祝杯というが、僕には祝うものなど何もない。 その代わりと言ってはなんだが、忘れたいことは山ほどある。 そんな忘れたいことの数々を昇華するために、忘杯をあげることに…
人を愛するということは、どんな感覚なのだろうか。 恋をするということも、同様に。 誰とも付き合ってこなかったわけではない。 果たして、あれらが恋愛と呼べるのかは不…
先月、誕生日だった。 お小遣いと、数行の手紙をもらった。 「あなたのことだから、次の目標に向かって進んでいると思います。無理をしないように。」 と書かれていた。 …
メンタルの崩壊で無くしたものたち。 上の記事で色々書いたが、 唯一残ったこの僕の暗闇に今も共鳴し続けているものがある。 キタニタツヤという人間が作り出した曲たち…
絶望だけが、僕を包み込んでくれた。 メンタルの崩壊と共に、 僕の手から滑り落ちたものたち。 夢、情熱、愛、希望、期待、努力、勇気、その他。 唯一残ったものが、僕が…
心が、どうにも動かない時がある。 何かを書こうとして開いたnoteの下書き画面。 読もうとして手に取り、握りしめたままの本の背表紙。 観たいものを探してスクロールし続…
毎年、桜の花が誇らしげに咲き始めた頃、 決まって雨が降る。 耐え忍んで、また顔をあげる花もいれば、 雨に打たれ散る花もある。 僕は、きっと後者だ。 どんな季節の雨…
数年前、21でメンタルをやった。 正確に言えばそれより前からやっていたのかも知れないが。 気分の落ち込みには慣れた。 閉塞感にも、孤独にも。 洗わなくていいように、…
目一杯、羽を伸ばした花達が我れ先にと散り出す春、 僕は産まれた。 それでも、春は嫌いだ。 嫌いな理由は、少しこちらでも触れてるので ぜひ読んでみてほしい。 僕がこ…
僕が住む九州は、だいぶ暖かくなってきた。 ここぞとばかりに何かが始まる春は、あまり好きではない。 そんな春もすぐに過ぎて、嫌いな夏が近づいてくる。 生きる心地が…
教室の机の中に、明日の課題を忘れてきたことにふと気がつくように、 ふと、誰かとの繋がりを求めてしまう。 ただこの一瞬を、ひとりで居たくないと思う。 数年前に消し…
旧友とご飯に行った。 酒を飲んだ。割と。 別れた後、またバーにいって少し飲んだ。 酔ったら、その人の本性が出るらしい。 僕の本性は、どんなものだろうか。 誰に見せ…
この濃い霧を追い越してしまえば、 あの光差す水面まで浮かび上がれば、 この暗いトンネルを最後までくぐり切れば、 僕の望むものは在るだろうか。 底のない海にゆらゆら…
灰色
2024年6月2日 03:22
祝杯というが、僕には祝うものなど何もない。その代わりと言ってはなんだが、忘れたいことは山ほどある。そんな忘れたいことの数々を昇華するために、忘杯をあげることにした。今だけは、この一瞬だけは、全てを忘れることができるように。こんな僕のくだらない話を酒のつまみに、これを読むどこかの誰かには、幸福な晩酌を楽しんでほしい。(※この記事は前述の通り酒を飲みながら書いている記事なので、所々お
2024年5月24日 23:25
人を愛するということは、どんな感覚なのだろうか。恋をするということも、同様に。誰とも付き合ってこなかったわけではない。果たして、あれらが恋愛と呼べるのかは不明だが。人を好くことが、愛することがどんな感覚なのか。経験がないからわからないのか、もしくはその感覚そのものが元から欠けているのか、はたまたどこかに落としてきてしまったのか。今の僕には、どれだっていい。以前の記事で、
2024年5月4日 01:33
先月、誕生日だった。お小遣いと、数行の手紙をもらった。「あなたのことだから、次の目標に向かって進んでいると思います。無理をしないように。」と書かれていた。祝ってもらっているはずなのに、労ってもらっているはずなのに、夏が近づく晴れ空の下で、僕の心は晴れなかった。立ち止まらずに進めと言われている気がして。心配してくれていること、支えてくれていること。理解している、感じてい
2024年4月21日 19:49
メンタルの崩壊で無くしたものたち。上の記事で色々書いたが、唯一残ったこの僕の暗闇に今も共鳴し続けているものがある。キタニタツヤという人間が作り出した曲たちだ。彼の音楽と出会ったのは、メンタル崩壊以前のことだった。彼の音楽に沈みながら、ふと思った。きっと彼は、暗闇を知っている。明確にこう、という説明はできないけれど、そう思った。もしそうでなくても、彼が作り出した曲たち
