Yuji

東京にいます。文章を書く習慣をつけたかったので、始めてみました。60,70年代のロック…

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東京にいます。文章を書く習慣をつけたかったので、始めてみました。60,70年代のロックや純文学、サウナなど好きです。Young Man Jivesという名前でsoundcloudとYouTubeにて楽曲を投稿しています。

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記事一覧

ボブ・ディラン「ザ・マン・イン・ミー」の和訳

 ハーイ。  今回も好きな曲の和訳。 *  今回はボブ・ディランの1970年のアルバム『新しい夜明け』に収録の「ザ・マン・イン・ミー」。  彼の曲としては非常に珍…

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3か月前
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ニール・ヤング「今宵その夜」の和訳

 ニーハオ。  今回はひさしぶりに好きな曲の和訳をー。 *  今回取り上げるのは、ニール・ヤングが1975年に発表したアルバム『Tonight’s the night(邦題:今宵その…

Yuji
3か月前
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大垣サウナ

 みなさんこんにちは!  今回はサウナの話。 *  今回紹介したいサウナは「大垣サウナ」。その名の通り、岐阜県は大垣市にその店を構えている。  このサウナに初め…

Yuji
7か月前
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三島由紀夫「禁色」

 アロハ〜。今日は読んだ本の感想。    取り上げるのは三島由紀夫が1951年の発表した長編小説「禁色」。  あらすじは 小説家として成功を収めながらも、生涯女性に…

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7か月前
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レインボー(新小岩)

 こんにちは!  みなさんは予定が何も決まらなかった2連休はどう過ごしますか?  サウナ泊ですか。  私も同じです。  ということで、今回は泊まったサウナの話。…

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8か月前
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ボブ・ディラン「自伝」

 ヘイガイズ。  今日は読んだ本の感想。   今回取り上げる作品は今までと違い、小説ではなく、自伝。しかも、あのボブ・ディランが執筆した自伝だ。  『ボブ・ディ…

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1年前
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ジートピア

こんにちは。今回は行ったサウナの話。 *  あなたは、雄大な大地に佇むバッファローを眺め、この上ない幸せを感じたことがあるだろうか。  私は、ある。  それも、…

Yuji
1年前
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ボブ・ディラン「ボブ・ディランの夢」の和訳

 こんにちは。  好きな曲の歌詞の和訳。 *  今回はボブ・ディランの‘Bob Dylan’s Dream’。邦題は「ボブ・ディランの夢」。  曲のタイトルに自分の名前を入れてし…

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1年前
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エルヴィス・プレスリー「イフ・アイ・キャン・ドリーム」の和訳

 こんにちは。  今回も好きな曲の歌詞の和訳。  今回取り上げるのはエルヴィス・プレスリーの‘If I Can Dream’。邦題は「明日への願い」。 何を隠そう、私がこ…

Yuji
1年前
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オーティス・レディング「ドック・オブ・ザ・ベイ」の和訳

 こんにちは。  今回は好きな洋楽の歌詞の和訳。選んだのはオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」。 この曲はオーティス・レディングと、そのプロデュ…

Yuji
2年前
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Neil Young "Harvest" -来たる秋のためのカントリー・ロック③-

こんにちは。  今回も好きなカントリー・ロックの紹介。今回は私のめちゃくちゃ大好きなアーティストの一人、ニール・ヤングの「ハーヴェスト」です。 *  「ハー…

Yuji
2年前
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高田渡「生活の柄」-来たる秋のためのカントリー・ロック②-

 こんちゃす。  今回も前回に引き続き好きなカントリー・ロックについて。  今回は高田渡の「生活の柄」。  高田渡は60年代後半から70年代にかけて栄えた日本のフォ…

Yuji
2年前
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The Byrds "You ain't goin' nowhere" -外出自粛のテーマ、あるいは来たる秋のためのカントリー・ロック①-

こんにちは。 またコロナの新規感染者が増えてきましたね。私の仕事場も自宅待機になったり出勤になったりを繰り返していて、最後にまともにフルタイムで働いたのって…

Yuji
2年前
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私は「悩める若者」だったのか? 後編

  前編からの続きです。 *  惨敗に終わったその面接があった日以降、以前から続いていた身体・精神面の不調が深刻化していった。全く脈絡がない場面で号泣し始めてし…

Yuji
3年前
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私は「悩める若者」だったのか? 前編

 こんちは。私のnoteなんですが、前々回と前の投稿からだいぶ間が空いておりまして、その間に私は大学生から社会人へと進化しました。  仕事はシフト制なので、土日休み…

Yuji
3年前
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ジョニ・ミッチェル「ア・ケース・オブ・ユー」の和訳

 お久しぶりです。今回は曲の和訳。  最近どハマりしているジョニ・ミッチェルのアルバム「ブルー」から、彼女の中でも名曲と名高い「ア・ケース・オブ・ユー」を選んで…

Yuji
3年前
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ボブ・ディラン「ザ・マン・イン・ミー」の和訳

