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スリというにはあまりにも堂々と真正面からやってきた スリの話(2)
前回色々なスリの手口があることをお話しましたが、今回私自身が、お金を奪われそうになって、大慌てした事件について書こうと思います。
あれは2015年頃だったか、パリのメトロの南西の一番最後の駅のすぐ近くに住んでいたころです。現金を引き出そうと、家の近くの郵便局のATMまで行ったところ、遠くのほうでロマ(昔はジプシーと呼んでいたルーマニア人)らしい父子二人がこちらを見ています。父のほうが息子に何かを
「私には抽象画はわからないわ」ってよく言われるのですが、
そもそも絵って理解しなければいけないものなのでしょうか?
いや、でも分からないって言いたくなる気持ちは、よく分かります。私自身若い頃は、具象画ばかり気になっていましたし、今も大好きな作家を挙げると、抽象画より具象画家のほうが多いくらいです。
ぼーっとした風景に、〇やら点、赤いしみ、ひっかいた跡、、、↑こんなものを見せられてもねえ、うーん、、、ていう気持ち、わかります。
勿論、好みの問題もあって、
パリのアトリエ~そこで出会った人たちと学んだこと
パリには、たくさんのアトリエがあり、絵画、彫刻、写真、。。。分野も様々なアートの中から選ぶことができます。本を装丁する、ロココ調の椅子を創る、針金アート、アクアチントなどの銅版画、水墨画、彫金etc。。。
一般市民誰もが通えて、料金もとても格安でした。中でもボザールが一般人向けに開いている講座は、美術大学の講師が直接教えてくれることもあり、大人気でなかなか予約するのも難しいようでした。
アトリエ
絵を描き始めたきっかけ(4)
今は抽象画家として活動していますが、ここに至るまで、結構紆余曲折がありました。私がどんなきっかけから、絵を描くことを仕事にし始めたのか、20年ほど昔に遡ってお話しています。
パリの17区の私のアパートから歩いて5分ほどのところに、そのアートスクールはありました。私のとったコースは、アート一般の基礎を学ぶもので、素描、色彩の基礎から、石膏デッサン、ヌードデッサン、クリエイティブ、遠近法、粘土彫刻、
絵を描き始めたきっかけ(3)迷って結局絵の勉強に
まだ二十代でパワフルだった頃、将来について悩みに悩んでいました。大好きな絵に関係する仕事をしたものの、仕事内容は事務的なこと、東京で通訳の仕事をしたものの、関心が持てない通信技術の会社。でも本当にやりたい事は実は絵を描くことでしたが、もう遅い、絵を描いてどうする?という気持ちがずっと絵を描くことをブロックしていました。
さて、派遣から準社員になった通訳の仕事を辞めて、フランスのパリに語学留学しま
絵を描き始めたきっかけ(2)
前回、絵を海外から輸入してギャラリーなどに仕入れる、絵画専門の卸業者に就職した話をしました。
当時は、バブルでその小さな会社も相当儲けたようでしたが、私がアメリカに派遣された1992,3年ころ、日本のバブル経済も陰りが見え始め、支社があるサンフランシスコに派遣されて半年もした頃、大阪の本社に戻ってくるよう辞令がありました。
私は戻ると同時に会社を辞め、東京に出て、派遣の仕事で当時出始めだった携
絵を描き始めたきっかけ(1)
海外に住む私が、唯一続けているのが、絵を描くということです。今回は、どうして絵を描き始めたかについて、お話したいと思います。
それは、昔むかーし、20代の頃でした。関西の大学の英文科を卒業し、就職せずにアメリカの大学に編入しました。私の通った女子大は、当時から英文科の先生は、二年生からは半分以上がネイティブの先生で、英語での授業でした。田舎の高校で、文法や読解を中心に学んだ私にとっては、ごく単純
抽象画を描いています。
こんにちは。南仏に住んで一年と少しが経ちました。台湾人の夫と結婚して以来26年、フランス、イタリア、台湾、セネガル、といろんなところで暮らしてきました。子供たちが小さい頃は、引っ越しごとに、学校探し、言語のフォローなど大変でしたが、子供たちが中学生くらいになると、徐々に自分の時間がもてるようになり、絵を描くことに専念できるようになりました。
今は、抽象画が専門ですが、色んな国に住んでいるので、屋