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飛んでイスタンブール
前方カメラの映像の正面に2列の光点が連なる滑走路が見えてきた。滑走路が段々と大きくなってくる。機体が地面と水平になると同時に床下から軽い振動が伝わってきた。この瞬間に身体の力がふっと抜ける。ああ、無事に着陸できたんだ。
イスタンブール国際空港に到着したのはまだ日も昇らない早朝5時だったのだが、国際線の乗り継ぎゲートはすでに長蛇の列が出来ており、その周りでは大勢の空港職員がテキパキと仕事をこなす。
透明度100メートルのシルフラ、アイスランド(2018年12月)
夏。その日のダイビングを終え、ダイビングショップの休憩スペースに置いてあったダイビング雑誌を何気なくパラパラとめくっていると、アイスランドの文字が目に飛び込んできた。
アイスランド? 北極圏に近い、あの北欧の国のアイスランド? スキューバダイビングは熱帯か亜熱帯の海で楽しむものという先入観があっので、完全に意表を突かれた。
見開きページの写真の中で、エメラルドの水中に潜る女性ダイバーが全身に黄