ボブ・ディラン「ザ・マン・イン・ミー」の和訳

 ハーイ。
 今回も好きな曲の和訳。



 今回はボブ・ディランの1970年のアルバム『新しい夜明け』に収録の「ザ・マン・イン・ミー」。

 彼の曲としては非常に珍しく「ラララ…」と口ずさみながら始まるイントロと、能天気とも言えるくらいの明るい曲調が印象的である。

 彼のディスコグラフィの中でもかなり癖がない楽曲でもあり、汎用性も高いようで、海外では映画やドラマでフィーチャーされること

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ニール・ヤング「今宵その夜」の和訳

ニール・ヤング「今宵その夜」の和訳

 ニーハオ。
 今回はひさしぶりに好きな曲の和訳をー。



 今回取り上げるのは、ニール・ヤングが1975年に発表したアルバム『Tonight’s the night(邦題:今宵その夜)』に収録されたタイトル・トラック。

 実はこのアルバムに収録された大半の曲は発売のおよそ2年前、1973年にレコーディングされている。
 ではなぜここまで発売がずれ込んだのかと言うと、その内容にレコード会

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大垣サウナ

大垣サウナ

 みなさんこんにちは!
 今回はサウナの話。



 今回紹介したいサウナは「大垣サウナ」。その名の通り、岐阜県は大垣市にその店を構えている。
 このサウナに初めて訪れたのは、今年の1月。名古屋を旅行したときだった。

 私はこれまでに何度も名古屋へ出かけていたこともあり、その旅行の中盤には行きたいところを全て行き尽くし、時間を持て余していた。
 そんなとき、名古屋駅から30〜40分ほどで

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三島由紀夫「禁色」

三島由紀夫「禁色」

 アロハ〜。今日は読んだ本の感想。
 
 取り上げるのは三島由紀夫が1951年の発表した長編小説「禁色」。

 あらすじは

小説家として成功を収めながらも、生涯女性に騙され続けた男・檜俊輔は、夏のある日、伊豆半島へ片思い中の康子に会うために出かけていた。
しかしそこで彼が見たのは、非常に容姿端麗な少年・悠一と康子の姿だった。
悠一と知り合った檜は旅行後、彼から同性愛者であることを打ち明けられる

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レインボー(新小岩)

レインボー(新小岩)

 こんにちは!
 みなさんは予定が何も決まらなかった2連休はどう過ごしますか?

 サウナ泊ですか。
 私も同じです。

 ということで、今回は泊まったサウナの話。



 2連休。それはシフト制の職場で働く人々の多くにとって、特別な意味を持つ。なぜなら、2連休が頻繁にあるシフト制の職場は数少ないからだ。
私は社会人になってから2つそのような職場に身を置いたが、どちらも2連休は月に二度あ

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ボブ・ディラン「自伝」

ボブ・ディラン「自伝」

 ヘイガイズ。
 今日は読んだ本の感想。

  今回取り上げる作品は今までと違い、小説ではなく、自伝。しかも、あのボブ・ディランが執筆した自伝だ。

 『ボブ・ディラン自伝』は2004年にアメリカで発表された。コンスタントに行なわれる彼のライブ活動の合間を縫って執筆されたそうだ。60代になっても衰えない創作意欲。ボブ・ディラン、恐るべし。
 一筋縄でいかないポイントは他にもある。それは自伝にも関わ

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ジートピア

ジートピア

こんにちは。今回は行ったサウナの話。

*

 あなたは、雄大な大地に佇むバッファローを眺め、この上ない幸せを感じたことがあるだろうか。

 私は、ある。

 それも、彼らをはじめとしたアメリカ的家畜・野生動物が多く生息するコロラドの山々やネヴァダの砂漠などの土地でではない。
 私がその体験をしたのは日本。千葉県は船橋市にある温浴施設の中であった。



 ジートピア、そう聞いてはっとする人は一

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ボブ・ディラン「ボブ・ディランの夢」の和訳

ボブ・ディラン「ボブ・ディランの夢」の和訳

 こんにちは。
 好きな曲の歌詞の和訳。

*

 今回はボブ・ディランの‘Bob Dylan’s Dream’。邦題は「ボブ・ディランの夢」。

 曲のタイトルに自分の名前を入れてしまうという、ちょっと珍しいタイプだけど、彼の曲には他にも数曲、自分の名前がタイトルに入っているものがある。

 そんな自分の名前シリーズの中の一曲、「ボブ・ディランの夢」は、1963年のアルバム「フリーホイーリン」に

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エルヴィス・プレスリー「イフ・アイ・キャン・ドリーム」の和訳

