コント。開かない瓶の蓋。
もしもし。
「こちら開かない瓶の蓋、相談窓口でございます」
すみません。瓶の蓋が開かなくて困ってますけど。
「お客様。お急ぎですか?」
そうですね。朝食が食べれなくて。
「お急ぎということですね」
「そうしましたら、こちらの説明はした方がよろしいでしょうか」
どのような内容ですか。
「こちらでは、握力30キロ、50キロ、100キロの順でご案内してます」
100キロいるの!?
「ええ。アームレスリングのチャンピオンの方です」
確実なのは100キロですか?
「そうですが、万が一瓶を割ってしまうということもあります」
その場合はどうなりますか?
「こちらでは瓶の蓋を開けるためだけなので瓶が割れてしまった場合はお客様自信になります」
そうですか。
となると30キロの方がいいのかな。
「しかし30キロで開かない場合もございます」
「ちなみにどのような瓶でしょうか?」
えーと、ブルーベリージャムの瓶です。
「となると朝食はトーストですか?」
良くわかりましたね!!!
「この業界長いので」
カッケー!!!
えーでもどうしようかな。急ぎだしな。
「お客様。それでしたらお急ぎプランというのはいかがでしょうか?」
お急ぎプラン?
「まず、30キロの方に開けてもらいます。ダメなら50、100の順に開けてもらいます」
え、でも、もし、30キロで開いた場合はどうなりますか?
「その場合、次回、50キロ、100キロの割引券を、お渡しします」
じゃあ、お急ぎプランで。
「お急ぎプラン一丁!」
「では、お待ち下さい」
5分後。
「お待たせしました。握力30キロです」
「開かない瓶の蓋はどれですか?」
これです。
「このタイプのブルーベリージャムの瓶の蓋か」
「耐久力。蓋が5。瓶が7って所かな」
開きますか?
「最善を尽くします」
頼む!開いてくれ!瓶の蓋!
「そいや!」
あ、開いた!
「蓋、瓶、ジャム、全て無事ですよ!」
ありがとうございます!
「では、こちら次回の割引券になります」
「また、何かあったらいってください」
ありがとうございます!
カッケー!
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夢はnoteの売上でキャンプすることです。 後、ニンテンドースイッチです。 後、書籍化です。