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しばらくテニス業界から離れて観戦オンリーでしたが、最近私学の強化コーチに就任しました。…

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しばらくテニス業界から離れて観戦オンリーでしたが、最近私学の強化コーチに就任しました。選手を影からサポートしたい。利き腕は故障。アイコンはカルロビッチ。趣味は読書。ATP大会出場経験あり。テニス選手が自分の意見を言うことを支持してます。

最近の記事

「質問力」話し上手はここが違う(齋藤孝著)

「強くなるジュニア選手は何が違うか?」 この問いには、なかなか一言では答えられません。もちろん運動センスや背の高さ、体格の良さ、頭の良さ、メンタルの強さなど色々な基準があるかと思います。人によって答えは千差万別でしょう。 でも、私は確信を持って言えます。「強くなるジュニアはコミュニケーション力が高い」と。 特に、小学生の時に無名だったのに高校生の時にブレイクした子、体力的には劣っているのに勝負で勝つ子、高校からテニスを始めたのにかなり強くなる子は比較的よく喋り人の話をし

    • 「鬼滅の刃」の言葉でテニスが強くなる

      現在、大ブレイク中の「鬼滅の刃」 先月から上映された「劇場版、無限列車編」も公開から1カ月で興行収入233億円を記録するほどの大人気です。 多くの人の心を動かした「鬼滅の刃」 一見ただのマンガに見えますが、私はそこに深い人生哲学を感じました。そこで、今回のNOTEでは「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)を見ながら、テニスで成長する・強くなるポイントについて考えてみたいと思います。 冨岡義勇 (とみおかぎゆう)の言葉「絶望するな」「怒れ」「許せないとい

      • 英語日記 BOY

        私はテニス選手に英語が必要だと考えています。 もちろん国際大会に出場する時に英語が話せないと苦労するから・・・という当然の理由もありますが、実はテニスを普通にプレーする上でも、英語を話せることが大きなアドバンテージになるのです。 「本当に?」 と疑問に思う人もいるかもしれません。でも、外国人のテニスと日本人のテニスは全く違います(昔ほどではなくなりましたが)。我々日本人が外国人のテニスから学べることは沢山あると私は考えています。だらか英語を話したい。 今の日本のトップ

        • 群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

          前回、「失敗学のすすめ」というNOTEを書きましたが、力を入れすぎて、とても長文になってしまいました。全部読んでくださった方はいらっしゃるのかな・・・(汗) そこで今回は趣向を変え、すぐ読める短いNOTEを書きました。テーマは読んでいてアイディアが閃きそうもの3つに絞りましたので、気軽にお読み頂けたら幸いです。 紹介する本について本日ご紹介したいのは「群のルール」という本です。 地球上は弱肉強食。弱いものは強いものに捕食され、環境に適応できなかった生物は絶滅します。

        「質問力」話し上手はここが違う(齋藤孝著)

          失敗学のすすめ

          「失敗」とは、皆さんにとってどんなイメージでしょうか? スポーツ・・・例えばテニスにおいての「失敗」は「ミス」と言い換えることができるかと思います。打ったボールがネットにかかるなどのような技術的なミス。相手待ち構えているところにボールを打ってしまうという戦略的ミス。カウントを間違えるなどのケアレスミス。はたまたエントリーミスや試合の遅刻だって「ミス」や「失敗」と言えるでしょう。 そんなテニスの現場で頻繁に目にする「失敗」ですが、「失敗について慎重になりすぎている人が多いの

          失敗学のすすめ

          努力不要論(努力したら負け)

          「努力」これほど運動部にぴったりな言葉はありません。 スポーツで結果を残すには、「沢山の練習時間」「地味なトレーニング」「厳しい規律」などが必要で、頑張って、頑張って、頑張って努力した人間が勝負で勝てる・・・そう信じる選手や指導者は今でも少なく無いでしょう。 ところが最近、脳科学という学問が発達し、どうやらそうではないらしいということがわかってきました。「努力」や「頑張る」が重要ではないということです。確かに努力で勝ち上がった日本人選手が、海外の試合では勝てないという例は

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          春にして君を離れ

          今回は人間関係について学ぶことが出来る小説をご紹介します。著者はミステリーの女王、アガサ・クリスティー。作品名は「春にして君を離れ」です。 アガサ・クリスティーにしては珍しいミステリーではない作品で、1944年に発表する前、わずか3日で書き上げたという異色の物語。 小説のあらすじ時代は第二次世界大戦が始まる少し前。主人公は弁護士の夫を持ち、自己評価の高い主婦ジョーン・スカダモア。イギリスに住む彼女がバグダット(イラク)に住んでいる娘の急病を見舞った帰り道、彼女が乗車する予

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          鈍足バンザイ!

          現在、選手育成の最前線だけでなく学校の部活まで、スポーツの現場のあらゆる場面に「ボジディブ思考」が採用されています。そしてスポーツ選手が堂々と明るい表情でインタビューに答えている姿をテレビで見ることも珍しくありません。今やスポーツにおいてボジティブ思考は当たり前。 しかし、実際の私たちの身の回りはどうでしょう? 確かにポジティブな人も増えてきていますが、まだまだネガティブな人、またはそのどちらにも属しない人も多いですよね。では、そんなポジティブではない人たちはどうしたら良

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          自己紹介と「やりたいこと」と「できること」

          初めまして。 出戻りコーチKAGEと申します。 なぜ私が「出戻りコーチ」と名乗っているかというと、一度テニス界を退いたからです。元々コーチとしてスクールで老人から子供まで幅広くテニスを指導していましたが、肩の怪我と自分の将来のことを考え、テニスラケットを置くことにしました。(15年前) しかし去年、お付き合いがある私立学校の先生より、「テニス部を強化部とし、学校を上げて応援することになったので、部活をご指導いただけませんか?」とお話をいただき、本業を他に持ちつつも部活を指

          自己紹介と「やりたいこと」と「できること」