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2021年8月の記事一覧
ここからヴィンテージをつくるということ。
とうとう、2000年代生まれ、Z世代の花嫁さまがウェディングドレスのオーダーにいらっしゃった。
インスタグラムでわたしのエシカルウェディングドレスの活動と、オーダードレスの作品を見てくださって、はるばる遠方からお母さまと一緒に。
ついこの間まで10代だった花嫁さま。彼女たちはまったく新しい価値観でものごとを決める。エシカルやヴィーガン、SDGsは当たり前の世代だ。まぶしい。新しい時代がやってき
「今いる日常から創造がなされる」 宮沢賢治のはたらき方
とてもじゃないけど、時間がなくて「創作」にまで気持ちがまわらない。
というのも今、本業・副業・学業・主婦業という四つの「業」を同時進行しているからだ。とはいえすべて自分から選んだ道である。けれども気がつくといつも時間に追われている。時間さえあれば、もっと創作活動をすることができるのに。そう思っていた。
どうすれば時間を作ることができるのか副業や学業を始めたのはコロナがきっかけだった。本業のウェ
文学とファッション 抜き書きしながらロックすぎて心震える 「女たちのテロル」 ブレイディみかこ
文章の上達法のひとつに「抜き書き」という方法がある。通っている通信制大学(文芸)の講義で教わったことでもあるが、わりと有名な方法らしく、様々な文章上達法を書いた本にも書いてあった。
「この時代に手で書くって、アナログだなぁ」
と思いつつ、やってみたらなんかすごい、ってなった。わたしが抜き書きしたのが、「女たちのテロル」ブレイディみかこ
表紙に惹かれ、あまり内容を知らずに直感的に選んだ本だった
衣服の持つ宿命を背負って 石内都展とわたしの「ひろしま」
見に行くのに覚悟が必要だった。
先月まで西宮市大谷記念美術館で開催されていた「見える見えない、写真のゆくえ」石内都展 だ。
石内都 写真家 1947年群馬県生まれ。染織を学んだ後、独学で写真技術を習得した石内は、独自のモノクロームの写真表現で1979年に木村伊兵衛賞を受賞。以後、身体にのこる傷跡、母親の下着や口紅といった遺品などを撮ることで、目には見えない「時間」を写真に写しこむ試みを続けてき