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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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#本

本の棚 #6 『”やりがいのある仕事”という幻想』

本の棚 #6 『”やりがいのある仕事”という幻想』

『”やりがいのある仕事”という幻想』森博嗣

いまは就活の時期だろうか。

コロナ禍の就活とは

果たしてどんなものなんだろう。

約11年前…私も就活をした。

みんなが「ゴーセツゴーセツ」

と唱えていたを覚えている。

雪国出身なので「豪雪」しか

浮かばない。

ゴーセツには一度だけ参加した。

友人と東京ディズニーシーに

遊びに行くついでに。

そしてミッキーと

お喋り亀さん以外の

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本の棚 #7 『空気を読む脳』

本の棚 #7 『空気を読む脳』

『空気を読む脳』中野信子

脳科学とはすごいものだ。

人(動物)がどう考えどう行動するか

それらを分析して

再現可能なものにする。

脳みそがどう反応するかは

本能的なレベルにあるから

抗えない。

抗うつもりもないが。

科学の力を誰かにとって

都合よく利用することは

果たして幸せなんだろうか。

科学することで

社会は

発展して

人は便利に、豊かになっている…

ように見え

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本の棚 #8 『なぜ、読解力が必要なのか?』

『なぜ、読解力が必要なのか?』池上彰

数年前に職場の先輩に

「仕事をするときに大事なのは国語力だ」

とアドバイスをもらった。

ここでいう国語力というのが

この本で書かれていたことに近い。

それは文章から何かを読み解く力だけでなく

人との会話から本音や意図を察する力

そこに至る文脈や背景を想像する力

など語りだすと長くなる。

チャット、メール、オンラインmtgなど

様々な方法で

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本の棚 #10 『リーダーの仮面』

本の棚 #10 『リーダーの仮面』

『リーダーの仮面』識学 安藤広大

様々な組織の在り方が

時代の流れとともに

リリースされる。

絶対的な正解はない。

ただ識学(=意識構造学)には

絶対的な論理性と

ゆるぎない自信のようなものを

感じる。

私が勤めている会社も導入している。

今までの当たり前であった

モチベーションマネジメントを否定し

リーダーの仮面という武器を手に入れる。

なにも素の自分で勝負せよ

とい

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本の棚 #12 『できる人の人生のルール』

本の棚 #12 『できる人の人生のルール』

『できる人の人生のルール』
The Rules of LIFE.

リチャード・テンプラー

みなさんは人生における

「自分ルール」はあるだろうか?

人生は選択の連続だと

表現されることがある。

ではその選択の基準は?

そのときの感情によって

誤った判断をしてしまうことはないか。

それはルール、基準を明確にしていないから。

「成功するには成功するような選択をする」

これが自分の決

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本の棚 #15 『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』

本の棚 #15 『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』

『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』
カレン・フェラン

コンサルタントとして

組織運営(店舗運営)に関わるようになり

もうすぐ一年が経とうとしている。

あれはコロナ禍での異動だった。

それまで接客販売、

サブマネージャー、

マネージャー、

セールストレーナー、

スーパーバイザーなどを

10年間は営業の仕事がメイン。

店舗運営の指導という観点だけなら

これまでの経験を活

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本の棚 #16 『ビジネスの未来』

本の棚 #16 『ビジネスの未来』

『ビジネスの未来』
〜エコノミーにヒューマニティを取り戻す〜
山口周

自分たちが

今どこにいるのか

どこに向かっているのか

何をしているのか。

何をしていくべきなのか。

そもそもそんな疑問すら

思い浮かばないほど

目の前のことに没頭しているのか

それとも追われているのか。

「はっ、とする」

そんな内容だった。

これまでも山口周さんの本には

何度も殴られている。

『世界の

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本の棚 #17 『働かないアリに意義がある』

本の棚 #17 『働かないアリに意義がある』

『働かないアリに意義がある』
長谷川 英祐(進化生物学者)

「働かざる者食うべからず」

母親のぼそっと唱える呪文…

それを耳にすると

我々兄弟3人は

晩ごはんの手伝い、お風呂の準備に

とりかかることになる。

働かない者が食いっぱぐれる(うちの場合はデザート無し)

本当にそうなんだろうか。

人間社会が発展していくために

王様がつくった奴隷への脅し文句

のような気がしてならない。

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本の棚 #18 『ぶれない人』

本の棚 #18 『ぶれない人』

『ぶれない人』

小宮一慶

ビジネスマンであれば

小宮さんの書籍を見たことがない

そんな人は少ないのではないか。

本屋さんのビジネス書コーナーで

「小宮さんの本を目にしたらアウト」

というゲームをしたら

秒でアウトになる。

それくらい多くの本がある。

なぜこんなに人気があるのか。

それは「わかりやすさ」を

極めている点にあると、私は思う。

小難しいことを

とてもシンプルに

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本の棚 #19 『ぼくらの仮説が世界をつくる』

本の棚 #19 『ぼくらの仮説が世界をつくる』

『ぼくらの仮説が世界をつくる』
佐渡島庸平

『宇宙兄弟』というマンガを

読んだことがある人は

著者のことを知っていると思う。

一つのマンガに

あれほど多くの名言、格言が

つまっていることに驚く。

20巻くらいから読んでいないが…

ムッタはどうなったんだろう。

それはさて置き

この著書を読んで決めた。

一人称を「ぼく」にする。

硬すぎず、柔らかすぎず

ちょうどいい噛みごたえ

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本の棚 #22 『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』

本の棚 #22 『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』

『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』

見城徹/藤田晋

共著としての第一作

『憂鬱でなければ仕事じゃない』

が衝撃的だった。

さらに第二作

『人は自分が期待するほど、自分を見てくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』

をすぐに購入した記憶がある。

そして、第三作目と思って買って

開いて読んでみたら…

まさかの二作目のタイトルが

変更されたものだった。笑

中身を

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