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洗脳シンプルテクニック(悪用厳禁)


こんにちは、闇の心理学シリーズです。

今回は前回に引き続き洗脳のテクニック完結編として紹介していこうと思います。

そういえばgoogleのキーワードプランでは洗脳というキーワードは登録できなくなっています。規制がかかっているような禁断の内容を悪用されない範囲で無料公開します。

目次

・ミルグラムの実験

・身近に潜む洗脳体質のある人が使うテクニック

・数ある洗脳で一般的に用いられているシンプルな方法

・まとめ

ミルグラムの実験

ホロコーストという政策をご存じでしょうか。ナチスで起こった大虐殺を行う政策です。そこで実務を取り仕切っていたのはアイヒマンという人なのですが人格は平凡で従順な市民と何ら変わりがなかったそうです。つまり、このホロコーストという大虐殺は怪物的なサイコパスではなく、従順な市民が意思のない服従によって生まれたということになります。

この背景を考察するためにあるミルグラムはある実験を行いました。

実験内容(ミルグラム実験)

先生:イエール大学でアルバイトを募集した一般人

生徒、学者:役者の仕掛け人

生徒に電気椅子に座って単語テストを解いてもらい間違えたら先生の持っているスイッチで電気を流すように指示されます。また間違えるたびに電流を強くします。段階は6段階あり、ピリッと来る、不快になる、痛くて声が出る、中止をお願いする、激しく絶叫、死を感じる(この6段階に分けて演技をしています)と分けました。実際は電気を流していませんが役者が演技します。

途中でスイッチをためらうと学者は「価値のある実験だ」「痛がっているようにみえるが損傷は出ない」などと言って、促します。

その結果、はじめは多くの人がためらうものの3分の2の先生役の人が6段階目まで電流を流してしまったそうです。

ここから一般市民が権威のある人に促されると人を殺すレベルまで苦しめてしまうということがわかったのです。この状態をエージェント状態と名付けました。

エージェント状態=自分は権威あるものの代理人なだけと思ってしまい思考停止してしまう状態。言い換えれば、権威のある人が大きく聞こえて権威のない人は耳に届かない状態(チューニング)になります。それゆえに、恐ろしい所行を文句や悩みがあっても実行してしまいます。

この実験から、「エージェント状態に陥る条件」「エージェント状態の特徴」「エージェント状態が続く要因」がわかったので以下に示します。(対策も示します)

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・エージェント状態に陥る条件

1.権威の認識

→威厳ある態度・服装などしている

2.権威システムへの参加

→縦関係の厳しい会社などのコミュニティへの所属

3.権威の機能と命令との一致

→(例)会社で起こっていることなので会社で権威ある上司の意見は常に正しい。

対策:権威の機能と命令が本当に一致しているかと考える。

例えば赤ちゃんのための商品のために青汁を売ること上司に指示された時、赤ちゃん向けの商品に関する権威がないにも関わらず会社で権威があるから正しいと思ってしまうが、赤ちゃんの分野において権威は機能していない。赤ちゃんについて権威を持っているのはベビーシッターや保育士などの方が上司よりその分野において権威がありますよね。

4.枠組みとなるイデオロギー

権威のイデオロギーが正当性をもっていると思う。

対策:大義名分を疑ってみる。

部長がお得先が仕入れてくれて「売上が約束される(大義名分)」から商品A(若年層に売れない商品)を考えてほしいとすると、より大手のクライアントにその商品を仕入れてくれる可能性は低いので部長とお得意先の関係性はよくなっても会社としては損失になる可能性があるので大義名分として正しくない

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・エージェント状態の特徴

1.チューニング(チャンネル合わせ)「権威」の言葉に常に意識があっている状態→権威のある人が大きく聞こえて権威のない人は耳に届かない状態

2.場面の意味の再定義特定の状況(場面)では「悪」が「善」に再定義される。その結果、後戻りできないので自分を正当化するので被害者は悪者と思ってしまう(生徒が間違えるのが悪いと思う)

3.責任の喪失「権威」の命令を実行しているだけであり、その責任は「権威」にあり自分にはない。視点を変えると、命令に対する責任感は生まれるが自分の行動の中身の責任感は失われるということになります。


・その状態が続いてしまう束縛要因

1.行動の連続性→自身に一貫性を持つようになり行動を正当化してしまう

対策:名著の影響力の武器にある一貫性の法則への対策は一貫性によって苦しんでいると感じたら一貫性を無視することなのです。なぜなら一貫性によって搾取されることがありそれを直感的に感じるからです。

2.状況からくる義務感(実験を手伝うという約束を反故しない)

3.不安(未知なるものへの不安)

というものがあったそうです。

2015年には映画『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』が公開されています。

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そしてこの実験を通じて伝えたいことはこの状況が社畜サラリーマンの状態に近いということです。

上司という権威の下で命令の遂行のために倫理観などを無視して売りたくもない商材を売ってしまう→責任の喪失

お客様のためではなく上司に怒られないようにする→権威のイデオロギーに正当性があると思ってしまう状態

パワハラされたからこそ成長できた→行動を正当化

きつく当たられるやつが悪い→悪を善と再定義している

このように日常的に取り巻く環境、行動、思考がこれらに当てはまっていないかぜひ確認してください。

身近に潜む洗脳体質のある人が使うテクニック

1.約束をする

2.約束を破るのを待つ(小さなお願いを普段からしておく)

約束を守れなそうなところを見つけて約束させる。(締め切りに遅れそうな人には締め切りに関する約束をする)

※例えば約束を破ったかのような気持ちにさせることも可能

ex.)キャバ嬢が客に「なんで最近来てくれないの?」→一貫性を持とうとして自分が約束を破ったかのように錯覚する。

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