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戦盲歌がNHKのアーカイブになりました
2022年夏にNHK第2の視覚障害ナビ・ラジオに出演し、「戦盲歌」について紹介させてもらいました。その内容がNHKのハートネットTVのアーカイブになりました。 https://www.…
平和への短歌02|西田郁人(2)
中国新聞さんが西田さんを取り上げてくださいました。 https://hiroshimapeacemedia.jp/?p=135024 ・父と母の背や胸の火傷に湧く蛆(うじ)を箸で捕りたり夏がまた来る …
太平洋戦争終戦の短歌
終戦記念日ですね。
1945年の「心の花 第五十巻第二號」には、太平洋戦争終焉を迎えた歌人たちの深い傷痕や、失われたものへの哀悼の気持ちが繊細かつ力強く詠まれています。
いくつか紹介します。
・わが子あらぬ荒れし都に帰り来て明日のため何を祈らむとする
片山廣子「心の花 第五十巻第二號」
初句の「わが子」は、終戦の年に心臓病で倒れ45歳で急逝しました。作者の目の前に広がるのは、戦争で荒廃したふ
戦盲歌がNHKのアーカイブになりました
2022年夏にNHK第2の視覚障害ナビ・ラジオに出演し、「戦盲歌」について紹介させてもらいました。その内容がNHKのハートネットTVのアーカイブになりました。
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/717/
太平洋戦争末期に刊行され、戦後はほとんど無かった事にされてしまった『戦盲』や『心眼』の作品をメディアが取り上げてくださるのはとても嬉しいです。前線
平和への短歌02|西田郁人(2)
中国新聞さんが西田さんを取り上げてくださいました。
https://hiroshimapeacemedia.jp/?p=135024
・父と母の背や胸の火傷に湧く蛆(うじ)を箸で捕りたり夏がまた来る
・生きながら焼かれ死にたる肉親を思ひ出させるやうに夏が来る
西田郁人「心の花2016年8月号」
歌の前半に描かれている凄惨な情景。その辛い記憶を蘇らせる象徴として夏の訪れが表現されている歌です