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ボトルネックを見極める

ボトルネックとは

ボトルネックとは、会社や組織全体の生産性や効率を制限する狭い箇所のことを指します。ボトルの首部分が細くなっていることをなぞらえた言葉です。ネック部分を効率化しないと、全体の生産性や効率は良くなりません
特にネック以外に時間やお金を投資すると、投資効果が薄くなってしまうのでボトルネック部分を解消する投資や施策が重要です。

ボトルネックを見極めるには

①負のスパイラルの出発点を見る


この図の場合は、”人手不足が起因”で非効率が発生しています。
この場合は人手不足以外に施策を打つと失敗する可能性が高いです。
人手不足を解消せずにジョブローテーションなどを実施すると、さらに教育に時間をかけることになり残業が増えたりします。
こうなると労働環境が悪化して退職が発生したり、非効率って問題が悪化することが起こりやすくなります。
人手不足を解消するためには、採用の強化や人員予算の確保、異動などによる人員リソースの確保が必要になります。つまり現場問題ではなく、管理職や人事の問題だったりします。

②プロセス全体を俯瞰する

人手不足を例にしましたが、逆に能力不足や属人化が原因の場合もあります。そこでプロセス全体を見ることが重要です。特にプロセスにかかわる部署の効率性や問題を理解する必要があるので”管理職の一部をローテーションする”と全体を見れる人材が育ちます。管理職が難しくても人材交流などはプロセス全体を理解するための有効な施策になります。

③人起因か仕組み起因か

ボトルネックが人起因か仕組み起因か見極めると、有効な施策を打てます。
人起因とは、情報を滞らせる人やキャパを超えた仕事を持っている人が原因になりやすいです。前者は、何らかの理由で情報を出さないので業務に支障が出ます。特に”悪い情報を報告しない”とボトルネックになりやすいです。後者は”古い仕組みが継続”して現状に合っていなかったりします。捺印を承認システム化すると仕組みとしての解消になったりしますし、情報共有システムを作るとそちらも解消できます。

次回予告

今回はボトルネックについて記事にしました。
次回は新入社員へのアドバイスを記事にしたいと思います。


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