2024年4月9日 22:52
絶望だけが、僕を包み込んでくれた。メンタルの崩壊と共に、僕の手から滑り落ちたものたち。夢、情熱、愛、希望、期待、努力、勇気、その他。唯一残ったものが、僕が居るこの絶望だった。何も望まないことは、案外悪いことではない。何も手に入らなくても、悲しくも悔しくもならないから。期待しなければ、その期待を裏切られることもないのと同じだ。僕はこのnoteに希望を残していくつもりはない。
2024年4月5日 02:07
心が、どうにも動かない時がある。何かを書こうとして開いたnoteの下書き画面。読もうとして手に取り、握りしめたままの本の背表紙。観たいものを探してスクロールし続けるNetflix。何をしても、何をみても、うんともすんとも言わなくなる。頑張って水を注いでいるのに、肝心の花瓶の底は割れている。どれだけ水を注いでも、花を挿せるほどの水は溜まらない。この割れた花瓶に水を溜める
2024年4月3日 16:02
毎年、桜の花が誇らしげに咲き始めた頃、決まって雨が降る。耐え忍んで、また顔をあげる花もいれば、雨に打たれ散る花もある。僕は、きっと後者だ。どんな季節の雨でも嫌いだが、部屋の中で聴く雨音だけは、案外心地良かったりする。そしてふと考えたりもする。心が砕けて、粉々になって、ただただ残ったこの灰を、この雨達が流してはくれないだろうか。何事も無かったかのように、溶かしてはく
2024年4月1日 06:53
数年前、21でメンタルをやった。正確に言えばそれより前からやっていたのかも知れないが。気分の落ち込みには慣れた。閉塞感にも、孤独にも。洗わなくていいように、紙皿や割り箸を準備しておくようになった。3日ぶりのシャワーも、もう珍しくない。死にたさにも、慣れてしまった。世間一般、希死念慮と呼ばれるあいつ。最初は闘うつもりだったあいつは、今では仲良く隣に並んで歩いている。どこ
2024年4月1日 00:14
目一杯、羽を伸ばした花達が我れ先にと散り出す春、僕は産まれた。それでも、春は嫌いだ。嫌いな理由は、少しこちらでも触れてるのでぜひ読んでみてほしい。僕がこのnoteを書き始めたのには、そう深くもないけれど、割と浅くはない理由がある。(まだまだどこかの誰かには届いていないみたいだけど。)人の多くは、存在した証明を残して逝きたいと思っている、と思っている。対して僕は、存在
2024年3月31日 18:11
僕が住む九州は、だいぶ暖かくなってきた。ここぞとばかりに何かが始まる春は、あまり好きではない。そんな春もすぐに過ぎて、嫌いな夏が近づいてくる。生きる心地が余計しなくなってくる季節だ。僕は冬が好きだ。少し凍えるくらいが、特に。吐く息が白く染まり、魂を削るため息が目に見えるようになる冬。心臓まで冷えてしまいそうな、澄んだ冷たい空気。僕を包む服という名の鎧が、半袖から長袖に変わる
2024年3月30日 01:06
教室の机の中に、明日の課題を忘れてきたことにふと気がつくように、ふと、誰かとの繋がりを求めてしまう。ただこの一瞬を、ひとりで居たくないと思う。数年前に消したマッチングアプリをまた入れた。当時は、片手で収まるくらいに、程よく遊んでいた。20代の若者ながらにも、大人になった。体の関係は必要としていない。二日酔いの心配をしながら、金の心配はせずに飲めればいい。少しでも夜が明けるのを
2024年3月21日 01:41
旧友とご飯に行った。酒を飲んだ。割と。別れた後、またバーにいって少し飲んだ。酔ったら、その人の本性が出るらしい。僕の本性は、どんなものだろうか。誰に見せることができて、どこまで信じことができるのか。自分以外の存在を欲してしまうその本性が、果たして本物なのか、本当に心の底にあるものなのか、今の僕に見定めることはできない。酔ってしまうだけで、そんなに世界が変わって見え
2024年3月19日 22:23
この濃い霧を追い越してしまえば、あの光差す水面まで浮かび上がれば、この暗いトンネルを最後までくぐり切れば、僕の望むものは在るだろうか。底のない海にゆらゆらと沈んでいくように、伸びた枝からさらさらと散る花びらのように、風に運ばれる意志のない雲のように、ただずっと此処に居座っている。どこにも行けないのか、それとも、どこにも行きたくないのか。どちらかなんてどうだっていい