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7人目の迷子、なもなき
7人目の孤児である「なもなき」は左手であることを悟った。
なもなきは迷子の子だった。ある日、ふと現れたあの子は小さく震えており、それにアオが寄り添ったイメージを覚えている。しばらくして、アオがその子を導き育てるような気がしたのだった。
一度なもなきに絵を描かせてみたが、あまりしっくりこなかった。なもなきが描いているというよりかは、まだアオイの意志でなもなきに描かせているという感じがあった。
アオとアオイとハマダ、そして新たな雇われ人
今日もまた朝5時半に起きてお風呂に入った。
湯船に浸かりながら、ふとわかったことがある。
私の中には3人の人格がグラデーションとなって存在していることに。
私は昔、特に高校生の時、とても面倒くさがり屋だった。
何をするにも自信がなく、それを隠すために「面倒くさい」という言葉で何もしてこなかった。「面倒くさい」という言葉は自身の行動を制御することができ、勇気がいらず、とても便利だった。その裏には失
風について、窓について
昨日から風について考えていた。一昨日の夜から早朝にかけて、風が非常に強かったから。
風は、それを受けるモノがいなければ風の認識を持たない。常に対象物がいる。対象物が「風が強い」と感じるだけ。風自体はその強さを知らない。
風はしゃべらない。それを受けたモノがその風の強さを語るだけ。風の強さを語った瞬間に、風はもうそこにはいないのだ。
眠れぬ夜、風吹きすさぶ音を聴きながらそんなことを考えていた。
パフォーマンスからみえたこと
7/7 七夕
ナニワ・ギター・エクスプレスの一員としてギャラリーカフェ・キリンでパフォーマンスを行った。満員御礼。来てくださった皆様、キリンさん、お身内の方々、ありがとうございました。
やっている音楽について、いつも不安定な気がしていた。
「どんな音楽やってるの?」って聞かれても
「む」と考えあぐねてしまう。
音楽だけじゃなくても、自分のコンセプトを見失うことは多分にあることだ。
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ドイツからの帰国:コースのメモ
ドイツ、ハノーファーでの18日間のコースが終了した。Berlin Guitar Ensembleのパフォーマンス&レコーディング・プロジェクト。9月中に文章にして、脳内整理を。
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コース期間は9/7〜9/23まで。エルナン・ヌニェスをディレクターとし、教会で8回、クラブで1回パフォーマンスを行った。
コースの参加者はドイツ、オランダ、イギリス、アメリカ、カナダ、ロシア、アルゼンチ
ススキからも鼓舞激励:ドイツへ向けて
まさに気候変動の賜物といった天候が続く中,いそいそと9月ドイツ・ハノーファー行きの準備を進めている。
そう,Guitar Circle関連のコースへ参加するためだ。コースへの参加はこれで3回目となる。ニュージャージ,コルドバ,そしてハノーファー。(実際のところ,ロバート・フリップ主宰のGuitar Craft/Guitar Circleは2015年10月のコースでコンプリートされたので,今回のコ