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02.読書感想文

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読んだ書籍の感想を中心に、仕事や人生に関するコラムを書きます。IT関連から組織変革、働き方改革からダイバーシティまで幅広く。 ⚫︎キーワード 生成AI、M365、コミュニケーショ… もっと読む
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記事一覧

「マンガでやさしくわかる知識創造」で組織にイノベーションを!

「マンガでやさしくわかる知識創造」で組織にイノベーションを!

こんにちは。製造業で情シスマネージャーをしているまさです。

今回は、2023年12月に発売された書籍「マンガでやさしくわかる知識創造」~西原(廣瀬)文乃さん著 の感想と本書から得た学びと気付きについて書いてみました。

知識創造とは、個人やチームの暗黙知や経験を共有し、新しい知識や価値を生み出すプロセスのことを指し、ナレッジ・マネジメントとは、知識創造を組織的に支援する仕組みや文化のことを指しま

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北欧モデルに学ぶ、地方都市のデジタル変革

北欧モデルに学ぶ、地方都市のデジタル変革

学ぶこんにちは、製造業で情シスマネージャ―をやっている「まさ」です。

今回、2月27日に行われた企業横断型の変革ワークショップ「あいしずHR」での議論したこちらのテーマについてアウトプットします。

① 北欧のイメージ

北欧とはスウェーデン🇸🇪、ノルウェー🇳🇴、フィンランド🇫🇮、デンマーク🇩🇰、アイスランドなどの国々を指しますが、そんな北欧の国々にどんなイメージを持っていますか

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DX人材に必要な言語化力を鍛えよう!

DX人材に必要な言語化力を鍛えよう!

こんにちは、製造業で情シスのマネージャーをしている「まさ」です。

皆さんは、言語化力という言葉を聞いたことがありますか?

言語化力とは、頭の中にある思考や感情を言葉にする能力のことです。仕事や人間関係で、自分の考えや気持ちを相手に伝えたいときに必要なスキルです。

私は、この言語化力を高めるために、本を読んだり、ちょっとした頭の体操のような言語化トレーニングをしたりしています。この言語化力を鍛

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転職組の情シスマネージャの葛藤と対処法 ~「CIO/IT責任者が語る、DX時代を打ち勝つための30の提言」を読んで

転職組の情シスマネージャの葛藤と対処法 ~「CIO/IT責任者が語る、DX時代を打ち勝つための30の提言」を読んで

私はIT業界から製造業に転職した情シスマネージャーです。会社のDXを推進する立場のひとりとして、自分のスキルや知識をアップデートしたいと思い、この本を手に取りました。

「CIO/IT責任者が語る、DX時代を打ち勝つための30の提言」は、特定非営利法人 CIO Loungeに所属するIT先進企業のCIO/IT部門長が書いた本で、2024年1月17日に発売されました。

本書は、日本企業のデジタル競

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会社依存型人間からの脱出~「アウトプット型オジサン」になろう

会社依存型人間からの脱出~「アウトプット型オジサン」になろう

▶あなたはどちらのタイプ?

こんばんは。まさ@アップデート情シスです。

情シスと言う仕事柄、社内の色々な人と話をしますが、話をしていてテンションが上がる人とそうでない人が居ます。

テンションが上がるのは「視野が広い、常に先を見ている、前向きな言葉を発する、確たる持論や優れた専門知識を持っている」人。

別の言葉で表現すると、
少し会社の枠から外れているけど、会社に依存していない何かを持った人

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「無能なITエンジニアのための100の教訓」は、どこにでも居るITエンジニアに向けた、仕事と人生を豊かにするバイブルだった

「無能なITエンジニアのための100の教訓」は、どこにでも居るITエンジニアに向けた、仕事と人生を豊かにするバイブルだった

2023年11月初旬、X(Twitter)でフォローしていた「ボンブさん」がXで「無能なITエンジニアのための 100の教訓」という電子本の発刊を告知されました。2024年元日、晴れて本書が発売されたので、早速感想文を書かせて頂きました。

▶︎ボンブさんってどんな人?

