マガジンのカバー画像

敦賀市地域おこし協力隊 にしやまの日記

70
コロナ禍で失業してフリーライターに転身。越前海岸での短期移住を終え、2020年10月1日から福井県敦賀市の地域おこし協力隊員になりました。敦賀での日々、地域おこし協力隊の日々につ… もっと読む
運営しているクリエイター

#福井県

2ヶ月の短期移住を終えて。
-敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

2ヶ月の短期移住を終えて。 -敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

コロナ失業をきっかけに、福井県の越前海岸へと短期移住。新たな土地で新しい生き方を探す23歳の日記。またも、お久しぶりになってしまいました。

コロナ失業をきっかけに短期移住でやってきた福井県。たった2ヶ月の間に様々な生き方をする人々にお会いすることができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。そして、本当に様々な巡り合わせ、タイミングが重なり、10月1日付で、同じく福井県の敦賀市で地域おこし

もっとみる
本嫌いだった智子さんを変えた、絵本の世界との出会い

本嫌いだった智子さんを変えた、絵本の世界との出会い

福井市在住の木下智子さんは、7年前、生家である「竹中商事(株)越前屋」に店主として帰ってきた。

店名は、お父さんが営んでいた「竹中商事」の名前と、母方の実家である「越前屋」の名前を組み合わせた。この「越前屋」というのが、実はとても由緒ある家系なのだ。前田利家が武生を治めていたころ、利家に仕えていた両替屋が越前屋だった。利家に気にいられともに加賀藩へ移った越前屋は、商人でありながら武士並みの扱いを

もっとみる
つるがアーケード散歩のすゝめ-わたしとつるが03-

つるがアーケード散歩のすゝめ-わたしとつるが03-

わたしの暮らす敦賀には、長い片側式のアーケード街がある。JR敦賀駅前から始まり、港のほうに向かって全長約2km。福井県内では随一の長さを誇るそうだ。このアーケード、実は長く繋がっているようで繋がっていないのが面白い。というのも、全長2kmのアーケードは駅から港へ向かっていく間にアーケードのデザインが5種類もある(わたしは地元の人に言われるまで全く気づいていなかったが)。なぜデザインが変わるかという

もっとみる
さなだMEETリノベ日記①:「その塗装に"愛"はあるんか?」

さなだMEETリノベ日記①:「その塗装に"愛"はあるんか?」

ちょうど一年前、敦賀で開催されたリノベーションワークショップ「敦賀Rハッカソン」。私もメンバーの一員として参加したBチームでは、「旧さなだミート」を対象物件に、リノベプランを考えました。

一年を経て、少しずつ動き始めたさなだミートの様子を少しずつnoteで綴っていきたいと思います。

「博物館のような通り」を目指して
一年前に行われた「敦賀Rハッカソン」で、私たちがアイデアを出し合って考えた「理

もっとみる
[カグ〜ルにいます。日誌]11月24日

[カグ〜ルにいます。日誌]11月24日

先月は、ついつい日誌を忘れてしまいました。

今月から、気を取り直してちゃんと日誌つけていきます。

本を持って来てみました

前日、駅前に建設中の大施設に入る予定の知育啓発施設が「図書館イベント」を開いていたのに感化され、わたしも本を持って来てみました。

「わたしとつるがの参考図書」と「影響を受けた本」というカテゴリーで、合計15冊。立ち寄られた市の職員さんなどにも興味を持っていただきました。

もっとみる
「わたしとつるが展」を開催して。

「わたしとつるが展」を開催して。

10月30日から11月7日までの10日間、「わたしとつるが展-写真で見るハイパーローカルチャー-」を開催しました。

▼展示会についてはこちら

ちょっと遅ればせながら、展示会の振り返りをしたいと思います。

試行錯誤した空間演出まず、もうほんとにここが要!っていうくらいに、こだわったのが空間づくり。ただ写真を見る写真展にはしたくないと会場選定から写真の配置やお客さんの動線まで力を尽くしました。

もっとみる
杉箸のアカカンバから学んだのは、伝統野菜の価値だった。

杉箸のアカカンバから学んだのは、伝統野菜の価値だった。

伝統野菜を食べたことはありますか?

