン田中(通称ゴン)と共にいくことに。ゴンは世界一小さな芸術祭の時に寺越に一度インタビューしたことがあるらしく興味深げにこの話しにのってきた。
世界一小さな芸術祭No4〜人間音声ガイダンス
座椅子に座り、しばらく時間が経過していた。
さて帰路につくかと腰をあげようとした時、あることを思い出した。
人間音声ガイダンス!
これは一体なんなのだろう。
無性に気になり寺越にメールを送り人間音声ガイダンスをお願いする。
すると
「少しお待ち下さい」
と寺越から返信があった。
座椅子に腰を下ろして今しばらく待とうとしていたその矢先、寺越がとんできた。
「人間音声ガイダンスをありがと
世界一小さな芸術祭No3〜繋がっていく〜
真ん中にある座椅子にしばらく座っている。
周りの作品と線に囲まれていて心地よい。
この空間の心地よさを更に引き上げているのが入ってきてからずっと流れているラジオだ。
これも作品なのだろう。
楽しそうでいて何よりパーソナリティの声が柔らかで耳に心地よい。言動から察するにとても優しい人なんだろう。線をみたら全員と繋がっている。
「アトリエ憩」というラジオで小川じょうじさんがパーソナリティとなりゲス
世界一小さな芸術祭レポートNo2〜扉を開ける〜
この扉の先には何があるだろうと期待と恐怖を感じながらドアノブに手をかける。
何だこれは?青葉荘竹?
文字が一面に書いてあり、ところどころに穴が空いてる。読むとどうやら覗き見パフォーマンスとして行ったものを展示物に変換してあるようだ。
どうやら穴から覗くものらしい。
恐る恐る覗いてみた。
ビールの空き缶とタバコの空箱でいっぱいの汚れたシンク、「アイツムカつく」「酒飲むしかない」「誰かと飲みた
世界一小さな芸術祭レポートNo1〜鍵からドアへ〜
ある日寺越から連絡があり
「世界一小さな芸術祭をやるのでレポートを書いて欲しい」
とお願いされた。
世界一小さな芸術祭?何だそれは?
私は説明を求めたが寺越は
「話してしまうと面白くないので見てくれた後いろいろ説明します」
と言われた。
相変わらず強引で意味不明だ、寺越という人間は。
たまたま時間が空いていたので教えられた住所へ向かった。
うん?ここか?
普通の家だが、ここなのか?
「マスクオンマスク」エキシビジョンマッチ
2021年12月に行われた世界一小さな芸術祭2021(出会った人と作っていくぜ東京芸術祭)で 「マスクオンマスク」エキシビジョンマッチが実は人知れず開かれていたんです。
近くの幼稚園の園児達がたくさん遊んでいる公園にゲリラ的に乗り込んで「マスクオンマスク」をやりました。
その時の模様を戯画リンピックライターの中谷計さんがまたもや書いてくれています。
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自分の感
戯画リンピック「マスクオンマスク」決勝戦
3つ目のマスクを獲った寺越の手は天高く突き上げられた
東京2020戯画リンピック「マスクオンマスク」決勝戦
私は胸踊らせていた。
山下が颯爽のように表れ軽やかな風が吹き、寺越の存在感で空気が張り詰める。
山下優勢の中、寺越がひたすら食い下がる姿は意地や執念が表れていて私の胸を熱くした。
一進一退の末、2マスク2マスクの状態で山下は果敢に技を繰り出す。蛙、猿に擬態し戸惑わし、得意技
¨トー
マスクオンマスク決勝前夜
次の日のこの時間にはもう決着がついている事だろう。
「マスクオンマスク」決勝戦
私はなぜこんなにも戯画リンピックに夢中になったのだろう。
初めて足を運んだのは1996年北京大会だった。
知人に「戯画リンピックという大会があるらしい」というまことしやかな話しを聞き、なぜかその言葉が頭に残った私は自分の目で無性に確かめてみたくなり現地に向かった。
実際戯画リンピックを初めてこの目でみて、その
戯画リンピック寺越選手の紹介
¨ミスター戯画リンピック¨
3大会連続出場の寺越は世間からそう呼ばれる事が多い。
気まぐれで開催されるこの戯画リンピックに毎回コンディションを合わせて出続けるというのは並大抵のことではない。
しかし本人はこう呼ばれるのをあまり好んでいない。
「ルーズソックス引き」でベスト8、「海女くん」で3位…過去の戯画リンピックの彼の戦績だ。
前回は頂点まであと少しだったが届かなかった。
頂点への飢
戯画リンピック山下選手の紹介
ここからは戯画リンピックライターの中谷計さんに書いてもらった。
初出場ながら準決勝まで圧倒的な強さで勝ち上がってきた山下。
相手に1マスクもとらせず全てストレート勝ちという絶好調の状態で決勝を迎える。
ほとんどの相手は山下を前にPS(ペナルティソーシャル)をおかしてしまう。山下の笑顔から滲み出る空気を前に相手は自分が考えているより一歩前に踏み込んでしまう。
彼女は大会が延期していなかったらこの