エルヴィス・プレスリー「イフ・アイ・キャン・ドリーム」の和訳

 こんにちは。

 今回も好きな曲の歌詞の和訳。

 今回取り上げるのはエルヴィス・プレスリーの‘If I Can Dream’。邦題は「明日への願い」。

何を隠そう、私がこの曲を選んだのは今年公開されたエルヴィスの伝記映画『エルヴィス』を観てまんまとどハマりし、影響されたからである。
オースティン・バトラー演じるエルヴィス・プレスリーが、彼の人生をほぼ完コピと言っても良いほどのステ

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オーティス・レディング「ドック・オブ・ザ・ベイ」の和訳

オーティス・レディング「ドック・オブ・ザ・ベイ」の和訳

 こんにちは。
 今回は好きな洋楽の歌詞の和訳。選んだのはオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」。

この曲はオーティス・レディングと、そのプロデューサー的立ち位置にあったスティーヴ・クロッパーによって制作・録音された。彼はこの曲にかなりの自信があったそうで、周囲に「俺の初のビッグ・ヒットになるだろう」なる言葉をこぼしていたそうだ。
 しかし、この曲を録音した三日後、オーティスは

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Neil Young "Harvest" -来たる秋のためのカントリー・ロック③-

Neil Young "Harvest" -来たる秋のためのカントリー・ロック③-

こんにちは。

 今回も好きなカントリー・ロックの紹介。今回は私のめちゃくちゃ大好きなアーティストの一人、ニール・ヤングの「ハーヴェスト」です。



 「ハーヴェスト」は彼の最高傑作との呼び声高い1972年のアルバム、『ハーヴェスト』(今回紹介する曲の名前と同一)の二曲目に収録されている。
 このアルバムには他に「アウト・オン・ザ・ウィークエンド」や「ハート・オブ・ゴールド」、「オールド

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高田渡「生活の柄」-来たる秋のためのカントリー・ロック②-

高田渡「生活の柄」-来たる秋のためのカントリー・ロック②-

 こんちゃす。
 今回も前回に引き続き好きなカントリー・ロックについて。

 今回は高田渡の「生活の柄」。

 高田渡は60年代後半から70年代にかけて栄えた日本のフォーク・ミュージックの先駆者的な存在で、今回紹介する楽曲「生活の柄」は、彼の作品の中でも最高傑作の呼び声が高い1973年のアルバム「ごあいさつ」に収録されている。
 カントリー・ロックの記事の二回目にして、早速カントリー外のアーティス

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The Byrds "You ain't goin' nowhere"    -外出自粛のテーマ、あるいは来たる秋のためのカントリー・ロック①-

The Byrds "You ain't goin' nowhere" -外出自粛のテーマ、あるいは来たる秋のためのカントリー・ロック①-

こんにちは。
またコロナの新規感染者が増えてきましたね。私の仕事場も自宅待機になったり出勤になったりを繰り返していて、最後にまともにフルタイムで働いたのっていつだっけ?という感覚に陥ってしまっています。実際は普通に働いている日の方が多かったりすると思うのですが(1日、2日イレギュラーな日があると、その印象で他の普通の日の印象が薄れて、遠い昔に感じてしまうってことかな)。
 


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私は「悩める若者」だったのか? 後編

私は「悩める若者」だったのか? 後編

  前編からの続きです。



 惨敗に終わったその面接があった日以降、以前から続いていた身体・精神面の不調が深刻化していった。全く脈絡がない場面で号泣し始めてしまったり、以前から続いていた吐き気や動悸に加え、耳鳴りなども加わっていった。
 そんな毎日が続き、このままでは普通の生活が送れない、と思った私は心療内科に相談しに行くことに決めた。

 近くにあった心療内科は予約がいっぱいで、診てもらえ

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私は「悩める若者」だったのか? 前編

私は「悩める若者」だったのか? 前編

 こんちは。私のnoteなんですが、前々回と前の投稿からだいぶ間が空いておりまして、その間に私は大学生から社会人へと進化しました。
 仕事はシフト制なので、土日休みとはなかなかいきませんが、平日の人気が若干少ない街に出て、散歩できることはなかなか気に入っています(現にこの文章を書いているのも平日の昼間のコーヒーショップです)。

 今までのnoteでは音楽やサウナのことについて書いてきましたが、今

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ジョニ・ミッチェル「ア・ケース・オブ・ユー」の和訳

ジョニ・ミッチェル「ア・ケース・オブ・ユー」の和訳

 お久しぶりです。今回は曲の和訳。

 最近どハマりしているジョニ・ミッチェルのアルバム「ブルー」から、彼女の中でも名曲と名高い「ア・ケース・オブ・ユー」を選んでみた。

 内容は、この当時破局したばかりだった恋人、グレハム・ナッシュ(ミュージシャン。バンド、クロスビー、スティルス&ナッシュのメンバー)とのことを歌っていると言われている(ちなみに当のグレハム・ナッシュは相当このことで落ち込んでいた

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