【雲の中の富士山を登った時の話・1日目⑱】天が見せた奇跡
こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!
今までの記事は、こちらのマガジンにまとめてありますので、ぜひご覧ください!
前回、夕食を平らげたところからスタートです!!
ちなみにヘッダー画像はモザイクかけてあります!!
モザイク前の画像は、このあとのお楽しみです!
お手洗いへ
ご飯も平らげたので、あとは寝るだけです!
二日目は深夜2時頃に出ていかねばならないので、早めに仮眠をとるにこしたことはありません。
しかも、お忘れかもしれませんが、私は前日、うまく寝付くことができずに睡眠時間があまりとれていない状態だったので、なおさらのことです。(↓前日譚はこちらです!)
しかし、寝る前にお手洗いに行きたいところです。前回も書きましたが、ここの宿は一度300円払えば、泊っている間はずっとトイレが使えるようでした。なので、私はさっそく寝床に戻り財布を取り出しました。わかってはいましたが、財布もずぶぬれで、お札にも財布の色が浸み込んでしまっていて、少しへこみました……。
さらには、ちょうど8合目の目印からここの宿までの間に、かなり雨が降り始めていたことを思い出して、外に出るのがおっくうになりました。せっかくの富士山登山なのに、天は私を見放して、大雨を降らせたのです。
トイレに行くだけなのに雨に打たれるのは悲しいことですが、致し方ありません。
せっかくお茶とスープで温まった体を雨に打たれて冷やしまいと、折りたたみ傘をもって出て行きました。暗いだろうから、スマホも持っていきました。
なにせ、たどり着いた時ですら、分厚い雲が周りにまとわりついていて、暗かったのだから、あれから1時間以上経過した今なら、もっと暗いこと間違いなしだと思っていました。
ちなみに↓がたどり着いた時の写真です。
この様子だと、私の登山中は、まともな景色も見れないまま終わるのかな、と少々残念に思いました。
山の天気は変わりやすく、道中少し晴れる兆しが出ていても、すぐあのように雨になってしまうのだから。
そう、「山の天気は変わりやすい」。
この言葉は、必ずしも、良い状態から悪い状態に行くときにしか使われるわけではないことを、私はこの時初めて知ることになりました。
天は私に微笑んだ
そうして外に出て見ると、雨は降っていませんでした。
それどころか、これから夜になっていくというのにもかかわらず、信じられないことに、今日一日で一番明るかったのです。
あまりに明るかったから、驚いた。白昼夢でも見ているのかと思いました。
その絶景が、こちらです。
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