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大企業病への処方箋

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大企業あるあるの図解→解決策が主な構成です
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#毎日投稿

働かないおじさん問題

働かないおじさん問題

働かないおじさん問題とは働かないおじさんとは、ほとんどそのままの意味です。日本企業は”年功序列で中年以上の給与水準が高いことで高給取り”と揶揄されたり、業務負担や周りの社員の士気の低下など悪影響が多いです。また”働かないおばさんや若手中堅もいるので”中年以上の男性だけが問題”ではありません。

ケースと原因

①最初から働けない

入社前からサボろうと思って入社する人はいないと思いますが、採用後の

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危機感の正体

危機感の正体

危機感とは
危機感とは、物事に関して深刻な認識や警戒心を持つことを指します。自分や他者、あるいは組織や社会など、さまざまな対象に対して危機感を持つことがあります。

上図は危機感のメリットデメリットです。
メリットとして、行動量の向上や”火事場の馬鹿力的な効用がある”一方で”過度なストレス状態”に陥る可能性があります。

危機感と環境①危機感無くして成長なし

いわゆる”コンフォートゾーン”です。

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偶発的コミュニケーション

偶発的コミュニケーション

偶発的コミュケーションとは偶発的コミュニケーションとは、予定されていない状況で発生するコミュニケーションのことを指します。いわゆる雑談とか立ち話です。逆に”会議など目的や議題を持ったコミュニケーションは計画的コミュニケーション"です。偶発的コミュニケーションは議題などがないため”自然で制限のないコミュニケーション”が取れます。

偶発的コミュニケーションのメリット①情報共有の促進

偶発的コミュニ

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意思決定と時間的制約

意思決定と時間的制約

意思決定の流れ①問題の定義

まずは問題を認識して、定義を決めます。仮に問題がない場合には意思決定は必要ありません。問題がある場合は、問題の背景を深掘る必要があります。情報を収集し分析していく必要があります。問題の定義が出来ていない意思決定は他者から”思い付きの行動”にしか見えません。

②選択肢の洗い出し

問題に対する解決策をリサーチして、選択肢を洗い出します。似た事例の調査や問題への思考など

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コンピテンシーとは行動である

コンピテンシーとは行動である

コンピテンシーとはコンピテンシーとは、一般的にハイパフォーマーに共通する”行動特性”を一般的に指します。定義が抽象的なので、それぞれイメージする意味は異なると思います。採用や人事評価に用いられることがあります。職務の適したコンピテンシーがあると採用や人事評価で有利になります。

図で見るコンピテンシー

①知識・態度・スキル

上図の下の部分を解説します。
知識は自己研鑽や学習で伸ばしていきます。

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上手い抽象化の使い方

上手い抽象化の使い方

抽象化とは抽象化とは、複雑な現実の事物や概念を、重要な特徴を抽出して簡略化した形で表現することです。例えば”ビーフカレー→カレーライス→昼食→飯”となると抽象度が上がっていきます。相互間に”共通認識”が必要になります。
この場合、時間帯や話に流れから昼食→飯が理解出来たりします。

抽象化のメリット抽象化は世間的にはあまりメリットはないと思われていると思います。
誰しも一度は”具体的に言ってほしい

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ボトルネックを見極める

ボトルネックを見極める

ボトルネックとはボトルネックとは、会社や組織全体の生産性や効率を制限する狭い箇所のことを指します。ボトルの首部分が細くなっていることをなぞらえた言葉です。ネック部分を効率化しないと、全体の生産性や効率は良くなりません。
特にネック以外に時間やお金を投資すると、投資効果が薄くなってしまうのでボトルネック部分を解消する投資や施策が重要です。

ボトルネックを見極めるには①負のスパイラルの出発点を見る

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ミドルアップの重要性

ミドルアップの重要性

ミドルアップとはミドルアップとは、管理職が上層部からの指示を実行するだけでなく、部下を指導し、意見を吸い上げ”上層部に提案”することです。

トップダウンとミドルアップ

トップダウンとは

トップダウンとは上図の通り、トップマネジメントの抽象度の高い指示が起点になります。例えば”売り上げを上げろ”などです。納期は決まっていますが、手段は各ミドルマネジメントに委ねられます。次にミドルマネジメントが

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KPIと変数

KPIと変数

KPIとはKPI(Key Performance Indicator)は、組織や個人の業績を測定するために設定される指標のことです。KPIの設定により、業績を定量的に評価することができ、業務の改善や目標達成に役立ちます。会社として売上を上げるのか、利益を上げるのかを決めて、明確なKPIを定めて”物や人の投資先”を決める必要があります。

変数とは変数とはKPIが良くなるための要素です。例えば売上を

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人事異動の目的と効果

人事異動の目的と効果

人事異動の目的①人的リソースの調整

一部部署に人員不足または過剰が発生すると異動で調整します。採用で調整しきれない分は異動で調整します。会社都合の異動で一番原因としてありがちな理由です。

②本人の希望

人間関係や仕事内容、本人の能力などが職場とアンマッチの時、人希望で異動が発生します。基本的には上司への相談、上司側からの提案、社内公募などがあります。

③キャリアの促進

会社によっては”部

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後工程はお客様

後工程はお客様

後工程はお客様とは後工程はお客様とは、「お客様に接するのと同様に、次の後工程の人のことを考えて担当業務を引き渡していく」という意味です。主に製造業で務めている方は聞いたことがあるかもしれませんが、製造業のみでなく”全業種”で使える仕事上の概念だと思っています。なぜなら”一人で完結する仕事はごく稀”でほとんどの仕事は”他人がやる後工程”が存在するからです。

丁寧な業務の引き渡し方この概念は、丁寧に

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チームワークとは

チームワークとは

チームワークとはチームワークとは複数の人が協力して目標を達成することです。
仕事が大きく複数人でないと、目標が達成できないためコミュニケーションや分業の仕組み、信頼が重要な要素なります。

役割と分業例えば、定型作業でないプロジェクトを複数人で取り組むとします。
その場合以下の4つの要素で円滑にプロジェクトを進めるようにします。

目的の共有

個人ワークと違い、それぞれがバラバラに仕事をするので

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労働組合支部のワークショップ腹案

労働組合支部のワークショップ腹案


趣旨説明現状

支部代議員が支部には10名程度いますが、踏襲的に若手が担い参画意識は低く実態として”選挙やイベントの手伝いや組合誌の回覧”などしかやっていません。近年コロナでイベントもなく、中央組織方針で次世代育成が各支部求められていますが進んでいないのが現状です。

目的

入れ替え時期に伴い”初顔合わせで対面でワークショップを実施”します。
役割の明確化、教育を手や頭を動かし理解してもらうこ

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生存者バイアスとアドバイスの受け止め方

生存者バイアスとアドバイスの受け止め方

生存者バイアスとは生存者バイアスとは、ある集団の中で生き残っている人々に対してのみデータが集められ、そこから偏った判断をしてしまうバイアスのことです。
例えば”フリーランスになると月平均〇万儲かる”などです。そもそも収益化できずに”挫折した人や儲からないから再就職した人が含まれないデータ”になります。

生存者のアドバイスに潜む罠①非生存者視点の抜け落ち
会社を辞めようか”会社の年長者”に相談する

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