パフォーマンスからみえたこと
7/7 七夕
ナニワ・ギター・エクスプレスの一員としてギャラリーカフェ・キリンでパフォーマンスを行った。満員御礼。来てくださった皆様、キリンさん、お身内の方々、ありがとうございました。
やっている音楽について、いつも不安定な気がしていた。
「どんな音楽やってるの?」って聞かれても
「む」と考えあぐねてしまう。
音楽だけじゃなくても、自分のコンセプトを見失うことは多分にあることだ。
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ロバート・フリップは名前、タイトル、コンセプトをとても重視している。
「コンセプトがなければ、やらない方がましだ」
厳しい言葉だけれど、それが真意となる。
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「変則チューニングで変拍子」
それらは手段だ。それを通して、我らは何を表現しているのか。
しかし、今回パフォーマンスを経て、気づいたことがいくつかあった。(本来それは前提として持っていなくてはダメなのかもしれないけれど)目指すところ、コンセプトの断片が見えた気がした。
それは言語化できる段階にある、ということかもしれない。
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七夕で、星々。星は点であり、線で結ぶと星座になる。それは地球にとっては平面で、宇宙にとっては空間だ。6本のギターは点であり、弦という線を持っていて、36本の線が織り成した先に空間が生み出されていく。
on timeでサラウンド。いくつかレビューをいただいて、「繊細で綺麗な生音」「ハープのよう」「目にも楽しい」といった言葉が目耳についた。
ギター・クラフト関連におけるパフォーマンスは本当に音楽に依っていて、奏者側も自己を意識的にとばしているような感覚を覚える。気持ちがいい。
以前PCゲーム制作者のインタビューを読んでいて「肩書とかではなくゲームが一番偉いんだから、ゲームがおもしろくなることを考えなさい」という言葉があったと思い出す。
まさに音楽においても。いや、何事においても。
図らずも、七夕にパフォーマンスできたことはとても良かったのだと思う。
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9月上旬。もしかしたら、ZUMギターワークショップが開催されるかもしれない。おもしろいことが続きそうでなにより。
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私個人としては明日から山籠り3クール目に突入。山籠りよりも山登りの方がニュアンスとして合ってるかもだけれど。
山に入るのは思ったよりも「自然」の中に入る行為ではないのだなと実感している日々。
(記:2019年7月9日 A・K)
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