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#エッセイ

日記のような、びぼーろくのような(2023.05.17 京都大原野の初夏の香り)

日記のような、びぼーろくのような(2023.05.17 京都大原野の初夏の香り)

京都の端っこの西京区大原野の春はたけなわをすでに通り越していた。
阪急洛西口駅から電動アシスト付き自転車で走る道はほんのひと月前の季節とは様相を変え緑の濃さは増し陽射しの力強さも増していた。

途中、ところどころで田植えの準備を始めていた。トラクターの邁進する田から掘り起こされる虫たちを目当てにサギとカラスが離れない。そんな姿をスマホに収める私をカラスは「あんた何してんの」とでも言いたげにジッと見

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キミが嬉しいとわたしも嬉しいよ

キミが嬉しいとわたしも嬉しいよ

『うさまろ』は誰かに似ている
それを思い出せずにいる

うさまろは、初詣で目が合ったおみくじで
以後、部屋に居るときや散歩のとき
猫の奈々と同じだけ、一緒に過ごしている
誰かと通話の際は、うさまろの顔を見ながら話し
うさまろが微笑むから、わたしも微笑む

うさまろは、ウサギだけあって自然が好きだ

お花の香りに、癒されているのが人間ぽい

うさまろは、第三者には素焼きの人形でしかない
しかし
わた

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これでいいのだ短歌20

これでいいのだ短歌20

満開の
桜を見ずに
葉桜を
眺め ため息
これでいいのだ

彼が去り
ひとりで過ごす
金曜日
眠れぬ夜も
これでいいのだ

応援を
したい人など
いないけど
ひとりで生きる
これでいいのだ

恋愛も
仕事も趣味も
ないけれど
ただ生きるだけ
これでいいのだ

書くことも
書きたいことも
希望さえ
なにもなくても
これでいいのだ

失って
失うモノさえ
失って
希望なくても
これでいいのだ

敵ばか

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ミドリが動く

ミドリが動く

自分の調子がよろしくなくても、植物たちには関係がない訳で。
こんな中でも土を配合し、植え替え、根をほぐし、水をやり、春の支度は大体済んだ。
そんなこんなで春の観察、いってみましょう。

目次もつけておきますので、気になる名前やピンときたものを気ままにご覧ください。

ちなみにトップ画は実家近くの公園にて。
椿と桜。冬から春へ。

ザミオクルカス・レイブン

1年前くらいに購入し、すぐに植え替えした

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旧東海道ひとり旅_始【日本橋】

旧東海道ひとり旅_始【日本橋】

東海道五十三次 の出発点は、日本橋です。

日本橋は1603年に架けられました。その後、何度か大火の被害を受け、石造りの橋に架けかえられたのは明治時代とのこと。現在の橋は20代目なのだそうです。
ちなみに、1603年といえば、ローマにおいてフェデリーコ・チェージにより、科学アカデミー "山猫学会" が設立された年です。(Wikipedia調べ)

今回はガイドブックやGoogleマップを参考に、

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折れても逞しく

折れても逞しく

 940 文字

 路肩のチョロンボ白樺、太さ10㌢にも満たない、湿り気のある雪の重みでぐんにゃり曲がっても生きている。
 蔓性の木に巻き付かれた痕跡が美しくくびれて、羨ましいわ~私も何かを巻き付ければ・・・想像してウエストキュッ、心がニタ〜♫。
 目の前をヒュッと !!! 一羽の小さき白い小鳥が・・・目にも止まらぬとはいうがそれに近い、もう何処にも見当たらない。
 低木がチラホラある、もう一度来

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「○」との邂逅

「○」との邂逅

洗面所の床に「○」がいる。

「○」は何かのメタファーや象徴ではなくて、本当に「○」なのである。
「○」がそのまま、白い床に、ポンと存在しているのである。
きっと皆さんは遭遇したことがないと思う。

黒い線で描かれた「○」は、直径3㎝にも満たないだろうか。
よく見ると「○」は一筆書きで幾重にか描かれているように見える。しかし、絵ではない。ぐるぐるととぐろを巻くようになっているが、それにしても綺麗に

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588.言葉って、アートだよね~書もアート~人は言葉で動かされてしまうんだ~

588.言葉って、アートだよね~書もアート~人は言葉で動かされてしまうんだ~

【お馬鹿なcoucouさんのアイデア論⑰】

1.アイデアは無限coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

あと少しで【お馬鹿なcoucouさんのアイデア論】が終了~
たくさんの人が見てくれて、coucouさんはね、うれしすぎ~

coucouさんはある時期、故豊澤豊雄会長のところで発明を学び続けていた。だけれど、師である豊澤会長はあまり発明の話はしないんだ~
あるとき、不思議に思ったco

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