全国各所にある伝統野菜ですが、ここ敦賀市にも、「黒河マナ」「アカカンバ」「古田刈かぶら」という3種の伝統野菜があります。そのうちの一つ、アカカンバが収穫の時期を迎えたということで、敦賀市の山奥、杉箸へ行ってきました。

「伝統野菜」と聞くと、その地域に根付いた野菜というイメージをなんとなく持ちますが、その明確な定義はあるのでしょうか?そして、アカカンバとはどん

もっとみる
麺をきっかけに探る敦賀の「学校給食」

麺をきっかけに探る敦賀の「学校給食」

敦賀には、現在3軒の製麺所があります。「わたしとつるが 02 | めん」では、焼きそばをきっかけに、3つの製麺所を訪ねましたが、取材を通して製麺所の大きな販路である学校給食にも興味を持ちました。

学校給食といえば、学校給食法により地産農産物の活用に努めることが規定されています。そのことから、給食には敦賀の食文化が反映されているかもしれないと考えました。

そこで、今回は敦賀市教育委員会にご協力い

もっとみる
10月30日から「わたしとつるが展」を開催します。

10月30日から「わたしとつるが展」を開催します。

2021年10月1日付で敦賀市地域おこし協力隊としての2年目が始まった。「まだ1年経ってなんだ!」が通用しなくなることに少しの恐れを感じつつも、2年目も変わらず楽しんでいきたいと思う。

さて、そんな2年目に突入したところで、イベントを開催する。その名も「わたしとつるが展~写真でみるハイパーローカルチャー~」。

ハイパーローカルチャーとは?地域おこし協力隊として広く情報発信をしていく中で、わたし

もっとみる
収穫はもうすぐ。炎天下、稲木を作る。

収穫はもうすぐ。炎天下、稲木を作る。

中心市街地の北東側に位置する中池見湿地は、ラムサール条約にも登録される貴重な生態系が残る大切な場所。ここでは、貴重な生態系を体感しながら、手作業で米を育てられる「ミニ田んぼサポーター」という活動が行われています。

今年の4月からこの活動に参加し、田植えや定期的な草取りなどを行なってきましたが、約4ヶ月がたち、ついにお米が実り始めました。

まもなく収穫の時期ということで、今回は、刈り取った稲を乾

もっとみる
[カグ~ルにいます。日誌]7月25日(日)

[カグ~ルにいます。日誌]7月25日(日)

第二回、カグ〜ルにいます。を7月25日に開催しました。少し遅くなりましたが、そのレポートです。

NPO法人THAPさん今回は日曜日の開催ということで、敦賀のNPO法人THAPさんも終日いらっしゃいました。

NPO法人THAPとは、敦賀を住み良い街にするために活動するボランティア団体。その代表的な活動に、「敦賀おもてなし隊」として、毎月第二日曜と第四日曜に氣比神宮周りでの清掃活動や、観光客の写真

もっとみる
[カグ~ルにいます。日誌]7月14日(水)

[カグ~ルにいます。日誌]7月14日(水)

本日から、新しい企画を始めました。

その名も「カグ~ルにいます。」

カグ~ルとは、6月に気比神宮の交差点にできたスペース。リノベーションワークショップ「敦賀Rハッカソン」で出た「遊べる公園」というコンセプトをもとに、観光客の休憩スペースやお仕事をしたり、貸し切ってイベントをしたりと、さまざまな活動ができる場所に「かくだビル」一階が生まれ変わりました。

カグ~ルという名前には、この場所で楽しい

もっとみる
好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う-わたしとつるが02

好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う-わたしとつるが02

HYPER LOW-CULTURE ZINE わたしとつるが02が6月30日に配布開始となります。今回の特集テーマは「めん」。それも、敦賀の製麺所が作る麺について、です。一体なぜ麺なのか?そして麺から何を見たのか?を記した前書きを先行公開します!

好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う。「好きな食べ物は?」という問いに、すぐに答えられないのがわたしのちょっとした悩みだった。

もっとみる
キニナル地場野菜!黒河しいたけの生産者を訪ねる。

キニナル地場野菜!黒河しいたけの生産者を訪ねる。

以前、最近のキニナルものとして取り上げた「黒河しいたけ」。

敦賀の地名を冠した敦賀産のしいたけで、その美味しさに一気に惚れ込んでしまい、その美味しさの秘密を探りたくなりました。

「山内久美」さんという、商品につけられた生産者さんのお名前を頼りに、嶺南ケーブルネットワーク(RCN)さんの力をお借りして辿ったところ、ついに山内さんにお会いすることができました!

こちらが「黒河しいたけ」を栽培する

もっとみる