マガジンのカバー画像

痛み

31
運営しているクリエイター

#慢性痛

マインドフルネスと慢性疼痛の関係

マインドフルネスと慢性疼痛の関係

今回は、マインドフルネスと慢性疼痛の関係についての文献を紹介していきます。

はじめにマインドフルネスとは?

”今ここでの経験に注意を向ける”
という一種の心理状態と定義されています。

マインドフルネスの効果・ストレス軽減
・慢性的な痛みの軽減
・抑うつの改善
・集中力の向上
・睡眠の質向上
・自律神経のバランスが整う
など

慢性疼痛とは?

①急性痛

急性痛は、明らかな組織損傷がある場合

もっとみる
慢性疼痛と睡眠障害の関係

慢性疼痛と睡眠障害の関係

今回は、慢性疼痛と睡眠障害の関係性について整理していきます。

下記文献をベースに紹介していきます。

Sleep problems in pain patients entering tertiary pain care: the role of pain-related anxiety, medication use, self-reported diseases, and sleep dis

もっとみる
睡眠不足がどうして痛みを生じさせるのか

睡眠不足がどうして痛みを生じさせるのか

はじめに痛みと睡眠障害の関係性については数多く報告されています。
痛みを抱えていると、睡眠障害になりやすく。一方で、睡眠障害を抱えていると、痛みを生じやすくなります。

ヒトにより、痛み→睡眠障害のパターンもあれば、睡眠障害→痛みのこともあります。

痛みには、急性痛と慢性痛があります。
睡眠障害には、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、むずむず症候群などがありま
す。

今回は、睡眠不足になるとなぜ、痛

もっとみる
痛み・不眠を改善するマインドフルネス

痛み・不眠を改善するマインドフルネス

はじめに私たちは、今を生きていても、過去や未来のことを考えている時間が多くあります。過去や未来のネガティブなことほど、考える時間が多くなります。つまり、ストレスが増えやすい状態になります。
人それぞれ抱えているストレスは違いますが、共通して言えることは、ストレスが多いと、痛みを感じやすくなったり、不眠になったり様々な心身の不調が生じるということです。
毎日を快適に過ごすためにも、ストレスを解消する

もっとみる
痛みを生じる組織ってどれくらいで治るの?

痛みを生じる組織ってどれくらいで治るの?

本記事では、痛みを感じる組織がどのくらいの期間で治るのかを整理していきます。
本記事は、2000文字程度です。

痛みには、様々な種類があります。

①侵害受容性(炎症性)疼痛

侵害受容性(炎症性)疼痛とは、組織損傷を引き起こすような機械的刺激(例:外傷)や熱刺激(例:火傷)、さらには組織損傷やその後の炎症によって生じるさまざまな化学物質(例:プロスタグランジンやブラジキニンなどの発痛物質)など

もっとみる