kage

しばらくテニス業界から離れて観戦オンリーでしたが、最近私学の強化コーチに就任しました。…

kage

しばらくテニス業界から離れて観戦オンリーでしたが、最近私学の強化コーチに就任しました。選手を影からサポートしたい。利き腕は故障。アイコンはカルロビッチ。趣味は読書。ATP大会出場経験あり。テニス選手が自分の意見を言うことを支持してます。

記事一覧

「質問力」話し上手はここが違う(齋藤孝著)

「強くなるジュニア選手は何が違うか?」 この問いには、なかなか一言では答えられません。もちろん運動センスや背の高さ、体格の良さ、頭の良さ、メンタルの強さなど色々…

kage
3年前
8

「鬼滅の刃」の言葉でテニスが強くなる

現在、大ブレイク中の「鬼滅の刃」 先月から上映された「劇場版、無限列車編」も公開から1カ月で興行収入233億円を記録するほどの大人気です。 多くの人の心を動かした「…

kage
3年前
3

英語日記 BOY

私はテニス選手に英語が必要だと考えています。 もちろん国際大会に出場する時に英語が話せないと苦労するから・・・という当然の理由もありますが、実はテニスを普通にプ…

kage
3年前
7

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

前回、「失敗学のすすめ」というNOTEを書きましたが、力を入れすぎて、とても長文になってしまいました。全部読んでくださった方はいらっしゃるのかな・・・(汗) そこで…

kage
3年前

失敗学のすすめ

「失敗」とは、皆さんにとってどんなイメージでしょうか? スポーツ・・・例えばテニスにおいての「失敗」は「ミス」と言い換えることができるかと思います。打ったボール…

kage
3年前
5

努力不要論(努力したら負け)

「努力」これほど運動部にぴったりな言葉はありません。 スポーツで結果を残すには、「沢山の練習時間」「地味なトレーニング」「厳しい規律」などが必要で、頑張って、頑…

kage
3年前
6

春にして君を離れ

今回は人間関係について学ぶことが出来る小説をご紹介します。著者はミステリーの女王、アガサ・クリスティー。作品名は「春にして君を離れ」です。 アガサ・クリスティー…

kage
4年前
2

鈍足バンザイ!

現在、選手育成の最前線だけでなく学校の部活まで、スポーツの現場のあらゆる場面に「ボジディブ思考」が採用されています。そしてスポーツ選手が堂々と明るい表情でインタ…

kage
4年前
2

自己紹介と「やりたいこと」と「できること」

初めまして。 出戻りコーチKAGEと申します。 なぜ私が「出戻りコーチ」と名乗っているかというと、一度テニス界を退いたからです。元々コーチとしてスクールで老人から子…

kage
4年前
18
「質問力」話し上手はここが違う(齋藤孝著)

「質問力」話し上手はここが違う(齋藤孝著)

「強くなるジュニア選手は何が違うか?」

この問いには、なかなか一言では答えられません。もちろん運動センスや背の高さ、体格の良さ、頭の良さ、メンタルの強さなど色々な基準があるかと思います。人によって答えは千差万別でしょう。

でも、私は確信を持って言えます。「強くなるジュニアはコミュニケーション力が高い」と。

特に、小学生の時に無名だったのに高校生の時にブレイクした子、体力的には劣っているのに勝

もっとみる
「鬼滅の刃」の言葉でテニスが強くなる

「鬼滅の刃」の言葉でテニスが強くなる

現在、大ブレイク中の「鬼滅の刃」

先月から上映された「劇場版、無限列車編」も公開から1カ月で興行収入233億円を記録するほどの大人気です。

多くの人の心を動かした「鬼滅の刃」

一見ただのマンガに見えますが、私はそこに深い人生哲学を感じました。そこで、今回のNOTEでは「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)を見ながら、テニスで成長する・強くなるポイントについて考えてみたいと思い

もっとみる
英語日記 BOY

英語日記 BOY

私はテニス選手に英語が必要だと考えています。

もちろん国際大会に出場する時に英語が話せないと苦労するから・・・という当然の理由もありますが、実はテニスを普通にプレーする上でも、英語を話せることが大きなアドバンテージになるのです。

「本当に?」

と疑問に思う人もいるかもしれません。でも、外国人のテニスと日本人のテニスは全く違います(昔ほどではなくなりましたが)。我々日本人が外国人のテニスから学

もっとみる
群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

前回、「失敗学のすすめ」というNOTEを書きましたが、力を入れすぎて、とても長文になってしまいました。全部読んでくださった方はいらっしゃるのかな・・・(汗)

そこで今回は趣向を変え、すぐ読める短いNOTEを書きました。テーマは読んでいてアイディアが閃きそうもの3つに絞りましたので、気軽にお読み頂けたら幸いです。

紹介する本について本日ご紹介したいのは「群のルール」という本です。

地球上は弱肉

もっとみる
失敗学のすすめ

失敗学のすすめ

「失敗」とは、皆さんにとってどんなイメージでしょうか?

スポーツ・・・例えばテニスにおいての「失敗」は「ミス」と言い換えることができるかと思います。打ったボールがネットにかかるなどのような技術的なミス。相手待ち構えているところにボールを打ってしまうという戦略的ミス。カウントを間違えるなどのケアレスミス。はたまたエントリーミスや試合の遅刻だって「ミス」や「失敗」と言えるでしょう。

そんなテニスの

もっとみる
努力不要論(努力したら負け)

努力不要論(努力したら負け)

「努力」これほど運動部にぴったりな言葉はありません。

スポーツで結果を残すには、「沢山の練習時間」「地味なトレーニング」「厳しい規律」などが必要で、頑張って、頑張って、頑張って努力した人間が勝負で勝てる・・・そう信じる選手や指導者は今でも少なく無いでしょう。

ところが最近、脳科学という学問が発達し、どうやらそうではないらしいということがわかってきました。「努力」や「頑張る」が重要ではないという

もっとみる
春にして君を離れ

春にして君を離れ

今回は人間関係について学ぶことが出来る小説をご紹介します。著者はミステリーの女王、アガサ・クリスティー。作品名は「春にして君を離れ」です。

アガサ・クリスティーにしては珍しいミステリーではない作品で、1944年に発表する前、わずか3日で書き上げたという異色の物語。

小説のあらすじ時代は第二次世界大戦が始まる少し前。主人公は弁護士の夫を持ち、自己評価の高い主婦ジョーン・スカダモア。イギリスに住む

もっとみる
鈍足バンザイ!

鈍足バンザイ!

現在、選手育成の最前線だけでなく学校の部活まで、スポーツの現場のあらゆる場面に「ボジディブ思考」が採用されています。そしてスポーツ選手が堂々と明るい表情でインタビューに答えている姿をテレビで見ることも珍しくありません。今やスポーツにおいてボジティブ思考は当たり前。

しかし、実際の私たちの身の回りはどうでしょう?

確かにポジティブな人も増えてきていますが、まだまだネガティブな人、またはそのどちら

もっとみる

自己紹介と「やりたいこと」と「できること」

初めまして。
出戻りコーチKAGEと申します。

なぜ私が「出戻りコーチ」と名乗っているかというと、一度テニス界を退いたからです。元々コーチとしてスクールで老人から子供まで幅広くテニスを指導していましたが、肩の怪我と自分の将来のことを考え、テニスラケットを置くことにしました。(15年前)

しかし去年、お付き合いがある私立学校の先生より、「テニス部を強化部とし、学校を上げて応援することになったので

もっとみる