著者のボンブ氏はフリーランスのITエンジニアです。彼とは実際に会ったことはなく、X(Twitter)で相互フォローする緩い関係

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「生成AI 導入の教科書」:これ読んだら、どんな企業でもAI活用したくなる

「生成AI 導入の教科書」:これ読んだら、どんな企業でもAI活用したくなる

久しぶりにテクノロジー系の書籍を読もうと思い「生成AI 導入の教科書」を購入しました。購入の決め手は「導入の教科書」というタイトル。自分は情シス部門で社内業務の生産性向上やITを使った業務改善のプロジェクトを推進する立場でありエンジニアではありません。AIのテクノロジーや開発手法より、企業がAIを導入する価値や課題・導入プロセスについて頭の中を整理してくれるような情報を求めていたタイミングで、この

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「リーダーのように組織で働く」〜二刀流時代の情シスリーダー像とは

「リーダーのように組織で働く」〜二刀流時代の情シスリーダー像とは

今日の記事は「リーダーのように組織で働く」(小杉俊哉さん 著)の読書感想文です。

私はこの本を読んで、もう個人が会社にガチガチに縛られて働く時代におさらばしないといけない時代になったと痛感しました。

情シス部門では、非管理職のメンバーが目の前の仕事に忙殺され、目標を見失ってしまう場面に良く遭遇します。成長の機会を失ってしまったメンバーはやがて疲弊し、後ろ向きで卑屈な言葉を発するようになります。

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居心地の良い職場は危険?チャレンジ精神を失わないために

居心地の良い職場は危険?チャレンジ精神を失わないために

▶居心地の良さと成長のジレンマ

「居心地が良い職場」をポジティブに捉える人が多いでしょう。

あなたにとって「居心地が良い職場」ってどんな職場ですか?

上司は優しく、怒られることがない

気心が知れたメンバーは仲良く、職場の雰囲気は良い

残業が少ない。休暇が取りやすい

自分の担当範囲が明確で自分のペースで仕事ができる

給与が良い。福利厚生も充実している

理想的な職場ですね。そんな職場だ

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元山文菜さん「会社のムダ作業100個まとめてみた」は業務改善のはじめの一歩に最適な一冊だ

元山文菜さん「会社のムダ作業100個まとめてみた」は業務改善のはじめの一歩に最適な一冊だ

はじめに

「業務改善の問題地図」の著者である元山文菜さんの最新作「会社のムダ100個まとめてみた」を読みました(元山文菜さんは執筆活動の他にも企業の業務改善を支援するお仕事をされている方です)。本書「会社のムダ100個まとめてみた」は、イラストも交えてとても読みやすく、取り上げているテーマも管理、会議、共有など、読み手の職種や社会人経験を問わない汎用的なテーマが中心になっています。そういった意味

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猫山課長さんの「銀行マンの凄すぎる掟」を読んで、クソ環境でもサバイバルできる勇気をもらった話

猫山課長さんの「銀行マンの凄すぎる掟」を読んで、クソ環境でもサバイバルできる勇気をもらった話

▶猫山課長に対する妄想と憧れ

猫山課長なる変わった名前のnote作家がいるのをご存じだろうか?

猫山課長は、減益、いや現役の金融機関に勤めるサラリーマンでありながら、ITベンチャー企業の顧問をし、さら作家として日刊SPAで連載を持ち、自分自身もnote作家として情報発信をしている人物だ。

彼は世間に顔を出していない。ITベンチャー企業のイベントに登壇する様がWebコンテンツやSNSで頻繁に紹

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上司を辞めることからはじめよう「フラット・マネジメント」

上司を辞めることからはじめよう「フラット・マネジメント」

こんにちは♪今日は10月13日に参加したワークショップ「あいしずHR」の第4回目の課題図書「フラット・マネジメント」の感想と合わせて、「心地良く・成果をあげられるチーム」について考えてみました。

▶︎あいしずHRとは?あいしずHRは、愛知県/静岡県に新たな仕事や活躍の場を創出するために、組織変革や新事業創出に必要とされるマインドシフト・カルチャーシフト・マネジメントシフトを学び、実践する取り組み

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沢渡あまねさんの「推される部署になろう」を読んでイケてない情シスを何とかしようとした話

沢渡あまねさんの「推される部署になろう」を読んでイケてない情シスを何とかしようとした話

はじめに

沢渡あまねさんの最新作「推される部署になろう」を読んだ。この本、全国の情シスをはじめとした管理部門、サポート部門、企画部門のマネージャー全員に読んで欲しい。そして実践して欲しい。インナーブランディング(組織の中のブランディング)の重要性に気付かず、閉鎖的で、情報発信しない組織になってしまっている部署は、経営層や事業部門からきっとこう思われているはず。
「情シスって何やっているの?何考え

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問いから生まれる創造的対話とは ~情シスの勉強部屋①

問いから生まれる創造的対話とは ~情シスの勉強部屋①

情シスの勉強部屋

読書やワークショップを通じて、情シスが「IT技術以外」の様々なビジネススキルを身につけるためにまとめたコンテンツ「情シスの勉強部屋」。初回のテーマは、社内外のプロジェクト推進や新規サービス創出の場面に欠かせない「対話力」「ファシリテーションスキル」にスポットを当ててみます。

1. 課題図書「問いのデザイン」

先日、とある組織変革をテーマにしたワークショップに参加したのですが

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